TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025075359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186460
出願日2023-10-31
発明の名称粒状農薬組成物
出願人クミアイ化学工業株式会社
代理人
主分類A01N 25/12 20060101AFI20250508BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】農薬活性成分の徐放性および造粒性に優れる農薬組成物を提供することである。
【解決手段】農薬活性成分、樹脂エマルション、結合剤および固体担体を含有する粒状農薬組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
農薬活性成分、樹脂エマルション、結合剤および固体担体を含有する粒状農薬組成物。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
農薬活性成分が、イプロベンホス、ジクロベンチアゾクス、チオベンカルブ、ピリミスルファン、ピリベンカルブ、ピロキサスルホン、フェノキサスルホン、フェンキオントリオン、フルキサピロキサド、ベンスルフロンメチル、ベンチアバリカルブイソプロピル、メパニピリムおよびメプロニルの群から選ばれるものである、請求項1に記載の粒状農薬組成物。
【請求項3】
樹脂エマルションの主成分が、アクリル・スチレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニル・アクリル共重合体、酢酸ビニル・アクリル共重合体およびアクリル重合体の群から選ばれるものである、請求項1に記載の粒状農薬組成物。
【請求項4】
樹脂エマルションの主成分が、常温で粉状のものである、請求項3に記載の粒状農薬組成物。
【請求項5】
結合剤が、デキストリン、澱粉、加工澱粉類およびセルロースエーテル類の群から選ばれるものである、請求項1に記載の粒状農薬組成物。
【請求項6】
固体担体が、石英クレー、カオリンクレー、ベントナイト、珪藻土および炭酸カルシウムの群から選ばれるものである、請求項1に記載の粒状農薬組成物。
【請求項7】
短径が0.3-1.7mmである、請求項1に記載の粒状農薬組成物。
【請求項8】
短径が1-1.5mmである、請求項7に記載の粒状農薬組成物。
【請求項9】
請求項8に記載の粒状組成物を育苗箱に施用する、粒状農薬組成物の使用。
【請求項10】
農薬活性成分、樹脂エマルション、結合剤および固体担体を混合するステップ;得られた混合物に所定量の水を加えて混錬するステップ、得られた混錬物を造粒するステップ、ならびに;得られた造粒物を加熱乾燥して農薬粒剤を得るステップを含む、粒状農薬組成物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農薬活性成分の徐放性および造粒性に優れる農薬粒剤の組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
農薬粒剤は農薬活性成分、担体、界面活性剤および結合剤等のその他補助剤を混合したものに加水して混練しながら押出し造粒機を用いて造粒することで製造される。その際、形状が良好な粒剤が高収率で得られる造粒性の優れた製剤が望まれる。また、農薬粒剤は粉立ちが少なく、安全性、利便性に優れるが、農薬活性成分によっては短期間に放出されることで、農作物への薬害が生じることがあり、効果の持続性に課題がある。
【0003】
そこで、農薬活性成分の徐放化技術が研究されており、特許文献1では(a)農薬活性成分と(b)エチレン・アクリル酸共重合体エマルションを必須成分とする放出制御技術が報告されている。
【0004】
さらに、樹脂エマルションを噴霧乾燥して製造される粉末状樹脂は、農薬用造粒結合剤としても利用可能であることが知られている(特許文献2)。
【0005】
しかし、例えばアクリル・スチレン共重合体を主成分とする室温で固体の樹脂エマルションを用いた際、農薬活性成分によっては十分な徐放効果を得られないことがあった。さらに、粉末状樹脂を結合剤として利用した場合、造粒物が脆く整粒に耐えにくい欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-055303号
特開2005―002081号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、農薬活性成分の徐放性および造粒性に優れる農薬組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく研究を行った結果、農薬活性成分、樹脂エマルション、結合剤および固体担体を含有する粒状農薬組成物が上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
即ち、本発明は、以下の内容のものである。
【0010】
[1]農薬活性成分、樹脂エマルション、結合剤および固体担体を含有する粒状農薬組成物。
[2]農薬活性成分が、イプロベンホス、ジクロベンチアゾクス、チオベンカルブ、ピリミスルファン、ピリベンカルブ、ピロキサスルホン、フェノキサスルホン、フェンキオントリオン、フルキサピロキサド、ベンスルフロンメチル、ベンチアバリカルブイソプロピル、メパニピリムおよびメプロニルの群から選ばれるものである、前記1に記載の粒状農薬組成物。
[3]樹脂エマルションの主成分が、アクリル・スチレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニル・アクリル共重合体、酢酸ビニル・アクリル共重合体およびアクリル重合体の群から選ばれるものである、前記1に記載の粒状農薬組成物。
[4]樹脂エマルションの主成分が、常温で粉状のものである、前記3に記載の粒状農薬組成物。
[5]結合剤が、デキストリン、澱粉、加工澱粉類およびセルロースエーテル類の群から選ばれるものである、前記1に記載の粒状農薬組成物。
[6]固体担体が、石英クレー、カオリンクレー、ベントナイト、珪藻土および炭酸カルシウムの群から選ばれるものである、前記1に記載の粒状農薬組成物。
[7]短径が0.3-1.7mmである、前記1に記載の粒状農薬組成物。
[8]短径が1-1.5mmである、前記7に記載の粒状農薬組成物。
[9]前記8に記載の粒状組成物を育苗箱に施用する、粒状農薬組成物の使用。
[10]農薬活性成分、樹脂エマルション、結合剤および固体担体を混合するステップ;得られた混合物に所定量の水を加えて混錬するステップ、得られた混錬物を造粒するステップ、ならびに;得られた造粒物を加熱乾燥して農薬粒剤を得るステップを含む、粒状農薬組成物の製造方法。
[11]農薬活性成分が、イプロベンホス、ジクロベンチアゾクス、チオベンカルブ、ピリミスルファン、ピリベンカルブ、ピロキサスルホン、フェノキサスルホン、フェンキオントリオン、フルキサピロキサド、ベンスルフロンメチル、ベンチアバリカルブイソプロピル、メパニピリムおよびメプロニルの群から選ばれるものである、前記10に記載の製造方法。
[12]樹脂エマルションの主成分が、アクリル・スチレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニル・アクリル共重合体、酢酸ビニル・アクリル共重合体およびアクリル共重合体の群から選ばれるものである、前記10に記載の製造方法。
[13]樹脂エマルションの主成分が、常温で粉状のものである、前記12に記載の製造方法。
[14]結合剤が、デキストリン、澱粉、加工澱粉類およびセルロースエーテル類の群から選ばれるものである、前記10に記載の製造方法。
[15]造粒するステップを押し出し造粒方式で行うものである、前記10の製造方法。
[16]農薬活性成分、樹脂エマルション、結合剤および固体担体を混合し、混錬物を得るまでの一連のステップにおいて、混合物および混錬物を加温しないことを特徴とする、前記10に記載の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
枝切機
9日前
個人
苗キャップ
6日前
個人
飼槽
16日前
個人
ペット用フード容器
15日前
個人
園芸用自走車
10日前
井関農機株式会社
育苗培地
21日前
株式会社アテックス
草刈機
2日前
井関農機株式会社
作業車両
23日前
株式会社アピア
ルアー
14日前
個人
水耕栽培システム
3日前
個人
害虫捕獲装置
21日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
20日前
井関農機株式会社
作業車両
13日前
井関農機株式会社
作業車両
2日前
株式会社ダイイチ
海苔網の酸処理船
1か月前
株式会社LIXIL
検知装置
17日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
移植機
20日前
住友化学株式会社
植物病害防除方法
23日前
株式会社丹勝
TK防草植込式緑化工法
21日前
個人
ペット用歯磨き用具セット
8日前
松山株式会社
草刈作業機
1か月前
池田食研株式会社
腹足類の駆除忌避剤
1か月前
ダイハツ工業株式会社
草刈り機
6日前
株式会社サタケ
穀物タンクの換気装置
1か月前
ニシム電子工業株式会社
散布装置
1か月前
関東農機株式会社
ロータリ管理機
2日前
井関農機株式会社
作業車両
21日前
合同会社小林知財研鑽処
液体空気散布船
3日前
株式会社シマノ
釣竿及び着脱部材
21日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
1か月前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
1か月前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
1か月前
株式会社クボタ
作業車
今日
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
13日前
クミアイ化学工業株式会社
粒状農薬組成物
21日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
13日前
続きを見る