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公開番号
2025057800
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167551
出願日
2023-09-28
発明の名称
釣竿および釣糸係止部材
出願人
株式会社シマノ
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
87/00 20060101AFI20250402BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】釣りの最中に簡単に調子を変えることができる釣竿を提供すること。
【解決手段】釣竿10は、複数のブランクが振出形式で継がれることにより構成される。穂先竿11に4つの釣糸係止部材21から24が並設されている。これらは、弾性に富む金属製線材からなり、釣竿10の長手方向15に沿って並んでいる。各釣糸係止部材21から24は、本体28と脚29とを有する。脚29は、中間部分にて角度θだけ湾曲されている。本体28は、脚29に連続する収束部33と、これに連続する先鋭部34とを有する。収束部33が第1溝35を形成し、先鋭部34が第2溝36を形成する。第2溝36の溝幅40は、第1溝35の溝幅よりも狭く、仕掛けを構成する釣糸が係止ないし連結される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
竿本体と、
前記竿本体の長手方向に並設され、釣糸を係止できる複数の釣糸係止部材と、を備える釣竿。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記複数の釣糸係止部材のうち少なくとも一つは、前記釣糸を案内する案内部を有する、請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
前記複数の釣糸係止部材は、
前記釣糸に設けられる被係止部を係止できる係止部を有する、請求項1または2のいずれかに記載の釣竿。
【請求項4】
前記複数の釣糸係止部材のうち少なくとも一つは、
前記係止部が前記竿本体から離れる第1姿勢と、前記係止部が前記竿本体に近づく第2姿勢との間で変化するように前記竿本体に設けられる、請求項3に記載の釣竿。
【請求項5】
前記係止部は、前記被係止部が挟み込まれる挟持溝を有する、請求項3または4のいずれかに記載の釣竿。
【請求項6】
前記釣糸係止部材は、金属製線材からなる、請求項1から4のいずれか一項に記載の釣竿。
【請求項7】
前記釣糸係止部材は、単一の金属製線材からなる、請求項6に記載の釣竿。
【請求項8】
竿本体に取り付けられる竿取付部と、
釣糸に設けられる被係止部を係止できる係止部と、を備え、
前記係止部は、前記竿本体から離れる第1姿勢と、前記竿本体に近づく第2姿勢との間で変化する、釣糸係止部材。
【請求項9】
前記釣糸を案内する案内部を有する、請求項8に記載の釣糸係止部材。
【請求項10】
前記係止部は、前記被係止部が挟み込まれる挟持溝を有する、請求項8に記載の釣糸係止部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、釣竿、具体的には釣糸リールが使用されない延べ竿の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
渓流釣りや鮎釣りでは、釣糸リールが使用されない延べ竿(以下、「釣竿」)が一般に使用される。釣竿は、複数のブランクが所定の継ぎ形式(典型的には振出式)で継がれることにより構成される。実釣において、最も竿先側に配置される穂先竿の硬さは、きわめて重要である。この場合の「硬さ」とは、曲げモーメントが作用したときの穂先竿のベンディングカーブの態様であり、いわゆる「調子」とも称される。一定の曲げモーメントが穂先竿に作用したときに上記ベンディングカーブが緩やかであるほど、釣人は「穂先が硬い」と感じる。
【0003】
たとえば友釣りにおいて、穂先竿が硬い場合、釣人は囮鮎の操作がしやすいという利点があるが、囮鮎が弱りやすいというデメリットもある。このデメリットは、穂先竿が軟らかい場合に解消するが、釣人は囮鮎の操作がしにくくなる。このため、釣場の状況に応じて穂先竿の硬さを変更したいという要請があり、従来、釣りの最中に穂先竿の交換という作業が行われることもある。なお、釣糸リールが使用される釣竿では、釣竿本体に作用する曲げモーメントの大きさに応じて調子を変化させる構造が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-39494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、振出式の釣竿の場合、釣場での穂先竿の交換作業は煩雑である。すなわち、釣人は、釣竿を縮短させて仕掛けを穂先竿から外し、尻栓を取り外した後に穂先竿を抜き取り、他の穂先竿と入れ替える。再び、釣人は、この入れ替えた穂先竿に仕掛けを連結し、釣竿を伸長させる。このような作業を釣場にて行うのは容易ではない。
【0006】
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、実釣において簡単に調子を変えることができる釣竿を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 上記課題を解決するために、本件発明の第1側面の釣竿は、竿本体と、前記竿本体の長手方向に並設され、釣糸を係止できる複数の釣糸係止部材とを備える。
【0008】
この構成によれば、最も竿先側の釣糸係止部材(便宜的に「先端部材」と称する。)に釣糸が係止された場合、釣竿は、魚がヒットしたときに曲げモーメントおよび先端部材を作用点とする軸力を受ける。また、前記釣糸が前記先端部材に挿通され、前記先端部材よりも竿尻側に配置された釣糸係止部材(便宜的に「後方部材」と称す。)に釣糸が係止された場合、釣竿は、後方部材を作用点とする軸力および曲げモーメントを受けるが、釣竿のうち前記後方部材よりも先端側の部分は、曲げモーメントのみを受ける。このため、釣人にとって前者は「竿が硬い」と感じ、後者は「竿が軟らかい」と感じる。より竿尻側に配置された釣糸係止部材に前記釣糸が係止された場合は、釣人は、より一層「竿が軟らかい」と感じる。すなわち、釣人は、釣糸を係止する釣糸係止部材を選択することにより、釣竿の硬さないし調子を変更することができる。
【0009】
(2) 本件発明の第1側面にしたがう第2側面の釣竿においては、前記複数の釣糸係止部材のうち少なくとも一つは、前記釣糸を案内する案内部を有する。
【0010】
この構成によれば、一の釣糸係止部材に係止された釣糸は、他の釣糸係止部材の案内部により案内される。したがって、前記釣糸と前記他の釣糸係止部材との間に生じる摩擦力が抑えられる。その結果、釣人が所望する釣竿の硬さないし調子が常に一定となる。
(【0011】以降は省略されています)
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