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公開番号
2025052734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161593
出願日
2023-09-25
発明の名称
保定袋
出願人
株式会社クロス・クローバー・ジャパン
代理人
個人
主分類
A01K
13/00 20060101AFI20250328BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】保定袋を装着する作業者が1名であっても、スムーズかつ簡易な装着を可能とする構造を有する保定袋を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる保定袋は、四肢動物の四肢及び胴体を包囲可能な面積で裁断された矩形状の袋体基部と、前記袋体基部の対向する長辺の各々に取り付けられ、前記四肢及び胴体を前記袋体基部で包囲して前記四肢動物の背部で開閉自在に筒状袋体を形成する留め具と、前記袋体基部の一方の短辺の両端が係合可能な係合部と、前記係合部によって、前記筒状袋体の長手方向の上端に開口された頸部固定部と、前記筒状袋体の長手方向の下端に開口された尻尾取出部と、前記筒状袋体の内周面を構成する前記袋体基部の上面の中間領域に、帯状体を長手方向の中間部で固着し、前記袋体基部の短手方向に横断させ、前記長手方向の両端を前記上面で周長を調整可能に環状接合する胴部固定部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
四肢動物の四肢及び胴体を包囲可能な面積で裁断された矩形状の袋体基部と、
前記袋体基部の対向する長辺の各々に取り付けられ、前記四肢及び胴体を前記袋体基部で包囲して前記四肢動物の背部で開閉自在に筒状袋体を形成する留め具と、
前記袋体基部の一方の短辺の両端が係合可能な係合部と、
前記係合部によって、前記筒状袋体の長手方向の上端に開口された頸部固定部と、
前記筒状袋体の長手方向の下端に開口された尻尾取出部と、
前記筒状袋体の内周面を構成する前記袋体基部の上面の中間領域に、帯状体を長手方向の中間部で固着し、前記袋体基部の短手方向に横断させ、前記長手方向の両端を前記上面で周長を調整可能に環状接合する胴部固定部と、を有する保定袋。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記留め具は、前記係合部が設けられた短辺に対向する他方の短辺を下端とし、前記袋体基部で包囲したときに前記四肢動物の肩甲骨後部に対応する位置を上端として取り付けられ、前記留め具が前記下端から上端まで閉状態で、前記頸部固定部と前記閉状態の上端との間に前記四肢動物の背部を露出可能とするスリット部が形成された請求項1記載の保定袋。
【請求項3】
前記留め具は、前記長辺の各々に取り付けられて並行配置された2本のエレメントからなるスライドファスナで構成され、前記2本のエレメントのいずれか一方のエレメントと前記袋体基部によって包囲された四肢動物の背部との間に介在する位置に、前記エレメントと同じ長さで前記エレメントに付設された巻込防止片を有し、前記四肢動物の背毛を覆う胴部固定部とともに、前記背毛の巻き込み防止を可能とする請求項1又は請求項2記載の保定袋。
【請求項4】
前記留め具は、任意の位置で開閉可能な両開き式スライドファスナである請求項1記載の保定袋。
【請求項5】
前記係合部が設けられた前記一方の短辺は、一端に係合舌片を設け、係合する他端との間に前記頸部固定部の周長を伸縮自在とする襞部を形成し、前記他方の短辺は、全長に渡って形成された挿通部と、前記挿通部に挿通された紐と、前記挿通部に形成された紐の引出孔と、引出孔から2条で引き出された前記紐を挿通し、任意の位置で係止するコードストッパとを有し、前記コードストッパによって前記尻尾取出部の周長を拡縮自在とする請求項2記載の保定袋。
【請求項6】
前記中間領域の長手方向の全長に渡ってライン状の脱着部を設け、前記胴部固定部は、前記帯状体の前記脱着部に対向する面に、前記脱着部と同大の遮蔽片を貫通し、前記帯状体が前記長手方向にスライド可能な貫通孔を有し、前記貫通孔は、前記脱着部の任意の位置で固着可能な固着部を有し、前記遮蔽片は前記固着部によって固着された部分以外の脱着部の脱着面を遮蔽する請求項1又は請求項2記載の保定袋。
【請求項7】
前記係合舌片に隣接又は連続して前記スリット部を塞ぐ閉塞片を設けた請求項5記載の保定袋。
【請求項8】
前記袋体基部は、前記四肢動物が立位状態で収容可能な内部空間を形成する筒状袋体の幅長を有する請求項1又は請求項2記載の保定袋。
【請求項9】
前記四肢動物を包囲した筒状袋体に、前肢の一方又は双方を取出し可能な開閉孔と、採尿可能な開閉孔とを設けた請求項1又は請求項2記載の保定袋。
【請求項10】
前記四肢動物を包囲した筒状袋体に、前記四肢を抜き出し可能な抜出孔を設けた請求項1又は請求項2記載の保定袋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書における開示は、四肢動物の動きを封じて保定する保定袋に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
猫、犬などの四肢動物の診察、処置、またはトリミング、グルーミングを安全に行うためには、個体の保定が必要になる。前記四肢動物は、本能的に四肢の拘束を忌避しようとするため、保定措置に対して抵抗する。特に、典型的な愛玩動物である猫、犬は、一般に関節が柔らかく、保定者が手で体躯を抑えるだけでは保定状態を維持することは難しい。
【0003】
従来、前記保定状態を安定的に維持するために、各種保定袋が提案されてきた。例えば、筒状袋体の両端部に締付ロープを挿通し、袋体の略中央に固定用帯を設けた犬猫の治療用の保定袋が提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、布地を用いた袋状素材の両端部に大きさ(径)の異なる穴を設け、かつ前記両端部の周囲にそれぞれ絞り紐を装着したペット携帯診断作業用の保定袋が提案されていた(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
また、動物の胴体を収容するための内部空間を有する胴体収容部と、上記胴体収容部の内部空間と連通された上記動物の頭部を収容するための内部空間を有する頭部収容部と、上記連通部分に上記動物の首部を固定する固定具と、上記固定具により固定された上記動物の特定部位のみを露出させる切り込みとを具える保定袋が提案されていた(例えば、特許文献3参照。)。
【0006】
また、猫等の小動物を頭部が露出した状態で収容し、前記小動物の背中に沿った部分を開閉可能とし、頭部を露出させる開口の近傍に、前記小動物の首に直接巻き付けられる内留め具が設けられており、さらに、前記小動物の胴体部分を外側から締め付ける背部ベルトを有する保定袋が提案されていた(例えば、特許文献4参照。)。
【0007】
動物を直接に包み込むための内側布材と、前記内側布材の上から更に包み込むための外側布材からなり、前記内側布材は、吸湿性が高い布生地で四角形状の第1の布と、前記第1の布の2か所に長さを適宜調整できるように固定した紐材とからなり、前記外側布材は、多角形状で表面に起毛されている第2の布と、前記第2の布の一辺の両隣の二辺の端部付近に固定された四角形状の第3の布及び第4の布と、前記第3の布と前記第4の布の端部に固定された面ファスナと、前記第2の布の角部のうち前記第3の布と前記第4の布が固定されていない他の角部に固定されている面ファスナからなる保定袋が提案されていた(例えば、特許文献5参照。)。
【0008】
さらに、実際に流通している保定袋として、典型的なものとしては、猫の背中から全身に被せる布状の本体部を有する保定袋であって、首周りを固定する紐と前記猫に被せた本体部を外側から固定する腹側結び紐と、背部で前記本体部を袋状に閉じるファスナを備えたものが販売されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実開昭52-148780号公報
実開平6-48619号公報
特開2002-85433号公報
特開2017-574号公報
特開2022-32885号公報
【非特許文献】
【0010】
Rakuten、猫を保定する猫袋の専門店、猫袋屋 Hoks Family 楽天市場店[令和5年8月26日検索]インターネット<URL:https://www.rakuten.co.jp/nekobukuro-hoks-family/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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