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公開番号
2025095280
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211193
出願日
2023-12-14
発明の名称
作業車
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
A01B
69/00 20060101AFI20250619BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】副変速装置が高速状態のまま、作業装置を用いた作業走行を行ってしまうことを防ぐことができる作業車を提供する。
【解決手段】原動部の動力により作動する走行装置と、対地作業を行うことが可能な作業装置と、原動部から出力された動力を変速可能な主変速装置と、主変速装置から出力された動力を作業装置による作業用の変速状態である第一変速状態と、第一変速状態以外の変速状態である第二変速状態と、に切替可能な副変速装置と、副変速装置が、変速状態を検知する検知部(51,52,53)と、作業装置を用いて対地作業を行うときに、検知部(51,52,53)によって変速状態が第二変速状態であることが検知されると報知を行う報知部(55,56,57)と、が備えられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
原動部の動力により作動する走行装置と、
対地作業を行うことが可能な作業装置と、
前記原動部から出力された動力を変速可能な主変速装置と、
前記主変速装置から出力された動力を、前記作業装置による作業用の変速状態である第一変速状態と、前記第一変速状態以外の変速状態である第二変速状態と、に切替可能な副変速装置と、
前記副変速装置が、前記変速状態を検知する検知部と、
前記作業装置を用いて対地作業を行うときに、前記検知部によって前記変速状態が前記第二変速状態であることが検知されると報知を行う報知部と、が備えられている作業車。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記検知部は、前記副変速装置の上流側の動力の回転数を検出する上流側検出部と、前記副変速装置の下流側の動力の回転数を検出する下流側検出部と、を有し、
前記検知部は、前記上流側検出部の検出結果と前記下流側検出部の検出結果とに基づいて、前記副変速装置が前記変速状態を検知する請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記上流側検出部は、動力伝達経路において前記主変速装置と前記副変速装置との間に設けられ、
前記検知部は、前記上流側検出部が検出した回転数から前記第一変速状態の前記副変速装置の減速比に基づいて算出された仮低速状態回転数が、前記下流側検出部の検出結果と異なるときに前記副変速装置が前記第二変速状態であると検出する請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
前記走行装置は、左右の前輪と左右の後輪とを有し、
前記下流側検出部は、前記後輪の回転数を検出する請求項2に記載の作業車。
【請求項5】
前記検知部は、前記副変速装置の下流側の動力の回転数を検出する下流側検出部を有し、
前記検知部は、前記下流側検出部により検出された前記回転数が、予め設定された回転数である作業回転数を超えたときに、前記副変速装置が前記第二変速状態であることを検知する請求項1に記載の作業車。
【請求項6】
前記検知部は、走行速度を検出する速度検出部を有し、
前記検知部は、前記速度検出部により検出された前記走行速度が、予め設定された速度である作業速度を超えたときに、前記副変速装置が前記第二変速状態であることを検知する請求項1に記載の作業車。
【請求項7】
測位衛星からの電波信号を受信し、経時的に位置情報を取得可能な測位装置が備えられ、
前記速度検出部は前記測位装置から取得した前記位置情報に基づいて前記走行速度を検出する請求項6に記載の作業車。
【請求項8】
前記作業装置は、対地作業を行う作業位置と前記作業位置と異なる非作業位置とに切替可能に構成され、
前記作業装置が、前記非作業位置から前記作業位置に切り替えられたときに、前記検知部によって前記変速状態が前記第二変速状態であることが検知されると、前記報知部が報知を行う請求項1から7のいずれか一項に記載の作業車。
【請求項9】
前記作業装置は、対地作業を行う作業位置と前記作業位置と異なる非作業位置とに切替可能に構成され、
前記作業装置が、前記非作業位置から前記作業位置に切り替えられてから所定時間経過後に、前記検知部によって前記変速状態が前記第二変速状態であることが検知されると、前記報知部が報知を行う請求項1から6のいずれか一項に記載の作業車。
【請求項10】
前記作業装置用のクラッチが入り操作されたときに、前記報知部は、前記検知部によって前記変速状態が前記第二変速状態であることが検知されると報知を行う請求項1から7のいずれか一項に記載の作業車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対地作業を行うことが可能な作業装置を備え、作業装置による作業用の変速状態とそれ以外の変速状態とに切替可能な作業車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の作業車として、例えば、特許文献1に記載されているように、作業装置による作業走行用の低速状態と移動走行用の高速状態とに変速可能な変速装置として副変速装置を備えるものがある。また、このような作業車には、副変速装置の変速操作を可能にする操作具である副変速レバーが備えられている。搭乗者は、副変速レバーを操作して副変速装置の変速操作を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-071716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような作業車では、例えば、作業装置が苗植付装置である場合、高速状態のまま作業を行ってしまうと、苗植付装置の植付アームの植付速度に対して作業車の車速が速過ぎる状態となるため、植付アームで圃場を荒らしてしまう等の不都合を生じてしまうことがある。そのため、作業装置を用いた作業走行を行う場合には、搭乗者は、副変速レバーを操作して副変速装置を低速状態にする必要がある。
【0005】
しかし、搭乗者は、圃場までの移動のときに副変速レバーを操作して副変速装置を高速状態にした場合に、副変速装置が高速状態であることに気が付かずに、そのまま作業装置を用いた作業走行を行ってしまうことがあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、副変速装置が高速状態のまま、作業装置を用いた作業走行を行ってしまうことを防ぐことができる作業車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の作業車は、原動部の動力により作動する走行装置と、対地作業を行うことが可能な作業装置と、前記原動部から出力された動力を変速可能な主変速装置と、前記主変速装置から出力された動力を、前記作業装置による作業用の変速状態である第一変速状態と、前記第一変速状態以外の変速状態である第二変速状態と、に切替可能な副変速装置と、前記副変速装置が、前記変速状態を検知する検知部と、前記作業装置を用いて対地作業を行うときに、前記検知部によって前記変速状態が前記第二変速状態であることが検知されると報知を行う報知部と、が備えられている。
【0008】
この発明によれば、作業装置により対地作業を行うときに、変速状態が、第二変速状態である場合、つまり、作業装置による作業用の変速状態である第一変速状態ではない場合に、報知部によって報知される。報知により、搭乗者は、変速状態が、第二変速状態であることを知ることができる。その結果、副変速装置が高速状態のまま、作業装置を用いた作業走行を行ってしまうことを防ぐことを可能とする。
【0009】
本発明においては、前記検知部は、前記副変速装置の上流側の動力の回転数を検出する上流側検出部と、前記副変速装置の下流側の動力の回転数を検出する下流側検出部と、を有し、前記検知部は、前記上流側検出部の検出結果と前記下流側検出部の検出結果とに基づいて、前記副変速装置が前記変速状態を検知すると好適である。
【0010】
この構成によれば、例えば、上流側検出部として、エンジン回転数を検出する検出装置を使用し、下流側検出部として、後輪の動力の回転数を検出する検出装置等を使用して、副変速装置が第二変速状態であることを検出することができる。そのため、副変速装置の変速状態を切り替える操作具等にセンサー等を設ける必要がなく、副変速装置が第二変速状態であることを検知するために、操作具周りのレイアウト等の変更が必要ないものとすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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