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公開番号
2025097728
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214082
出願日
2023-12-19
発明の名称
農薬用ウクルマ
出願人
株式会社ドクター中松創研
代理人
主分類
A01M
7/00 20060101AFI20250624BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 特殊ドローンで農業を行わせ、豊作にする、又、農業の人手不足を緩和する。
【解決手段】 ドローンと散布機を組み合わせる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ダクト内にプロペラを設け、ダクトに農用資材庫を設け、農薬や種子を入れられるようにし、前記ダクトを畠や樹木の上に浮揚し、前記ダクトから農薬や種子等を散布することにより害虫駆除等農作業及び人労力を緩和効率化する事を特徴とする農薬ドローン等装置。
続きを表示(約 94 文字)
【請求項2】
請求項1に於いて、ダクトを2重にした事にて農薬や種子を強力に散布する事を特徴とする農薬ドローン等装置。
【請求項3】
請求項1及び2の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤や種子の散布を行う農薬用ウクルマ及び使用方法に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
大きな田圃等の農薬散布は、人手が掛かりかつ重労働であるので、動力付き散布機(動散機)、自走式動散機、ヘリコプタ散布、またはドローン等無人機による農薬散布がおこなわれている。
ドローンによる農薬散布で、農水省に認められているのは、水で薄めた液体又は粒体だけであり、ドローンより、噴霧(例えば特許文献1)又は粒状薬剤は拡散散布(例えば特許文献2)や種子蒔きされる。
しかし、粉体状農薬に関しては、農水省の認定外でもあり、微小粉末は舞い上がり等が有りドローン散布はほとんど用いられない。そして、例えば粉体状農薬が入った農用資材庫タンクで地面を自走させ(または作業者に担がせ)、前記粉体状農薬をモータ又はエンジンにて圧送し散布する事のみが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実登3217561
特開2018-130064
特開2023-131582
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドローン等無人機による散布(特許文献1、特許文献2、及び本発明者によるヘリコプタによる空中散布装置特許)では、液体、粒体、又は粉体状の農薬を無人機に載せ、空中より散布させ長時間飛ばして広い面積に散布する場合、浮揚能力を大きくする必要があり、プロペラを大きくして農薬を大量に処理できるようにすると、あまりにもプロペラサイズが大きくなって危険であるという課題がある。
また、ドローンサイズが大きいと、丸い形状であるので、田圃の各辺や角のスペースで散布漏れが出やすくなる課題が発生する。
公知のドローンでは、例えば30~40リッター散布しようとすると、最大積載量は40kg以上必要なので、プロペラは直径1.2m、全体サイズは3m近くの大きさのドローンとなる。大きくて重くて且つコストが高いものとなり、だれでも容易に作業をすることが出来ない。
また、特許文献3のように、農薬の入った農用資材庫を操作者が背負ってドローン迄チューブで圧送する技術では、ドローンは軽くなるかもしれないが長いホースが必要で、絡まって墜落してしまうリスクもある。
さらに、ドローン等無人機で散布する場合、液体、粒体であれば、圧送噴出や粒体の自重で散布後のダウンウオッシュによる舞い上がりが抑えられる。ところが粉体状農薬のように微粉であると圧送散布後に舞い上がったり周囲に農薬が拡散し健康被害をもたらすという課題がある。
また、無人のドローンでは、田んぼ形状が異なるときや、うねっているときは、遠くから自動で動かすのでドローン操作がむつかしくなるという課題がある。
このような課題を解決したのが本発明である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を解決する本発明は、第1のダクト内に2重反転プロペラを設け、前記ダクトの外側に第2ダクトを設け、農作物がダクトに吸い込まれない程度の高さに浮揚し、前記第1のダクトの中央部又は内壁部より農薬を散布する構成としたことを特徴とする農薬散布用ドローン等装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によると、ダクト内に2重反転プロペラを設け且つグランドエフェクトとの組み合わせにより、省スペースで大きな浮揚力が生まれるので、プロペラは小さく出来、本体を軽量化で小サイズに出来、又農薬散布効率が高い効果がある。又、粉体農薬の舞い上がりを少なくできさらに、種子撒きも自動にて出来、稲作等の倒伏を低減することができる。
また、本発明は低空で移動しかつ、内外の第1、第2ダクトを設けたことで、その間隙は空気吸込み部となり撒布効果が良く、散布され上方へ拡散した粉体を吸入する事ができ効率が良く、粉体農薬が周囲に拡散されない、又農薬が少なくて済む効果が有る。よって健康被害が発生しないという効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施形態を示す図であって、(A)上面図、(B)横断面図である。
本発明の第2実施形態を示す横断面図である。
本発明の第3の実施形態を示す図であって、(A)上面図、(B)横断面図である。
本発明の第4の実施形態を示す図であって、(A)上面図、(B)横断面図である。
本発明の第5の実施形態を示す横断面図である。
本発明の第6の実施形態を示す図であって、(A)上面図、(B)横断面図である。
本発明の第7の実施形態を示す図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
現状のドローンによる農薬や種子散布は、前記の如く数々の課題がある。
以下、図面を参照して課題を解決する本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0009】
[第1実施形態]
図1は本発明第1実施形態を示すドローンである。
本発明者が発明したウクルマ(FV)(出願番号 特願2023-177916)の農薬用のドローンである。図1(A)、(B)に示す如く、ダクトの中にトルクを制御する為2重反転プロペラを有するもので、農用資材庫(ホッパ)102を設けダウンウオッシュ60、及びグランドエフェクト61を総合する効果により地表より少々うきあがり、プロペラによる噴出空気の一部を移動用噴出ノズル309より噴出させ移動し、農薬や種子を散布106する。
図1は本発明1重のダクティッドファン装置でダクト外側から農薬や種子を散布する農薬用ドローンである。
前記農用資材庫102に粉状農薬や種子等を入れ、ダクト103の外周に設けたパイプ105のエンドから地面に向かって散布(図1(B))する。
図1(B)に示す1重のダクティッドファン装置による散布方法は、ダクト103の例えば側面に空気取入れ開口部を設け(図示せず)、2重反転プロペラ104により送り出された空気のダウンウオッシュ60が地面で反射して葉の裏に逃げた害虫を殺したり、農作物5に向かって吹き出され浮揚する。
そして、農用資材庫102の農薬などの農品が、漏斗状の農用資材庫(ホッパ)の傾斜面1021に沿ってダクト103の外周面に設けられた農品パイプ105を通って散布106される。グランドエフェクト61により散布農薬が出来るだけ拡散せず農作物に当たるよう農品パイプ105の噴出方向を調整してもよい。また前述のように、散布農薬をダクトの中央のプロペラとモータシャフト内を通り地面に噴出させて散布農薬の拡散を抑制させてもよい。さらに、スカート110をダクトのエッジ(下端部)に設けてもよい。また、外周面に設けられた農品パイプ105は、図1には4か所設けているがこれに限らない。
【0010】
[第2実施形態]
図2は本発明第2実施形態で2重のダクティッドファン装置でプロペラ軸から散布する農薬用ドローンである。
ダクトの中央のプロペラとモータシャフト内を通り地面に向かって真っすぐ散布する(図2)。
尚、2重ダクトと中央散布は別とした発明は、第6実施形態本発明である。
図2に示す2重のダクティッドファンによる散布方法は、2重反転プロペラ104により送り出された空気がダウンウオッシュ60として地面や農作物5に向かって吹き出される。そして、全部又は一部の空気は外側ダクト107と内周ダクト103の隙間109部分により吸入62し、再度プロペラ104に噴出空気が戻る機構となっているため、 本発明ダクティッドファン農薬用ドローンの外部に噴出する空気61は少なく効率が良い。そして、ダクト103内のプロペラ104の中心部に設けられた農用資材庫(ホッパ)102から傾斜部1021でプロペラ軸へ導かれ中央部からホッパの縦部1022より農薬等が散布され、外部へ飛散する。農薬等は抑制され効率的に農作物5へ散布される。更にスカート110を設け浮揚力を向上させ且つ農薬等の拡散を抑制する。また、吸入する空気や農薬等がプロペラ等に損傷を与える事が無いように、内外ダクトの隙間109吸入口部分と、プロペラ104を有するダクト103の上部入口に、フィルタ108を設ける。101は農薬投入口である。
農用資材庫内102の粉体は、重力と振動だけ、又は農用資材庫内に設けられたスクリュー形の回転軸等、により移動し、ダクトの外周下部、またはダクトの中央に導かれ、散布される(図示せず)。
前記スクリュー形の回転軸は、プロペラシャフトとギアやベルトで連結してもよい。
作業者は、本発明無人のドローンを、操縦又は自動プログラムで飛行させて、移動用噴出ノズル309より空気を噴出させて移動し、田圃へ種蒔きや害虫駆除や農薬を散布する。
(【0011】以降は省略されています)
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