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公開番号2025015016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118067
出願日2023-07-20
発明の名称排泄物処理材及びその製造方法
出願人株式会社大貴
代理人個人
主分類A01K 1/015 20060101AFI20250123BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】粒状体の表面に尿が残留しにくい排泄物処理材、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】排泄物処理材1は、疎水性を有する多数の粒状体10からなる。排泄物処理材1は、粒状体群20を備えている。粒状体群20は、上記多数の粒状体10に含まれる使用前の複数の粒状体10が相互に接着してなる。粒状体群20を構成する複数の粒状体10は、粒状体30及び粒状体40を含んでいる。粒状体40は、粒状体30よりも小さい疎水率を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
疎水性を有する多数の粒状体からなる排泄物処理材であって、
前記多数の粒状体に含まれる使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群を備え、
前記粒状体群を構成する前記複数の粒状体は、第1の粒状体と、前記第1の粒状体よりも小さい疎水率を有する第2の粒状体とを含むことを特徴とする排泄物処理材。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排泄物処理材において、
前記第1の粒状体の疎水率をA%とし、前記第2の粒状体の疎水率をB%としたとき、
(A-B)≧10である排泄物処理材。
【請求項3】
請求項2に記載の排泄物処理材において、
(A-B)≧20である排泄物処理材。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記粒状体群は、n個の前記粒状体が相互に接着してなり、
前記nは、2以上5以下の整数である排泄物処理材。
【請求項5】
請求項1乃至3の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記粒状体群の粒径は、当該粒状体群を構成する前記各粒状体の粒径の1.5倍以上3倍以下である排泄物処理材。
【請求項6】
請求項1乃至3の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の粒径は、前記第1の粒状体の粒径に等しい排泄物処理材。
【請求項7】
請求項1乃至3の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体は、前記第1の粒状体と同一組成の材料からなる排泄物処理材。
【請求項8】
請求項1乃至3の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体は、前記第1の粒状体と異なる組成の材料からなる排泄物処理材。
【請求項9】
請求項1乃至3の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記各粒状体は、被覆されていない造粒物からなる排泄物処理材。
【請求項10】
請求項1乃至3の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記各粒状体は、有機物を主材料とする排泄物処理材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排泄物処理材及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の排泄物処理材としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された排泄物処理材は、疎水性(撥水性)を有する複数の粒状体からなり、動物用のトイレに敷設されている。このトイレは、尿を通過させるメッシュ状のシートによって上部空間と下部空間とに区画されている。疎水性の粒状体は、上部空間に配設されている。下部空間には、吸液シートが配設されている。動物が排尿すると、尿は、疎水性の粒状体どうしの隙間を通り抜けて、メッシュ状のシートを通じて下部空間に達する。下部空間に達した尿は、吸液シートによって吸収される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-110700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように疎水性の粒状体は、尿をトイレの下方に導くことにより、尿から発生した悪臭がトイレの外に漏れるのを抑制する。しかしながら、疎水性の粒状体に尿が付着すると、当該粒状体の表面に尿が残留しやすいという問題がある。粒状体の表面に残留した尿は、当該尿からの悪臭がトイレの外に漏れる原因となる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、粒状体の表面に尿が残留しにくい排泄物処理材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による排泄物処理材は、疎水性を有する多数の粒状体からなる排泄物処理材であって、上記多数の粒状体に含まれる使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群を備え、上記粒状体群を構成する上記複数の粒状体は、第1の粒状体と、上記第1の粒状体よりも小さい疎水率を有する第2の粒状体とを含むことを特徴とする。
【0007】
この排泄物処理材においては、第1及び第2の粒状体が設けられている。第2の粒状体の疎水率は、第1の粒状体の疎水率よりも小さい。このように第2の粒状体の疎水率を小さくすることにより、第2の粒状体の表面に尿が残留しにくいことは勿論、第1の粒状体の表面にも尿が残留しにくくなる。第1の粒状体の表面に付着した尿が、当該第1の粒状体の周囲の第2の粒状体の内部に取り込まれるためである。
【0008】
また、本発明による排泄物処理材の製造方法は、疎水性を有する多数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する方法であって、上記多数の粒状体を形成する各粒状体形成工程と、上記各粒状体形成工程において形成された上記多数の粒状体に含まれる使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群を形成する粒状体群形成工程と、を含み、上記各粒状体形成工程は、第1の粒状体を形成する第1の粒状体形成工程と、上記第1の粒状体よりも小さい疎水率を有する第2の粒状体を形成する第2の粒状体形成工程とを含み、上記粒状体群形成工程においては、上記粒状体群を構成する上記複数の粒状体が上記第1及び第2の粒状体を含むように、当該粒状体群を形成することを特徴とする。
【0009】
この製造方法においては、第1及び第2の粒状体が形成される。第2の粒状体の疎水率は、第1の粒状体の疎水率よりも小さい。このように第2の粒状体の疎水率を小さくすることにより、製造後の排泄物処理材においては、第2の粒状体の表面に尿が残留しにくいことは勿論、第1の粒状体の表面にも尿が残留しにくくなる。第1の粒状体の表面に付着した尿が、当該第1の粒状体の周囲の第2の粒状体の内部に取り込まれるためである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、粒状体の表面に尿が残留しにくい排泄物処理材、及びその製造方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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