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公開番号
2025030191
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135259
出願日
2023-08-23
発明の名称
農作業装置
出願人
株式会社テムザック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01D
34/535 20060101AFI20250228BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】田畑を移動しながら、米、小麦及び蕎麦等の作物の茎を刈取ることなく、種子又は実のみを収穫することにより、農作業における作業者の作業負担を軽減することができる省力性に優れた農作業装置を提供する。
【解決手段】本体部11と本体部11に取付けられた移動手段12とを備えた移動体13と、移動体13の本体部11に着脱可能に取付けられる収穫手段14と、移動体13の本体部11に設けられて収穫手段14で収穫される作物の種子又は実を回収する収穫物回収部15とを有し、収穫手段14は、水平方向に所定間隔で平行配置された複数の歯22と、隣り合う2本の歯22の間にそれぞれ形成された隙間23とを有する櫛歯部21と、櫛歯部21を作物の茎の下側から上側に向かって移動させる櫛歯駆動部とを備え、作物の種子又は実が櫛歯部21で掻き取られて収穫物回収部15に回収される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
田畑を移動しながら農作業を行う農作業装置であって、
本体部と該本体部に取付けられた移動手段とを備えた移動体と、該移動体の前記本体部に着脱可能に取付けられる収穫手段と、前記移動体の前記本体部に設けられ又は前記収穫手段に連設されて前記収穫手段で収穫される作物の種子又は実を回収する収穫物回収部とを有し、前記収穫手段は、前記移動体の進行方向と垂直な水平方向に所定間隔で平行配置された複数の歯と、隣り合う2本の前記歯の間にそれぞれ形成された隙間とを有する櫛歯部とを備え、前記櫛歯部の前記隙間に前記作物の前記茎を通過させることにより、前記茎が刈取られることなく該茎から前記作物の前記種子又は前記実が掻き取られて前記収穫物回収部に回収されることを特徴とする農作業装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1記載の農作業装置において、前記収穫手段は、前記移動体の進行方向と垂直な水平方向に沿って配置された回転軸を有して回転駆動される回転体を備え、該回転体の外周に1又は複数の前記櫛歯部が取付けられていることを特徴とする農作業装置。
【請求項3】
請求項1記載の農作業装置において、前記収穫手段は、前記移動体の進行方向と垂直に配置されて回転駆動される水平駆動軸を有する駆動輪と、前記水平駆動軸と平行な水平従動軸を有し前記駆動輪と間隔を空けて平行配置された従動輪と、前記駆動輪と前記従動輪の間に巻回された無限軌道とを備え、該無限軌道の外周に1又は複数の前記櫛歯部が取付けられていることを特徴とする農作業装置。
【請求項4】
請求項1記載の農作業装置において、前記移動体は、前記本体部に対して上下動可能に取付けられ前記収穫手段が装着される作業手段装着部及び/又は前記本体部に対して前記移動手段を上下動させる高さ調整手段を有することを特徴とする農作業装置。
【請求項5】
請求項1記載の農作業装置において、前記収穫手段に替えて前記移動体の前記本体部に着脱可能に取付けられ、前記田畑に残った前記作物の前記茎を破砕する破砕手段を有することを特徴とする農作業装置。
【請求項6】
請求項1記載の農作業装置において、前記収穫手段に替えて前記移動体の前記本体部に着脱可能に取付けられ、前記田畑を耕す耕運手段、前記田畑に種を蒔く種蒔き手段及び前記田畑に薬剤を供給する施薬手段のいずれか1以上を有することを特徴とする農作業装置。
【請求項7】
請求項1記載の農作業装置において、前記移動体の前記移動手段は、前記移動体の前記本体部に回動可能に取付けられた3本以上の垂直回動軸と、該各垂直回動軸の先側に取付けられた車輪と、前記各垂直回動軸の基側に連結され該各垂直回動軸を90度単位で回動させて前記各車輪の方向転換を行う方向転換駆動部とを有し、前記移動体は、前記本体部の方向転換を行うことなく前後方向への移動と左右方向への移動を切替可能であることを特徴とする水田用農作業装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業者に代わって、田畑での農作業を実行する農作業装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、田畑での農作業には、耕運(耕転)、種蒔き(苗植、田植)、除草(草刈り)及び収穫(刈取、脱穀)等の様々な作業があり、作業者の負担を軽減するために、各種作業に用いられる装置又は車両が開発されている。そして、特定の作業に専用の装置又は車両以外に、複数の作業に対応可能な装置又は車両も検討されている。例えば特許文献1には、圃場の両側に敷設された互いに平行なレール間に走行機を走行可能にすると共に、この走行機にスライダーを走行機に沿って移動可能に装着し、このスライダーに上下動並びに回動自在に取付体を設け、取付体に各種作業装置を取換自在に装着した農作業機が開示されている。また、特許文献2には、水田又は畑に固定軌道として一定幅のレールを敷設し、この軌道上を走行する車体に、農作業用の機能を備えた農機を搭載するための架台を設け、この架台が動力により上下移動できる構造とし、車体の架台に搭載される農機が用途に応じた機能を持つアタッチメントとして、架台に脱着可能となった軌道反転式自動走行農耕機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭51-71301号公報
特開平4-166003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1、2共に、作業対象となる田畑に予めレールを敷設する必要があり、設置に時間と手間がかかるという問題がある。特に、特許文献1では、レール間に跨って走行する走行機と、その走行機に沿って移動可能なスライダーを必要とし、さらに、スライダーには上下動並びに回動自在な取付体を設けなければならず、装置の構成が複雑かつ大掛かりで設置自在性及び取扱性に欠けるという問題がある。また、特許文献2では、車体は軌道上に沿って走行することしかできず、移動経路が限定され、作業(移動)の効率性に欠けるという問題がある。さらに、特許文献2には、耕転、田植え、草取り、稲刈り種蒔き、種植え、収穫、施肥及び消毒等の様々な作業目的に応じた農機具を搭載することが記載されているが、それぞれの作業に対応した農機具の具体的な構造(構成)及び動作等については記載されていない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、田畑を移動しながら、米、小麦及び蕎麦等の作物の茎を刈取ることなく、種子又は実のみを収穫(脱穀)することにより、農作業における作業者の作業負担を軽減することができる省力性に優れた農作業装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的に沿う本発明に係る農作業装置は、田畑を移動しながら農作業を行う農作業装置であって、
本体部と該本体部に取付けられた移動手段とを備えた移動体と、該移動体の前記本体部に着脱可能に取付けられる収穫手段と、前記移動体の前記本体部に設けられ又は前記収穫手段に連設されて前記収穫手段で収穫される作物の種子又は実を回収する収穫物回収部とを有し、前記収穫手段は、前記移動体の進行方向と垂直な水平方向に所定間隔で平行配置された複数の歯と、隣り合う2本の前記歯の間にそれぞれ形成された隙間とを有する櫛歯部とを備え、前記櫛歯部の前記隙間に前記作物の前記茎を通過させることにより、前記茎が刈取られることなく該茎から前記作物の前記種子又は前記実が掻き取られて前記収穫物回収部に回収される。
【0006】
本発明に係る農作業装置において、前記収穫手段は、前記移動体の進行方向と垂直な水平方向に沿って配置された回転軸を有して回転駆動される回転体を備え、該回転体の外周に1又は複数の前記櫛歯部が取付けられていることが好ましい。
【0007】
本発明に係る農作業装置において、前記収穫手段は、前記移動体の進行方向と垂直に配置されて回転駆動される水平駆動軸を有する駆動輪と、前記水平駆動軸と平行な水平従動軸を有し前記駆動輪と間隔を空けて平行配置された従動輪と、前記駆動輪と前記従動輪の間に巻回された無限軌道とを備え、該無限軌道の外周に1又は複数の前記櫛歯部が取付けられてもよい。
【0008】
本発明に係る農作業装置において、前記移動体は、前記本体部に対して上下動可能に取付けられ前記収穫手段が装着される作業手段装着部及び/又は前記本体部に対して前記移動手段を上下動させる高さ調整手段を有することができる。
【0009】
本発明に係る農作業装置において、前記収穫手段に替えて前記移動体の前記本体部に着脱可能に取付けられ、前記田畑に残った前記作物の前記茎を破砕する破砕手段を有することもできる。
【0010】
本発明に係る農作業装置において、前記収穫手段に替えて前記移動体の前記本体部に着脱可能に取付けられ、前記田畑を耕す耕運手段、前記田畑に種を蒔く種蒔き手段及び前記田畑に薬剤を供給する施薬手段のいずれか1以上を有してもよい。
ここで、種蒔き手段としては、作物の種が収容される種収容部と、種収容部に収容される種を吐出する種吐出部とを有するものが好ましく、施薬手段としては、薬剤が収容される薬剤収容部と、薬剤収容部に収容される薬剤を吐出する薬剤吐出部とを有するものが好ましい。種収容部、種吐出部、薬剤収容部及び薬剤吐出部の形状、大きさ、数及び配置等は適宜、選択される。なお、種収容部及び/又は薬剤収容部は、収穫物収容部と兼用(共通化)されてもよい。薬剤には、肥料、農薬及び病害虫の防除薬若しくは忌避剤等が含まれる。また、薬剤の形態は、粉粒状(固体)でも液状でもよく、それぞれの形態に応じて、吐出(投下)され又は滴下、散布若しくは噴霧される。
(【0011】以降は省略されています)
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