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公開番号2025030385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135632
出願日2023-08-23
発明の名称コンバイン
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類A01D 57/00 20060101AFI20250228BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】倒れた作物の収穫ミスを抑制し、作物を引き起こすリフタが圃場面に突っ込むことを防止することを課題とする。
【解決手段】刈取前処理装置(3)に前後方向に延在する第1リフタ(43A)の基部と第2リフタ(43B)の基部を固定し、第1リフタ(43A)は上側リフタ(46A)と先端リフタ(49A)から構成し、第2リフタ(43B)は上側リフタ(46B)と先端リフタ(49B)から構成し、側面視において、先端リフタにおける後部の後上がり傾斜角(K2)は、上側リフタの後上がり傾斜角(K1)よりも急な後上がり傾斜角に形成し、先端リフタの前部の後上がり傾斜角(K3)は、先端リフタの後部の後上がり傾斜角(K2)よりも緩やかな後上がり傾斜角に形成したことを特徴とするコンバインの構成とする。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方に脱穀装置(4)を設けたコンバインにおいて、
前記刈取前処理装置(3)を、圃場の作物を起立させながら後側に搬送する掻込み装置(3A)と、搬送された作物の株元を切断する刈刃装置(3B)と、搬送された作物を一側に寄せ集めるオーガ装置(3C)と、寄せ集められた作物を脱穀装置(4)に搬送するフィーダハウス(3D)で構成し、
前記オーガ装置(3C)を、前方と上方が開放されたオーガフレーム(30)と、該オーガフレーム(30)の左壁と右壁に架設された掻込みオーガ(31)で形成し、
前記オーガフレーム(30)の下壁の上面に、左右方向に所定の間隔を隔てて左回転軸(42A)と右回転軸(42B)を設け、
前記左回転軸(42A)に、左右一対の前後方向に延在する第1リフタ(43A)の基部を固定し、
前記右回転軸(42B)に、左右一対の前後方向に延在する第2リフタ(43B)の基部を固定し、
前記第1リフタ(43A)は上側リフタ(46A)と先端リフタ(49A)から構成し、前記第2リフタ(43B)は上側リフタ(46B)と先端リフタ(49B)から構成し、
側面視において、先端リフタ(49A,49B)における後部の後上がり傾斜角(K2)は、上側リフタ(46A,46B)の後上がり傾斜角(K1)よりも急な後上がり傾斜角に形成し、先端リフタ(49A,49B)の前部の後上がり傾斜角(K3)は、先端リフタ(49A,49B)の後部の後上がり傾斜角(K2)よりも緩やかな後上がり傾斜角に形成したことを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記先端リフタ(49A,49B)の先端部を、前記刈刃装置(3B)よりも前側に延在させて構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記第1リフタ(43A)と前記第2リフタ(43B)の下部に圃場面に追従するソリ(51AT,51BT)を設け、該ソリ(51AT,51BT)を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの刈取前処理装置のオーガ装置に設けられたリフタ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、刈取前処理装置は、圃場の作物を起立させながら後側に搬送する掻込み装置と、掻込み装置の後側下部に搬送された作物の株元を切断する刈刃装置と、掻込み装置から搬送されてきた作物を一側に寄せ集めるオーガ装置と、寄せ集められた作物を脱穀装置に移送するフィーダハウスから構成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-238516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術においては、圃場に作物、特に倒伏した作物が、刈刃装置やオーガ装置に絡み付き、刈刃装置やオーガ装置に絡み付いた作物を取除くために刈取作業を中断するために刈取作業効率が低下するという問題が指摘されていた。
【0005】
そこで、本発明の課題は、刈刃装置やオーガ装置に圃場の作物が絡み付くのを抑制して刈取作業効率が高いコンバインを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
【0007】
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム1の下側に走行装置2を設け、該機体フレーム1の前側に刈取前処理装置3を設け、該刈取前処理装置3の後方に脱穀装置4を設けたコンバインにおいて、前記刈取前処理装置3を、圃場の作物を起立させながら後側に搬送する掻込み装置3Aと、搬送された作物の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送された作物を一側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた作物を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dで構成し、 前記オーガ装置3Cを、前方と上方が開放されたオーガフレーム30と、該オーガフレーム30の左壁と右壁に架設された掻込みオーガ31で形成し、前記オーガフレーム30の下壁の上面に、左右方向に所定の間隔を隔てて左回転軸42Aと右回転軸42Bを設け、前記左回転軸42Aに、左右一対の前後方向に延在する第1リフタ43Aの基部を固定し、前記右回転軸42Bに、左右一対の前後方向に延在する第2リフタ43Bの基部を固定し、前記第1リフタ43Aは上側リフタ46Aと先端リフタ49Aから構成し、前記第2リフタ43Bは上側リフタ46Bと先端リフタ49Bから構成し、側面視において、先端リフタ49A,49Bにおける後部の後上がり傾斜角K2は、上側リフタ46A,46Bの後上がり傾斜角K1よりも急な後上がり傾斜角に形成し、先端リフタ49A,49Bの前部の後上がり傾斜角K3は、先端リフタ49A,49Bの後部の後上がり傾斜角K2よりも緩やかな後上がり傾斜角に形成したことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記先端リフタ49A,49Bの先端部を、前記刈刃装置3Bよりも前側に延在させて構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記第1リフタ43Aと前記第2リフタ43Bの下部に圃場面に追従するソリ51AT,51BTを設け、該ソリ51AT,51BTを着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバインとしたものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明においては、刈取前処理装置3のオーガフレーム30に作物を引き起こす第1リフタ43Aと第2リフタ43Bを設け、第1リフタ43Aは上側リフタ46Aと先端リフタ49Aから構成し、第2リフタ43Bは上側リフタ46Bと先端リフタ49Bから構成する。側面視において、先端リフタ49A,49Bにおける後部の後上がり傾斜角K2は、上側リフタ46A,46Bの後上がり傾斜角K1よりも急な後上がり傾斜角に形成し、先端リフタ49A,49Bの前部の後上がり傾斜角K3は、先端リフタ49A,49Bの後部の後上がり傾斜角K2よりも緩やかな後上がり傾斜角に形成している。これにより、作物の引き起こしがなされて作物の収穫ミスを抑制できる。また、先端リフタ49A,49Bの前部の後上がり傾斜角K3は、先端リフタ49A,49Bの後部の後上がり傾斜角K2よりも緩やかな後上がり傾斜角に形成しているので、先端リフタ49A,49Bが圃場面に突っ込むことを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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