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公開番号
2025053805
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162862
出願日
2023-09-26
発明の名称
養殖装置および排水ユニット
出願人
株式会社荏原製作所
代理人
弁理士法人インターブレイン
主分類
A01K
63/04 20060101AFI20250331BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】水槽内の異物を除去するのに好適な排水構造を提供する。
【解決手段】ある態様の養殖装置は、
水生生物を飼育するための水槽4と、水槽4に飼育水を供給する給水部と、水槽4内の飼育水を排出する排水部と、を備える。排水部は、水槽4における飼育水の流路に設けられる排水ユニット100を含む。排水ユニット100は、流路を横断する方向に延びる中空の本体102と、本体102に設けられた複数列のスリットからなり、異物の侵入を抑制しつつ飼育水を本体102の内部に導入するフィルタ部104と、本体102に設けられ、排水管36と接続される排水口106と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水生生物を飼育するための水槽と、
前記水槽に飼育水を供給する給水部と、
前記水槽内の飼育水を排出する排水部と、
を備え、
前記排水部は、前記水槽における飼育水の流路に設けられる排水ユニットを含み、
前記排水ユニットは、
前記流路を横断する方向に延びる中空の本体と、
前記本体に設けられた複数列のスリットからなり、異物の侵入を抑制しつつ飼育水を前記本体の内部に導入するフィルタ部と、
前記本体に設けられ、排水管と接続される排水口と、
を含む、養殖装置。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記複数列のスリットは、前記本体の外面を伝う飼育水の流れに沿う方向に延びるように前記本体に形成されている、請求項1に記載の養殖装置。
【請求項3】
前記本体は、前記水槽の上流側に面する前面、前記水槽の底から離隔する下面、および前記水槽の下流側に面する背面を有し、
前記本体の前面が、下方に向けて下流側に傾斜する傾斜面を有する、請求項2に記載の養殖装置。
【請求項4】
前記フィルタ部が前記傾斜面に設けられ、
前記複数列のスリットがそれぞれ前記前面の上下方向に延び、前記本体の長手方向に並設されている、請求項3に記載の養殖装置。
【請求項5】
前記フィルタ部の上部が水面上に露出するように前記排水ユニットが前記水槽に配置される、請求項4に記載の養殖装置。
【請求項6】
前記排水管が前記水槽の側壁に接続され、
前記排水ユニットの排水口が、前記水槽の水面下において前記排水管と接続される、請求項1に記載の養殖装置。
【請求項7】
前記給水部が、前記水槽の側壁に接続される給水管を含み、
前記給水管が前記水槽の下流側に向けて飼育水を吐出することで、水流生成部として機能する、請求項6に記載の養殖装置。
【請求項8】
水生生物を飼育するための水槽に設置される排水ユニットであって、
前記水槽における飼育水の流路を横断する方向に延びるよう構成された中空の本体と、
前記本体に設けられた複数列のスリットからなり、異物の侵入を抑制しつつ飼育水を前記本体の内部に導入可能なフィルタ部と、
前記本体に設けられ、前記水槽に設けられる排水管と接続可能な排水口と、
を備える、排水ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、養殖用の水槽に適用される排水構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
水産資源の世界的な需要増加に伴い、水生生物の安定供給を実現する養殖技術の開発が進められている。地球温暖化の影響や海洋汚染が問題化している近年、これらの影響が少ない陸上養殖が注目されている。陸上養殖は、海面養殖のような場所の制限が少ない、屋内施設を利用することで天候や天災の影響を受けることも少ない、養殖が環境にもたらす負荷を低減できるなどの利点を有している。
【0003】
陸上養殖のシステムには、水生生物を飼育するための水槽の水(「飼育水」ともよぶ)を清浄に保つために、飼育水を浄化しながら循環させる循環路が設けられる。水槽の排水口には、異物を水槽外に排出する前に捕捉する排水構造が設けられる(特許文献1参照)。特許文献1の排水構造では、水槽の底部に排水管が埋設され、その排水管の開口部に筒状のフィルタが接続されている。フィルタはメッシュ構造を有し、水槽内に立設されている。排水口に流れ込もうとする異物をフィルタが捕捉することで、異物が循環路に排出されることを抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-129862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような排水構造では、フィルタがメッシュ構造を有するため、異物による目詰まりを生じやすい。フィルタの目詰まりにより排水に支障が生じると、水槽の水位に変化を与える可能性がある。それによりシステムにおける飼育水の循環バランスを崩し、水槽における酸素供給量等の制御に支障をきたすおそれもある。また、水生生物がエビなどの甲殻類である場合には、その脱皮殻に触覚や足などの細長い部分も含まれるため、メッシュに引っ掛かると除去し難いといった問題もある。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、水槽内の異物を除去するのに好適な排水構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様は、養殖装置である。この養殖装置は、水生生物を飼育するための水槽と、水槽に飼育水を供給する給水部と、水槽内の飼育水を排出する排水部と、を備える。排水部は、水槽における飼育水の流路に設けられる排水ユニットを含む。排水ユニットは、流路を横断する方向に延びる中空の本体と、本体に設けられた複数列のスリットからなり、異物の侵入を抑制しつつ飼育水を本体の内部に導入するフィルタ部と、本体に設けられ、排水管と接続される排水口と、を含む。
【0008】
本発明の別の態様は、水生生物を飼育するための水槽に設置される排水ユニットである。この排水ユニットは、水槽における飼育水の流路を横断する方向に延びるよう構成された中空の本体と、本体に設けられた複数列のスリットからなり、異物の侵入を抑制しつつ飼育水を本体の内部に導入可能なフィルタ部と、本体に設けられ、水槽に設けられる排水管と接続可能な排水口と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、水槽内の異物を除去するのに好適な排水構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る養殖システムの概要を表す図である。
水槽およびその周辺の構造を模式的に示す平面図である。
水槽における排水ユニットの設置態様を表す図である。
排水ユニットの構造を表す図である。
排水ユニットによる効果を表す図である。
変形例に係る排水ユニットの構成を表す図である。
他の変形例に係る排水ユニットの構成および効果を表す図である。
他の変形例に係る排水ユニットの構成を表す図である。
変形例の排水ユニットによる効果を表す図である。
変形例に係る排水ユニットの設置態様を表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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