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公開番号
2025051046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159937
出願日
2023-09-25
発明の名称
養殖排水の処理システム
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
63/04 20060101AFI20250328BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】養殖排水の水質を改善することが可能な養殖排水の処理システムを提供する。
【解決手段】魚Fが飼育される養殖水槽10から排出される養殖排水を処理するための養殖排水の処理システム40であって、養殖排水に含まれるアンモニア態窒素を、藻類又は浮草の少なくとも一方に吸収させる藻類培養装置44を具備し、藻類培養装置44には、淡水よりも塩分濃度が高い養殖排水が供給され、処理システム40は、養殖排水の流通方向において藻類培養装置44よりも上流側に配置され、藻類又は浮草の少なくとも一方が吸収可能な鉄分を生成する第1層42及び第2層43をさらに具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
魚が飼育される養殖水槽から排出される養殖排水を処理するための養殖排水の処理システムであって、
前記養殖排水に含まれるアンモニア態窒素を、藻類又は浮草の少なくとも一方に吸収させる吸収部を具備する、
養殖排水の処理システム。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記吸収部には、
淡水よりも塩分濃度が高い前記養殖排水が供給される、
請求項1に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項3】
前記養殖排水の流通方向において前記吸収部よりも上流側に配置され、前記藻類又は浮草の少なくとも一方が吸収可能な鉄分を前記養殖排水に追加する追加部をさらに具備する、
請求項1又は請求項2に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項4】
前記追加部は、
前記養殖排水に腐植成分を追加する第1部分と、
前記流通方向において前記第1部分及び前記吸収部の間に配置され、前記養殖排水に少なくとも鉄イオンを追加する第2部分と、
を具備する、
請求項3に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項5】
前記流通方向において前記吸収部よりも下流側に配置され、前記養殖排水に含まれるアンモニア態窒素を硝化させる第3部分をさらに具備する、
請求項4に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項6】
前記第2部分は、
前記養殖排水に鉄イオン及びカリウムを追加する、
請求項5に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項7】
前記養殖排水にカルシウムを追加する第4部分をさらに具備する、
請求項5に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項8】
前記第4部分は、
前記流通方向において前記第3部分よりも下流側に配置される、
請求項7に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項9】
前記第1部分、前記第2部分、前記第3部分及び前記第4部分の少なくともいずれかは、
前記養殖排水の流通経路を形成する部材に着脱可能に設けられる、
請求項7に記載の養殖排水の処理システム。
【請求項10】
前記吸収部で培養された藻類を回収する回収部をさらに具備する、
請求項1又は請求項2に記載の養殖排水の処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚が飼育される養殖水槽から排出される養殖排水を処理するための養殖排水の処理システムの技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
養殖水槽で魚の養殖(例えば陸上養殖)を行う場合、魚の排泄物や食べ残しの餌からアンモニア態窒素等が水中に生じ、養殖水槽の水質が悪化する。このため、水質が悪化した水を養殖水槽から排出したり、浄化したりする必要がある。
【0003】
特許文献1には、魚の養殖と植物栽培とを組み合せ、養殖水槽から排出された養殖排水を浄化する方法が開示されている。特許文献1の方法において、養殖排水のアンモニア態窒素は、栽培濾過槽で硝化されて硝酸態窒素に変換される。また硝酸態窒素は、栄養成分として野菜に吸収される。こうして浄化された養殖排水は、養殖水槽に戻される。これにより、陸上養殖の排水処理コストの低減と、野菜栽培の肥料コストの低減と、魚及び野菜販売による収益増加とを図ることができる。
【0004】
ここで、淡水魚よりも食用として好まれる海水魚を養殖することができれば、さらなる収益増加を図ることができる。海水魚を養殖するためには、海水等の塩水を用いる必要がある。しかし塩水で植物を栽培する場合、塩水の影響で硝酸態窒素を植物が吸収し難くなってしまい、魚にとって弱毒性の物質である硝酸態窒素の濃度が上昇する可能性がある。
【0005】
このように、従来技術では、養殖する魚の種類によっては養殖排水の水質を十分に改善できないことも想定されるため、養殖排水の水質を改善可能な技術が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平2-222624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、養殖排水の水質を改善することが可能な養殖排水の処理システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
即ち、請求項1においては、魚が飼育される養殖水槽から排出される養殖排水を処理するための養殖排水の処理システムであって、前記養殖排水に含まれるアンモニア態窒素を、藻類又は浮草の少なくとも一方に吸収させる吸収部を具備するものである。
【0010】
請求項2においては、前記吸収部には、淡水よりも塩分濃度が高い前記養殖排水が供給されるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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