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公開番号2025038718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145495
出願日2023-09-07
発明の名称コンバイン
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01F 12/40 20060101AFI20250312BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】受け止め部材が装備されたコンバインにおいて、排ワラが連続的に圃場に排出される作業形態にも対応できるように構成する。
【解決手段】排ワラ排出装置は、左右方向に沿った軸芯P3周りに揺動可能な受け止め部材28を有している。受け止め部材28は、排ワラを受け止めていない状態で、軸芯P3から後方に向けて延出され、受け止め部材28の揺動端部が受け止め部材28の基部よりも高い位置となる受け止め姿勢に位置する。受け止め部材28は、受け止めた排ワラの重量が事前に設定された所定重量に達すると、受け止め姿勢から下方に揺動して排ワラを圃場に排出し、受け止め姿勢に戻る。受け止め部材28は、軸芯P3から下方に向けて延出された不使用姿勢A3に姿勢変更可能である。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
収穫された穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
脱穀処理が終了した排ワラを、横倒れ姿勢で前記脱穀装置から後方に向けて搬送する排ワラ搬送装置と、
前記排ワラ搬送装置の終端部からの排ワラを圃場に排出する排ワラ排出装置とを備えたコンバインであって、
前記排ワラ排出装置は、左右方向に沿った軸芯周りに揺動可能な受け止め部材を有し、
前記受け止め部材は、排ワラを受け止めていない状態で、前記軸芯から後方に向けて延出され、前記受け止め部材の揺動端部が前記受け止め部材の基部よりも高い位置となる受け止め姿勢に位置し、
前記受け止め部材は、前記受け止め姿勢において前記排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラを受け止め可能であり、受け止めた排ワラの重量が事前に設定された所定重量に達すると、前記受け止め姿勢から下方に揺動して排ワラを圃場に排出し、前記受け止め姿勢に戻り、
前記受け止め部材は、前記軸芯から下方に向けて延出された不使用姿勢に姿勢変更可能であるコンバイン。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
収穫された穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
脱穀処理が終了した排ワラを、横倒れ姿勢で前記脱穀装置から後方に向けて搬送する排ワラ搬送装置と、
前記排ワラ搬送装置の終端部からの排ワラを圃場に排出する排ワラ排出装置とを備えたコンバインであって、
前記排ワラ排出装置は、左右方向に沿った軸芯周りに揺動可能な受け止め部材と、前記受け止め部材よりも上側の位置から下方に向けて延出されたガイド部材とを有し、
前記受け止め部材は、排ワラを受け止めていない状態で、前記軸芯から後方に向けて延出され、前記受け止め部材の揺動端部が前記ガイド部材の下部と側面視で重複する受け止め姿勢に位置し、
前記受け止め部材は、前記受け止め姿勢において前記排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラを受け止め可能であり、受け止めた排ワラの重量が事前に設定された所定重量に達すると、前記受け止め姿勢から下方に揺動して排ワラを圃場に排出し、前記受け止め姿勢に戻り、
前記受け止め部材は、前記ガイド部材の下部から下方に離れた不使用姿勢に姿勢変更可能であるコンバイン。
【請求項3】
前記ガイド部材は、前記受け止め姿勢の前記受け止め部材よりも上側に位置する退避姿勢に姿勢変更可能である請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラを前記受け止め姿勢の前記受け止め部材に案内する後下がり姿勢の案内部が備えられ、
前記不使用姿勢は、側面視で、前記案内部に沿って前記案内部から斜め下方に向けて延出された仮想線よりも前側の位置に設定されている請求項1又は2に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記不使用姿勢は、側面視で、前記軸芯を通る仮想の鉛直線よりも前側の位置に設定されている請求項4に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記排ワラ排出装置は、前記軸芯と同芯状に設けられ前記軸芯周りに揺動可能な軸部材を有し、
複数の前記受け止め部材が、左右方向に沿って間隔を開けて前記軸部材に取り付けられ、
前記受け止め姿勢と前記不使用姿勢とを設定可能で、前記軸部材の左右一方の端部に設けられた姿勢設定装置が備えられている請求項1又は2に記載のコンバイン。
【請求項7】
前記姿勢設定装置は、前記軸芯周りに基準姿勢と前記基準姿勢から一方に揺動可能な基板部材と、前記基板部材を前記基準姿勢に付勢する付勢部材と、前記軸部材を前記基板部材に対して第1取付位置及び第2取付位置に取り付け及び位置変更可能な取付部とを有し、
前記軸部材が前記第1取付位置で前記基板部材に取り付けられた場合、前記基板部材が前記基準姿勢に位置すると、前記受け止め部材が前記受け止め姿勢に位置し、前記基板部材が前記基準姿勢から一方に揺動すると、前記受け止め部材が前記受け止め姿勢から下方に揺動し、
前記軸部材が前記第2取付位置で前記基板部材に取り付けられた場合、前記基板部材が前記基準姿勢に位置すると、前記受け止め部材が前記不使用姿勢に位置する請求項6に記載のコンバイン。
【請求項8】
前記受け止め部材は、前記軸芯から上方に向けて延出された格納姿勢に姿勢変更可能である請求項1又は2に記載のコンバイン。
【請求項9】
前記排ワラ排出装置は、前記軸芯と同芯状に設けられ前記軸芯周りに揺動可能な軸部材を有し、
複数の前記受け止め部材が、左右方向に沿って間隔を開けて前記軸部材に取り付けられ、
前記受け止め姿勢と前記不使用姿勢と前記格納姿勢とを設定可能で、前記軸部材の左右一方の端部に設けられた姿勢設定装置が備えられている請求項8に記載のコンバイン。
【請求項10】
前記姿勢設定装置は、前記軸芯周りに基準姿勢と前記基準姿勢から一方に揺動可能な基板部材と、前記基板部材を前記基準姿勢に付勢する付勢部材と、前記軸部材を前記基板部材に対して第1取付位置、第2取付位置及び第3取付位置に取り付け及び位置変更可能な取付部とを有し、
前記軸部材が前記第1取付位置で前記基板部材に取り付けられた場合、前記基板部材が前記基準姿勢に位置すると、前記受け止め部材が前記受け止め姿勢に位置し、前記基板部材が前記基準姿勢から一方に揺動すると、前記受け止め部材が前記受け止め姿勢から下方に揺動し、
前記軸部材が前記第2取付位置で前記基板部材に取り付けられた場合、前記基板部材が前記基準姿勢に位置すると、前記受け止め部材が前記不使用姿勢に位置し、
前記軸部材が前記第3取付位置で前記基板部材に取り付けられた場合、前記基板部材が前記基準姿勢に位置すると、前記受け止め部材が前記格納姿勢に位置する請求項9に記載のコンバイン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインにおいて、排ワラの圃場への排出の構成に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
コンバインでは、特許文献1に開示されているように、脱穀処理が終了した穀稈である排ワラを、横倒れ姿勢で脱穀装置から後方に向けて搬送する排ワラ搬送装置が設けられ、受け止め部材が排ワラ搬送装置の終端部の下方に設けられたものがある。
【0003】
受け止め部材は、後方に向けて延出された受け止め姿勢において、排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラを受け止める。受け止め部材に受け止められて堆積した排ワラの重量が、事前に設定された所定重量に達すると、受け止め部材が受け止め姿勢から下方に揺動して、排ワラが受け止め部材から圃場に排出されるのであり、この後に受け止め部材は受け止め姿勢に戻る。
これにより、脱穀処理の終了した排ワラが脱穀装置及び排ワラ搬送装置から連続的に出てくる場合、排ワラが所定量だけまとまった状態で圃場に排出されるのであり、この状態が繰り返される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-54号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンバインにおいて、脱穀処理の終了した排ワラが脱穀装置及び排ワラ搬送装置から連続的に出てくる場合、前述のように排ワラが所定量だけまとまった状態で圃場に排出される作業形態に対して、排ワラが連続的に圃場に排出される作業形態も要望されている。
本発明は、受け止め部材が装備されたコンバインにおいて、排ワラが連続的に圃場に排出される作業形態にも対応できるように構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、収穫された穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、脱穀処理が終了した排ワラを、横倒れ姿勢で前記脱穀装置から後方に向けて搬送する排ワラ搬送装置と、前記排ワラ搬送装置の終端部からの排ワラを圃場に排出する排ワラ排出装置とを備えたコンバインであって、前記排ワラ排出装置は、左右方向に沿った軸芯周りに揺動可能な受け止め部材を有し、前記受け止め部材は、排ワラを受け止めていない状態で、前記軸芯から後方に向けて延出され、前記受け止め部材の揺動端部が前記受け止め部材の基部よりも高い位置となる受け止め姿勢に位置し、前記受け止め部材は、前記受け止め姿勢において前記排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラを受け止め可能であり、受け止めた排ワラの重量が事前に設定された所定重量に達すると、前記受け止め姿勢から下方に揺動して排ワラを圃場に排出し、前記受け止め姿勢に戻り、前記受け止め部材は、前記軸芯から下方に向けて延出された不使用姿勢に姿勢変更可能である。
【0007】
本発明によると、排ワラが所定量だけまとまった状態で圃場に排出される作業形態においては、排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラは、受け止め姿勢の受け止め部材に受け止められて堆積する。
受け止め部材は、受け止め姿勢において受け止め部材の揺動端部が受け止め部材の基部よりも高位置となるので、受け止め部材に落下した排ワラが受け止め部材の揺動端部から後方に落ちるようなことは少ない。
受け止め部材に堆積した排ワラの重量が所定重量に達すると、受け止め部材が受け止め姿勢から下方に揺動して、排ワラが受け止め部材から圃場に排出されるのであり、この後に受け止め部材は受け止め姿勢に戻る。
【0008】
排ワラが連続的に圃場に排出される作業形態においては、作業者は、受け止め部材を不使用姿勢に設定しておけばよい。
これにより、排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラは、受け止め部材に受け止められずに、受け止め部材を通過して圃場に排出されるのであり、排ワラは連続的に圃場に排出される。
【0009】
以上のように、受け止め部材が装備されたコンバインにおいて、排ワラが所定量だけまとまった状態で圃場に排出される作業形態に加えて、排ワラが連続的に圃場に排出される作業形態も行うことができるようになって、コンバインの作業性を向上させることができる。
【0010】
本発明は、収穫された穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、脱穀処理が終了した排ワラを、横倒れ姿勢で前記脱穀装置から後方に向けて搬送する排ワラ搬送装置と、前記排ワラ搬送装置の終端部からの排ワラを圃場に排出する排ワラ排出装置とを備えたコンバインであって、前記排ワラ排出装置は、左右方向に沿った軸芯周りに揺動可能な受け止め部材と、前記受け止め部材よりも上側の位置から下方に向けて延出されたガイド部材とを有し、前記受け止め部材は、排ワラを受け止めていない状態で、前記軸芯から後方に向けて延出され、前記受け止め部材の揺動端部が前記ガイド部材の下部と側面視で重複する受け止め姿勢に位置し、前記受け止め部材は、前記受け止め姿勢において前記排ワラ搬送装置の終端部から落下した排ワラを受け止め可能であり、受け止めた排ワラの重量が事前に設定された所定重量に達すると、前記受け止め姿勢から下方に揺動して排ワラを圃場に排出し、前記受け止め姿勢に戻り、前記受け止め部材は、前記ガイド部材の下部から下方に離れた不使用姿勢に姿勢変更可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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