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公開番号2025034923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141604
出願日2023-08-31
発明の名称回転式草刈刃
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A01D 34/73 20060101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】円板状の回転刃本体の周縁部に山型の鋸切刃を備えた突出刃本体を延出することで、回転式草刈刃全体に対して切断を行う刃体の占める面積を従来の草刈刃よりも広くし、更に隣り合う突出刃本体同士の間に雑草の取り込みを行う空間形成したことで一回転あたりの雑草除去効果を高めると共に、軽量且つ表裏面で反転使用可能としたことを特徴とする回転式草刈刃を提供することを目的とする。
【解決手段】刈払機に取り付けて使用する回転式草刈刃において、以下の特徴を有することにある。(1)円板状の回転刃の周縁部に複数の突出刃本体を伸延し、突出刃本体の左右縁部に山型の鋸切刃を複数個形成したこと。(2)突出刃本体の先端に二又状の先端刈刃を形成し、しかも、一方の先端刈刃を他方より長めに形成したこと。(3)円板状の回転刃の表裏面は裏返して使用することができること。(4)円板状の回転刃周縁部に形成した複数の突出刃本体の対向突出刃本体はそれぞれ下方に傾斜させたこと。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円板状の回転刃の周縁部に複数の突出刃本体を伸延し、突出刃本体の左右縁部に山型の鋸切刃を複数個形成したことを特徴とする回転式草刈刃。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
突出刃本体の先端に二又状の先端刈刃を形成し、しかも、一方の先端刈刃を他方より長めに形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転式草刈刃。
【請求項3】
円板状の回転刃の表裏面は裏返して使用することができることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式草刈刃。
【請求項4】
円板状の回転刃周縁部に形成した複数の突出刃本体の対向突出刃本体又は全ての突出刃本体はそれぞれ下方に傾斜させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式草刈刃。
【請求項5】
円板状の回転刃周縁部に形成した複数の突出刃本体の対向突出刃本体又は全ての突出刃本体はそれぞれ下方に傾斜させたことを特徴とする請求項3に記載の回転式草刈刃。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、刈払機の先端回転部に装着して雑草を効率的に刈り取るための回転式草刈刃に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、つるや背高泡立草等の雑草は繁殖しやすく畑や農業用土壌地に繁殖した状態では農作業その他の労働に支障となるために雑草の刈り取り作業を行い更地にする必要があり、その雑草刈り取り作業に先端部に円板状の草刈刃を装着した刈払機を使用することがある。
【0003】
刈払機は、エンジン等の駆動源に設けた出力軸に円板状の草刈刃を装着し、回転する草刈刃によって雑草やつる等を切断する。
【0004】
かかる草刈刃は円板状の金属製の草刈刃本体周縁部全体に細かい刃部を連続的に突設した形状としているもの(特許文献1)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-110531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来形状の草刈刃は、草刈刃本体の周縁部に設けた細かい刃部により雑草の切断を行うため、一回転あたりに切断できる雑草の量は少ないものであった。すなわち、作業者は、重量物である刈払機を抱えたまま少しずつ移動しながら徐々に雑草を切断するしかなく重労働を余儀なくされていた。
【0007】
また、背が高く成長した雑草やつる等が生い茂った場所では、砕石等の障害物を視認することが難しく、刃体の損傷や劣化を免れない。また、草刈刃は、刃体の損傷や劣化がある状態で長時間に亘って作業を行うと、刃体の切れ味が悪くなる。草刈刃は、切れ味が悪くなると刈り取り作業時に大量の雑草を同時に切断することが困難となり、作業効率が落ちてしまう。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、円板状の回転刃本体の周縁部に山型の鋸切刃を備えた突出刃本体を延出することで、回転式草刈刃全体に対して切断を行う刃体の占める面積を従来の草刈刃よりも広くし、更に隣り合う突出刃本体同士の間に雑草の取り込みを行う空間形成したことで一回転あたりの雑草除去効果を高めると共に、軽量且つ表裏面で反転使用可能としたことを特徴とする回転式草刈刃を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の従来の課題を解決するために、この発明は、刈払機の先端回転部に装着して雑草を効率的に刈り取るための回転式草刈刃において、以下の特徴を有することにある。
(1)円板状の回転刃の周縁部に複数の突出刃本体を伸延し、突出刃本体の左右縁部に山型の鋸切刃を複数個形成したこと。
(2)突出刃本体の先端に二又状の先端刈刃を形成し、しかも、一方の先端刈刃を他方より長めに形成したこと。
(3)円板状の回転刃の表裏面は裏返して使用することができること。
(4)円板状の回転刃周縁部に形成した複数の突出刃本体の対向突出刃本体はそれぞれ下方に傾斜させたこと。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、回転刃本体の周縁部に複数の突出刃本体を伸延し、その突出刃本体の左右縁部に山型の鋸切刃を複数個形成することで、従来の草刈刃と比較して、全体に対する刃体の面積を増やし、より効率的に雑草の切断を行うことができる。また、隣り合う突出刃本体同士の間に形成した空間に雑草を取込むことにより、一回転あたりで切断できる雑草の量を多くすることができる。また、表裏面を反転して使用可能としているため、回転式草刈刃の表面側や裏面側の切れ味が落ちてきた際に、表裏面を反転することで、回転式草刈刃の切れ味を長く持続させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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