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公開番号2025032846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138336
出願日2023-08-28
発明の名称釣竿
出願人グローブライド株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 87/08 20060101AFI20250305BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】グリップの先端に、樹脂を塗布して〆部を設けた釣竿において、〆部を構成する樹脂の使用量が少なく、外観が良好な釣竿を提供する。
【解決手段】本発明の釣竿は、元竿杆2の基端側の外周面に装着されるグリップ10と、このグリップ10の先端縁と元竿杆表面との間に設けられる〆部20とを有する。〆部20は、先側に向けて次第に薄肉厚化すると共に、グリップ10の表面から面一状に傾斜するように設けられる樹脂によって構成されており、グリップ10の先端縁10aよりも先端側に、元竿杆とは別体の土台12aを配設し、土台12a上に樹脂を被着したことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
元竿杆の基端側の外周面に装着されるグリップと、このグリップの先端縁と元竿杆表面との間に設けられる〆部とを有する釣竿であって、
前記〆部は、先側に向けて次第に薄肉厚化すると共に、前記グリップの表面から面一状に傾斜するように設けられる樹脂によって構成されており、
前記グリップの先端縁よりも先端側に、前記元竿杆とは別体の土台を配設し、
前記土台上に前記樹脂を被着したことを特徴とする釣竿。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記グリップは、前記元竿杆に固定されるグリップ保持部材に設けられており、
前記グリップ保持部材は、前記グリップに対して軸方向に突出しており、
前記軸方向に突出する突出部によって前記土台が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
前記グリップ保持部材の前記グリップに対する軸方向の突出量は、1~7mmの範囲内で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の釣竿。
【請求項4】
前記元竿杆の基端側には、縮径部が形成されており、
前記グリップ保持部材は、前記縮径部の先端側端面に当て付けられて元竿杆の表面との間に段差が形成されており、
前記段差を解消するように前記樹脂が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の釣竿。
【請求項5】
前記段差は、0.3~0.5mmの範囲内で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の釣竿。
【請求項6】
前記グリップ保持部材は、前記グリップの内面が軸方向全長に亘って取着される管状体で構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の釣竿。
【請求項7】
前記土台には、その表面領域に、先端に移行するに連れて薄肉厚化する階段面、傾斜面の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣竿。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グリップ部分に特徴を備えた釣竿に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、釣竿の基端側には、実釣時に握持されるグリップが取着されている。前記グリップは、様々な構成が知られており、へら鮒釣り使用される釣竿には、例えば、特許文献1に開示されているように、竿杆に取着されるグリップと竿杆表面との段差を無くすように段差解消層が設けられている。このような段差解消層は、〆部とも称されており、上記の特許文献1に開示されている段差解消層は、添付図面の図5(a)(b)の符号60で示すように、竿杆(元竿杆)50の基端側の外面に取着されたグリップ51の先端縁51aから、竿杆50の表面に軸方向に所定の長さで設けられている。また、そのような段差解消層60(以下、〆部60と称する)は、例えば、樹脂製の塗料を刷毛塗り等によって先端に移行するに従い、薄肉厚化するように設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-310111号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来のグリップに設けられる〆部は、グリップの先端縁と元竿杆の表面との間で生じる段差が大きくなると、〆部を構成する塗料の使用量が多くなってしまい、〆部形成に要するリードタイムが長くなってしまう。特に、多くの塗料を塗布して面一状の傾斜形状を作成するには手間が掛かってしまう。また、多くの樹脂を段差部分に使用すると、乾燥した際、表面が膨らんだり凹むことがあり、それにより外観が低下すると共に、クラックなども生じ易い。
【0005】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、グリップの先端に、樹脂を塗布して〆部を設けた釣竿において、前記〆部を構成する樹脂の使用量が少なく、外観が良好な釣竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した目的を達成するために、本発明に係る釣竿は、元竿杆の基端側の外周面に装着されるグリップと、このグリップの先端縁と元竿杆表面との間に設けられる〆部とを有しており、前記〆部は、先側に向けて次第に薄肉厚化すると共に、前記グリップの表面から面一状に傾斜するように設けられる樹脂によって構成されており、前記グリップの先端縁よりも先端側に、前記元竿杆とは別体の土台を配設し、前記土台上に前記樹脂を被着したことを特徴とする。
【0007】
上記した構成の釣竿は、グリップの先端縁と元竿杆表面との間に、樹脂で構成された〆部を有している。前記樹脂は、前記グリップの先端縁よりも先端側に、前記元竿杆とは別体の土台を配設し、前記土台上に被着しているため、樹脂の使用量を少なくすることができ、〆部の形成に要するリードタイムを短くすることができる。また、樹脂の使用量が少ないため、乾燥した際、表面が膨らんだり凹むこともなく、先端に向けて次第に薄肉厚化するように設けられるため、〆部の外観は綺麗に仕上げられる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、グリップの先端に、樹脂を塗布して〆部を設けた釣竿において、前記〆部の樹脂の使用量が少なく、外観が良好な釣竿が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る釣竿のグリップ部分の一構成例を示す図。
(a)は、図1に示すグリップ部分の中央縦断面図、(b)は、図(a)の主要部の拡大図。
〆部の第2の実施形態を示す中央縦断面図。
〆部の第3の実施形態を示す中央縦断面図。
〆部の第4の実施形態を示す中央縦断面図。
(a)は、従来のグリップ部分の中央断面図、(b)は、図(a)の主要部の拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1及び図2を参照して、本発明に係る釣竿の実施形態について説明する。
図1は、釣竿のグリップ部分を示す図であり、図2(a)及び(b)は、それぞれ図1に示すグリップ部分の中央縦断面図及び主要部の拡大図である。なお、以下で特定する先端側(先側)とは、釣竿として穂先側を意味しており、図1では上方が先端側となる。
(【0011】以降は省略されています)

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