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公開番号
2025039403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023146477
出願日
2023-09-08
発明の名称
圃場作業機
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250313BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】容易にキャノピの姿勢変更を行うことを目的とする。
【解決手段】機体1に立設される第一支持フレーム11,32と、第一支持フレーム11,32に支持される第一揺動支持部18,34と、第一揺動支持部18,34に支持され、第一支持フレーム11,32に対して揺動可能に支持される第二支持フレーム13,33と、第二支持フレーム13,33に支持される第二揺動支持部38,39と、第二揺動支持部38,39に支持され、第二支持フレーム13,33に対して揺動可能に支持されるキャノピ10とを備え、第二支持フレーム13,33と第一支持フレーム11,32とが連結したままで、キャノピ10が運転座席5Aを覆う使用姿勢と、キャノピ10の高さが使用姿勢より低い格納姿勢とにキャノピ10が姿勢変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機体と、
作業を行う作業装置と、
前記機体に設けられる運転座席と、
前記機体に立設される第一支持フレームと、
前記第一支持フレームに支持される第一揺動支持部と、
前記第一揺動支持部に支持され、前記第一支持フレームに対して揺動可能に支持される第二支持フレームと、
前記第二支持フレームに支持される第二揺動支持部と、
前記第二揺動支持部に支持され、前記第二支持フレームに対して揺動可能に支持されるキャノピとを備え、
前記第二支持フレームと前記第一支持フレームとが連結したままで、前記キャノピが前記運転座席を覆う使用姿勢と、前記キャノピの高さが前記使用姿勢より低い格納姿勢とに前記キャノピが姿勢変更する圃場作業機。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記キャノピが姿勢変更する際に、前記第二支持フレームが前記第一支持フレームに対して第一方向に揺動すると共に、前記キャノピが前記第二支持フレームに対して前記第一方向と逆向きの第二方向に揺動する請求項1に記載の圃場作業機。
【請求項3】
機体と、
作業を行う作業装置と、
前記機体に設けられる運転座席と、
前記運転座席の前方に前記機体の左右方向に並んで設けられる一対の第一前側フレームと、
前記運転座席の後方に前記機体の左右方向に並んで設けられる一対の第一後側フレームと、
それぞれの前記第一前側フレームおよびそれぞれの前記第一後側フレームに支持される第一揺動支持部と、
それぞれの前記第一揺動支持部に支持され、前記第一前側フレームまたは前記第一後側フレームに対して揺動可能に支持される第二支持フレームと、
それぞれの前記第二支持フレームに支持される第二揺動支持部と、
それぞれの前記第二揺動支持部に支持され、前記第二支持フレームに対して揺動可能に支持されるキャノピとを備え、
前記第二支持フレームと前記第一前側フレームとが連結し、前記第二支持フレームと前記第一後側フレームとが連結したままで、前記キャノピが前記運転座席を覆う使用姿勢と、前記キャノピの高さが前記使用姿勢より低い格納姿勢とに前記キャノピが姿勢変更する圃場作業機。
【請求項4】
前記キャノピが姿勢変更する際に、前記第二支持フレームが前記第一前側フレームまたは前記第一後側フレームに対して第一方向に揺動すると共に、前記キャノピが前記第二支持フレームに対して前記第一方向と逆向きの第二方向に揺動する請求項3に記載の圃場作業機。
【請求項5】
前記キャノピの姿勢変更を規制可能なロック機構をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載の圃場作業機。
【請求項6】
前記ロック機構は前記第一揺動支持部に設けられ、
前記ロック機構は、前記格納姿勢に姿勢変更された前記キャノピを固定することができ、前記キャノピの固定位置を変更することにより、前記格納姿勢の前記キャノピの高さを複数段階に切り替えることができる請求項5に記載の圃場作業機。
【請求項7】
前記機体の左右側のそれぞれにおいて、前後の前記第一揺動支持部と、前後の前記第二支持フレームと、前後の前記第二揺動支持部と、前記キャノピとがリンク状に構成される請求項1から4のいずれか一項に記載の圃場作業機。
【請求項8】
少なくとも1つの前記第一揺動支持部と、当該第一揺動支持部に支持される前記第二支持フレームとに亘って支持され、前記キャノピが前記使用姿勢から前記格納姿勢へ姿勢変更する際の勢いを抑制する緩衝機構をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載の圃場作業機。
【請求項9】
前記緩衝機構が支持される前記第一揺動支持部に固定される緩衝機構支持部と、
前記緩衝機構支持部に設けられる長孔と、
前記長孔に沿って移動可能に前記長孔を貫通する緩衝機構支持軸とをさらに備え、
前記緩衝機構の一端は前記緩衝機構支持軸に支持される請求項8に記載の圃場作業機。
【請求項10】
それぞれの前記第一後側フレームは、下部領域が二股に分かれ、2か所で前記機体に支持される請求項3または4に記載の圃場作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用姿勢と格納姿勢とに姿勢変更可能なキャノピを備える圃場作業機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
キャノピを備える田植機には、田植機を格納する際や運搬する際に田植機の高さを抑制するために、キャノピを使用姿勢と格納姿勢とに姿勢変更できるものがある。例えば、特許文献1に開示された田植機(圃場作業機)のキャノピは、キャノピの前端部が接続される接続部(第一前側フレーム)が下向きに揺動される(折り畳まれる)ことにより後上がりに傾斜する。さらに、第二支持部(第一後側フレーム)の高さが低くされ、第二支持部が被係止部材から切り離され、非係止部材より前側に設けられる嵌合部材に取り付けられる。これにより、キャノピが作業位置(使用姿勢)から収納位置(格納姿勢)に姿勢変更される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-110105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、キャノピの姿勢変更は手動で行われるが、キャノピは重量が重く、第二支持部を短くすると共に第二支持部のキャノピへの取付位置を変更する作業は困難である。そのため、キャノピの姿勢変更は2人以上の作業者によって行う必要があった。
【0005】
本発明は、容易にキャノピの姿勢変更を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る圃場作業機は、機体と、作業を行う作業装置と、前記機体に設けられる運転座席と、前記機体に立設される第一支持フレームと、前記第一支持フレームに支持される第一揺動支持部と、前記第一揺動支持部に支持され、前記第一支持フレームに対して揺動可能に支持される第二支持フレームと、前記第二支持フレームに支持される第二揺動支持部と、前記第二揺動支持部に支持され、前記第二支持フレームに対して揺動可能に支持されるキャノピとを備え、前記第二支持フレームと前記第一支持フレームとが連結したままで、前記キャノピが前記運転座席を覆う使用姿勢と、前記キャノピの高さが前記使用姿勢より低い格納姿勢とに前記キャノピが姿勢変更する。
【0007】
このような構成により、キャノピを姿勢変更する作業者は、切り離したキャノピを保持する必要がなくなり、従来より少ない人数でキャノピの姿勢変更を容易に行うことができる。
【0008】
また、前記キャノピが姿勢変更する際に、前記第二支持フレームが前記第一支持フレームに対して第一方向に揺動すると共に、前記キャノピが前記第二支持フレームに対して前記第一方向と逆向きの第二方向に揺動してもよい。
【0009】
このような構成により、使用姿勢において圃場に対して水平あるいは前進方向に対してやや前下がりに構成されるキャノピが、格納姿勢において略平行移動して高さを低くすることができる。また、キャノピが支持フレーム(第一支持フレームおよび第二支持フレーム)に支持されたままで、支持フレームに対して互いに2か所で逆向きに揺動することにより、キャノピは平行移動しながら高さを変更して姿勢変更することができる。これにより、作業者は、キャノピの重量を支えたり、支持位置を差し替えたりする必要性が抑制されるため、従来より少ない人数で(例えば1人で)容易にキャノピの姿勢変更を行うことができる。
【0010】
さらに、本発明の一実施形態に係る圃場作業機は、機体と、作業を行う作業装置と、前記機体に設けられる運転座席と、前記運転座席の前方に前記機体の左右方向に並んで設けられる一対の第一前側フレームと、前記運転座席の後方に前記機体の左右方向に並んで設けられる一対の第一後側フレームと、それぞれの前記第一前側フレームおよびそれぞれの前記第一後側フレームに支持される第一揺動支持部と、それぞれの前記第一揺動支持部に支持され、前記第一前側フレームまたは前記第一後側フレームに対して揺動可能に支持される第二支持フレームと、それぞれの前記第二支持フレームに支持される第二揺動支持部と、それぞれの前記第二揺動支持部に支持され、前記第二支持フレームに対して揺動可能に支持されるキャノピとを備え、前記第二支持フレームと前記第一前側フレームとが連結し、前記第二支持フレームと前記第一後側フレームとが連結したままで、前記キャノピが前記運転座席を覆う使用姿勢と、前記キャノピの高さが前記使用姿勢より低い格納姿勢とに前記キャノピが姿勢変更する。
(【0011】以降は省略されています)
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