TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025050377
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159137
出願日
2023-09-22
発明の名称
消化管出血モデル動物の製造方法、消化管出血モデル動物及び止血剤のスクリーニング方法
出願人
国立大学法人 鹿児島大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01K
67/027 20240101AFI20250327BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】消化管粘膜の傷害に起因する消化管出血を再現することができる消化管出血モデル動物の製造方法を提供する。
【解決手段】消化管出血モデル動物の製造方法は、消化管粘膜に傷害を有する非ヒト動物に抗血栓薬を投与する投与ステップを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
消化管粘膜に傷害を有する非ヒト動物に抗血栓薬を投与する投与ステップを含む、
消化管出血モデル動物の製造方法。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記投与ステップでは、
前記抗血栓薬の投与によって前記非ヒト動物の活性化凝固時間が基準値を超えてから、さらに前記抗血栓薬を持続的に投与する、
請求項1に記載の消化管出血モデル動物の製造方法。
【請求項3】
前記非ヒト動物は、
5~7か月齢のクラウン系ミニブタである、
請求項1又は2に記載の消化管出血モデル動物の製造方法。
【請求項4】
前記基準値は、
200秒以上である、
請求項2に記載の消化管出血モデル動物の製造方法。
【請求項5】
前記消化管粘膜は、
胃体上部、胃体中部、胃体下部及び胃角部それぞれの小弯、前壁及び後壁の少なくとも1つの粘膜である、
請求項1又は2に記載の消化管出血モデル動物の製造方法。
【請求項6】
前記傷害は、
内視鏡的粘膜切除法で作成された粘膜欠損である、
請求項1、2、4のいずれか一項に記載の消化管出血モデル動物の製造方法。
【請求項7】
消化管粘膜に傷害が形成されてから24時間以上経過した非ヒト動物であって、顕性消化管出血又は胃内に凝血塊若しくは血液貯留を有する非ヒト動物である、
消化管出血モデル動物。
【請求項8】
請求項1、2、4のいずれか一項に記載の消化管出血モデル動物の製造方法で製造された消化管出血モデル動物又は請求項7に記載の消化管出血モデル動物に被験物質を投与又は適用するステップと、
前記消化管出血モデル動物における前記被験物質の止血効果を評価するステップと、
を含む、止血剤のスクリーニング方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、消化管出血モデル動物の製造方法、消化管出血モデル動物及び止血剤のスクリーニング方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
高齢化社会の到来に伴い、消化管癌の罹患数が増加している。消化管早期癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、低侵襲で根治性が高いため、広く普及している。しかし、ESDには術後合併症として、術後28日以内に発症する“遅延性出血”がある。ESD後の遅延性出血のリスク因子は、抗血栓薬の服用、維持透析及び病変因子(数、大きさ、部位)である(非特許文献1参照)。特に抗血栓薬を服用する高齢者の増加に伴い、遅延性出血の問題が顕著となっている。遅延性出血によって、時として輸血、経カテーテル的塞栓手術又は緊急手術が必要になることがある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Waku Hatta,外37名,「Prediction model of bleeding after endoscopic submucosal dissection for early gastric cancer:BEST-J score」,Gut,2021年,70,476-484
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
遅延性出血を抑制するための製剤又は装置の開発が望まれている。しかし、当該製剤又は装置の有用性を明らかにするためにはモデル動物を用いた動物実験が必要である。これまで遅延性出血を呈するモデル動物の作成例の報告はない。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、消化管粘膜の傷害に起因する消化管出血を再現することができる消化管出血モデル動物の製造方法及び消化管出血モデル動物を提供することを目的とする。また、本発明は、消化管粘膜の傷害に起因する消化管出血に有効な止血剤のスクリーニング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(消化管出血モデル動物の製造方法)
本明細書に記載された消化管出血モデル動物の製造方法は、
消化管粘膜に傷害を有する非ヒト動物に抗血栓薬を投与する投与ステップを含む。
【0007】
前記投与ステップでは、
前記抗血栓薬の投与によって前記非ヒト動物の活性化凝固時間が基準値を超えてから、さらに前記抗血栓薬を持続的に投与することとしてもよい。
【0008】
前記非ヒト動物は、
5~7か月齢のクラウン系ミニブタであることとしてもよい。
【0009】
前記基準値は、
200秒以上であることとしてもよい。
【0010】
前記消化管粘膜は、
胃体上部、胃体中部、胃体下部及び胃角部それぞれの小弯、前壁及び後壁の少なくとも1つの粘膜であることとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ロート製薬株式会社
鎮痒剤
1か月前
国立大学法人 鹿児島大学
丸太識別システム及び丸太識別方法
8日前
国立大学法人 鹿児島大学
経路設計システム、経路設計方法及びプログラム
1か月前
三彩化工株式会社
防錆用組成物および防錆方法
11日前
国立大学法人 鹿児島大学
映像訓練データ拡張システム、映像訓練データ拡張方法及びプログラム
17日前
国立大学法人 鹿児島大学
生成AIの調整用データのデータ構造、対話システム、調整方法及びプログラム
1か月前
国立大学法人 鹿児島大学
PAC1受容体拮抗薬を用いた鎮痒薬
3か月前
国立大学法人 鹿児島大学
船員見守り装置、船員見守りシステム、及び船員見守りプログラム
1か月前
環境バイオエンジニアリング株式会社
土壌伝染性病害原因菌である基腐病菌に抗菌性を有する防除剤及びそれを用いた土壌伝染性病害防除方法
1か月前
個人
草刈り鋏
8日前
個人
蠅捕獲器
4日前
個人
刈込鋏保持具
22日前
個人
種子の製造方法
1日前
個人
草刈機用回転刃
4日前
個人
昆虫捕集器
1日前
個人
イカ釣り用ヤエン
26日前
株式会社丹勝
緑化工法
23日前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
個人
四足動物用装着具
9日前
大栄工業株式会社
捕獲器
16日前
井関農機株式会社
作業車両
22日前
井関農機株式会社
作業車両
9日前
井関農機株式会社
作業車両
4日前
株式会社オーツボ
海苔箱船
8日前
松山株式会社
農作業機
22日前
トヨタ自動車株式会社
育苗装置
23日前
みのる産業株式会社
茎葉処理装置
10日前
スガノ農機株式会社
圃場作業装置
23日前
井関農機株式会社
コンバイン
23日前
グローブライド株式会社
釣竿
16日前
株式会社スズテック
播種装置
8日前
グローブライド株式会社
釣竿
17日前
株式会社小川農具製作所
穴明け装置
17日前
続きを見る
他の特許を見る