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公開番号
2025015029
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118085
出願日
2023-07-20
発明の名称
薬剤揮散装置
出願人
大日本除蟲菊株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01M
1/20 20060101AFI20250123BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】従来よりも薬剤揮散量を増大させることが可能な薬剤揮散装置を提供する。
【解決手段】揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体2と、薬剤揮散体2を収容する内側容器3と、内側容器3の外側に配される外側容器4とを備え、内側容器3と外側容器4とが相対回転可能に構成された薬剤揮散装置1であって、内側容器3は、底部に形成される内側底部開口部を含む内側開口部を有し、外側容器4は、内側底部開口部に対応するように底部に形成される外側底部開口部を含む外側開口部を有し、内側容器3と外側容器4とを相対回転させたとき、内側開口部及び外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが連通する揮散状態と、内側開口部及び外側開口部が完全に重ならない状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収容する内側容器と、前記内側容器の外側に配される外側容器とを備え、前記内側容器と前記外側容器とが相対回転可能に構成された薬剤揮散装置であって、
前記内側容器は、底部に形成される内側底部開口部を含む内側開口部を有し、
前記外側容器は、前記内側底部開口部に対応するように底部に形成される外側底部開口部を含む外側開口部を有し、
前記内側容器と前記外側容器とを相対回転させたとき、前記内側開口部及び前記外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが連通する揮散状態と、前記内側開口部及び前記外側開口部が完全に重ならない状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記内側容器において、当該内側容器と前記外側容器とが相対回転する際の回転中心から離れた位置に突起部が設けられる請求項1に記載の薬剤揮散装置。
【請求項3】
前記内側容器が前記外側容器に対して相対回転する際の回転方向において、前記外側容器の前記突起部から離間した位置に支点部が設けられる請求項2に記載の薬剤揮散装置。
【請求項4】
前記内側容器及び前記外側容器は、互いに外装色が異なるように配色される請求項1~3の何れか一項に記載の薬剤揮散装置。
【請求項5】
前記内側開口部は、前記内側容器の周面に形成される内側周面開口部、及び前記内側容器の上面に形成される内側上面開口部をさらに含み、
前記外側開口部は、前記外側容器の周面に形成される外側周面開口部、及び前記外側容器の上面に形成される外側上面開口部をさらに含む請求項1~3の何れか一項に記載の薬剤揮散装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、薬剤揮散体を収容する内側容器と、内側容器の外側に配される外側容器とを備え、内側容器と外側容器とが相対回転可能に構成された薬剤揮散装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、芳香剤、消臭剤、忌避剤、殺虫剤等の揮散性薬剤を揮散させるために、薬剤揮散装置が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1には、相対回転可能な内側部材及び外側部材を備えた薬剤揮散装置が開示されている。内側部材及び外側部材における相互の側面部(周面部)又は上面部には、同一形状及び同一配置の開口部が設けられている。
【0004】
内側部材と外側部材とが一定の回転姿勢であるときには、開口部どうしが一致して内側部材の内部と外側部材の外部とが連通する。この連通状態では、内側部材に収容された薬剤保持部材から気化した薬剤が、内側部材の内部から開口部を通して外側部材の外部へと揮散される。一方、内側部材と外側部材とが他の一定の回転姿勢であるときには、開口部どうしが完全にずれて、内側部材の内部と外側部材の外部とが遮断され、薬剤の揮散を止めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-22206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された薬剤揮散装置では、主に水平方向(横方向)に薬剤を揮散させることは想定されていたが、垂直方向(上下方向)に抜けるように薬剤を揮散させることは想定されていなかった。このため、特許文献1の薬剤揮散装置では、連通状態にあっても、内側部材及び外側部材の側面部(周面部)又は上面部に設けられた開口部からの薬剤揮散量は限られていた。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、内側容器と外側容器とを相対回転させることで揮散状態と非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置において、従来よりも薬剤揮散量を増大させることが可能な薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明に係る薬剤揮散装置の特徴構成は、
揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収容する内側容器と、前記内側容器の外側に配される外側容器とを備え、前記内側容器と前記外側容器とが相対回転可能に構成された薬剤揮散装置であって、
前記内側容器は、底部に形成される内側底部開口部を含む内側開口部を有し、
前記外側容器は、前記内側底部開口部に対応するように底部に形成される外側底部開口部を含む外側開口部を有し、
前記内側容器と前記外側容器とを相対回転させたとき、前記内側開口部及び前記外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが連通する揮散状態と、前記内側開口部及び前記外側開口部が完全に重ならない状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成されることにある。
【0009】
本構成の薬剤揮散装置によれば、内側容器と外側容器とを相対回転させることにより、内側開口部及び外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器の内部と外側容器の外部とが連通する揮散状態と、内側開口部及び外側開口部が完全に重ならない状態となることで内側容器の内部と外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とが切り替えられる。このように、内側容器と外側容器とを相対回転させることで揮散状態と非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置において、揮散状態のときには、内側容器に収容された薬剤揮散体から揮散された揮散性薬剤が、内側容器における内側底部開口部を含む内側開口部、及び外側容器における外側底部開口部を含む外側開口部を介して外側容器の外部へと揮散され、内側容器及び外側容器の底部からも揮散性薬剤が外側容器の外部へと揮散される。従って、主に水平方向に薬剤を揮散させることしか想定されていない従来の薬剤揮散装置(特許文献1)に対して、本構成の薬剤揮散装置は、水平方向に加えて垂直方向にも抜けるように薬剤を揮散させることができ、全体として薬剤の揮散量を増大させることが可能となる。
【0010】
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記内側容器において、当該内側容器と前記外側容器とが相対回転する際の回転中心から離れた位置に突起部が設けられることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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