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公開番号
2025012570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115487
出願日
2023-07-13
発明の名称
潅水システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01G
27/00 20060101AFI20250117BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】寿命確保と液肥供給とを実現可能な潅水システムおよび制御装置を提供する。
【解決手段】潅水システム1は、植物に対して供給するための潅水が流下する給水配管130に対して上流において分岐してさらに下流において合流する通路を含む副経路17を備える。システムは、副経路17を流下する流体による吸引力を用いて副経路17に液肥を吸引する液肥吸引部16と、副経路17を流下する流体の流量を制御する自動流量制御弁171とを備える。自動流量制御弁171は、液肥吸引部によって吸引された液肥が副経路に流入する混流部位よりも上流において副経路に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
植物に対して供給するための潅水が流下する主経路(130)と、
前記主経路に対して上流において分岐してさらに下流において合流する通路を含む副経路(17)と、
前記副経路を流下する流体による吸引力を用いて前記副経路に液肥を吸引する液肥吸引部(16)と、
前記液肥吸引部によって吸引された液肥が前記副経路に流入する混流部位よりも上流において前記副経路に設けられて、前記副経路を流下する流体の流量を制御する流量調整機構部(171,171A,174)と、
を備える潅水システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記流量調整機構部は、外部に設けられた別個のセンサの検出値を用いることなく自身が通路開度を制御する機能を有して、自力で前記副経路における流体の流量を制御する自動流量制御弁(171)を備える請求項1に記載の潅水システム。
【請求項3】
前記副経路を流下する流体の流動状態を検出する第1物理量センサ(173)と、前記混流部位よりも上流において前記副経路における逆流を抑える逆止弁(172)とを備え、
前記流量調整機構部は、前記混流部位よりも上流において、前記第1物理量センサの検出値に応じて、前記副経路の通路開度を制御する流量制御弁(171A)を備える請求項1に記載の潅水システム。
【請求項4】
前記副経路を流下する流体の流動状態を検出する第1物理量センサ(173)と、前記混流部位よりも上流において前記副経路における逆流を抑える逆止弁(172)とを備え、
前記流量調整機構部は、前記混流部位よりも上流において、前記第1物理量センサの検出値に応じて、前記副経路を流下する流体の流量を制御する補助ポンプ(174)を備える請求項1に記載の潅水システム。
【請求項5】
圃場の土壌状態を検出する土壌センサ(18)を備え、
前記流量調整機構部は、前記土壌センサの検出値に基づいて、前記副経路を流下する流体の流量を制御する請求項3または請求項4に記載の潅水システム。
【請求項6】
前記流量調整機構部の作動を制御する制御部(210)を備え、
前記制御部(210)は、前記第1物理量センサの検出値に応じて前記副経路を流下する流体の流量を制御することを終了するか否かを、前記土壌センサの検出値に基づいて判断する請求項5に記載の潅水システム。
【請求項7】
前記混流部位よりも下流において流下する潅水のpH値またはEC値を検出する第2物理量センサ(19)を備え、
前記流量調整機構部は、前記第1物理量センサの検出値に応じた前記副経路を流下する流体の流量を制御することに加え、前記第2物理量センサの検出値に基づいて、前記副経路を流下する流体の流量を制御する請求項3または請求項4に記載の潅水システム。
【請求項8】
複数の前記副経路を備え、
複数の前記副経路は、前記主経路に対して並列に接続されており、
複数の前記副経路と前記主経路とを連結する通路には、流体の流量を制御する統合ポンプ(175)が設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の潅水システム。
【請求項9】
前記流量制御弁は、弁体としてのバルブ(90)の回転位置に応じて前記バルブを開状態、閉状態に設定する構成であり、
前記流量制御弁は、前記バルブに回転力を伝えるギア部(72)の回転角度を検出する回転角センサ(73)を備える請求項3に記載の潅水システム。
【請求項10】
前記流量制御弁は、弁体としてのバルブ(90)を回転させるための回転力を出力するモータ(71)と、前記モータの出力をウォームギア(712)を介して前記バルブに伝動するギア部(72)とを備える請求項3に記載の潅水システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、植物を生育するために、潅水経路への液肥の供給を制御する潅水システムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、潅水通路に供給する液肥の供給量を弁のオン、オフによって制御する潅水システムを開示している。また、潅水通路には酸性度が高い液肥が流通するため、ポンプ、弁等の部品が直接液肥に触れることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許出願公開3970469号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、高濃度の液肥が接触し得るポンプ等の部品の劣化抑制や、液肥供給を高精度に制御する点において、改善の余地がある。
【0005】
この明細書における開示の目的は、寿命確保と液肥供給とを実現可能な潅水システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
開示された潅水システムの一つは、植物に対して供給するための潅水が流下する主経路(130)と、主経路に対して上流において分岐してさらに下流において合流する通路を含む副経路(17)と、副経路を流下する流体による吸引力を用いて副経路に液肥を吸引する液肥吸引部(16)と、液肥吸引部によって吸引された液肥が副経路に流入する混流部位よりも上流において副経路に設けられて、副経路を流下する流体の流量を制御する流量調整機構部(171,171A,174)とを備える。
【0008】
これによれば、流量調整機構部は副経路において液肥が流入する混流部位よりも上流に設けられている。このため、流量調整機構部の各部品が直接液肥に触れることを抑制できる。したがって、寿命確保と液肥供給とを実現できる潅水システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の潅水システムの構成図である。
第1実施形態の液肥供給部を示す図である。
制御部を示すブロック図である。
第2実施形態の流量制御弁として適用可能なバルブ装置を示す断面図である。
バルブ装置が備える駆動部の構成を示す図である。
バルブ装置が備えるバルブを示す斜視図である。
バルブ装置における回転角度と流量との関係を示す図である。
第2実施形態の液肥供給部の一例を示す図である。
第2実施形態の液肥供給部の一例を示す図である。
制御部を示すブロック図である。
潅水システムの作動の一例を示すフローチャートである。
第3実施形態の液肥供給部の一例を示す図である。
第3実施形態の液肥供給部の一例を示す図である。
制御部を示すブロック図である。
潅水システムの作動の一例を示すフローチャートである。
第4実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
第4実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
制御部を示すブロック図である。
潅水システムの作動の一例を示すフローチャートである。
第5実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
第5実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
制御部を示すブロック図である。
潅水システムの作動の一例を示すフローチャートである。
第6実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
第6実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
制御部を示すブロック図である。
潅水システムの作動の一例を示すフローチャートである。
第7実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
第7実施形態の潅水システムの一例を示す図である。
制御部を示すブロック図である。
潅水システムの作動の一例を示すフローチャートである。
第8実施形態の液肥供給部の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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