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公開番号2025021825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125810
出願日2023-08-01
発明の名称レーダ検査装置
出願人株式会社デンソー,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01S 7/40 20060101AFI20250206BHJP(測定;試験)
要約【課題】床反射波によって光軸が向いている方向を誤検出する恐れを低減可能なレーダ検査装置を提供する。
【解決手段】レーダ検査装置1は、リフレクタ11と、スタンド12と、遮蔽部20と、を含む。遮蔽部20は、遮蔽板21を含む。遮蔽板21は、固定部22及びアーム23によってリフレクタ11の下方に固定されている。遮蔽板21は、リフレクタ11の反射方向に長い矩形状である。例えば遮蔽板21の長さは250mm~420mmに設定されている。遮蔽板21は、リフレクタ11よりも下方において、前端部がリフレクタ11の開口面よりも所定量前方に突出するよう固定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電波を反射するリフレクタ(11)と、
リフレクタよりも下方に配置されてあって、床面から前記リフレクタに向かう電波を遮蔽するための遮蔽部(20)と、を含むレーダ検査装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記リフレクタには、反射方向が設定されており、
前記遮蔽部は、電波を反射又は吸収する板状の部材である遮蔽板(21)を含み、
前記遮蔽板は、前記反射方向に対して平行であり、
前記遮蔽板は、前記リフレクタよりも、前記反射方向に突出している部分を有する、請求項1に記載のレーダ検査装置。
【請求項3】
前記遮蔽板の上面には、電波を吸収する電波吸収体(214)が設けられている、請求項2に記載のレーダ検査装置。
【請求項4】
前記遮蔽板の上面には、複数の凹部又は凸部が形成されている、請求項2に記載のレーダ検査装置。
【請求項5】
前記リフレクタには、反射方向が設定されており、
前記遮蔽部は、平板状の遮蔽板(21)を含み、
前記遮蔽板は、
前記リフレクタよりも前記反射方向に突出している部分と、
前記遮蔽板において最も前記反射方向側に位置する端部である前端部(211)と、
前記前端部とは反対側の端部である後端部(212)と、を備え、
前記遮蔽板は、前記後端部が前記前端部よりも低くなるように、前記反射方向に対して斜めに設置されている、請求項1に記載のレーダ検査装置。
【請求項6】
前記リフレクタには、反射方向が設定されており、
前記遮蔽部は、平板状の遮蔽板(21)を含み、
前記遮蔽板は、前記リフレクタよりも前記反射方向に突出している部分を有し、
前記遮蔽部は、前記反射方向に対する前記遮蔽板の角度を調整するための回動部(24)を備える、請求項1に記載のレーダ検査装置。
【請求項7】
前記遮蔽板は、前記反射方向における長さを変更可能に構成されている、請求項2から6の何れか1項に記載のレーダ検査装置。
【請求項8】
前記リフレクタ及び前記遮蔽部を支持するための支持体(12)をさらに備え、
前記遮蔽部は、前記遮蔽板を前記支持体に固定するためのアーム(23)を備え、
前記アームは、折り曲げ可能に構成されている、請求項2から6の何れか1項に記載のレーダ検査装置。
【請求項9】
前記リフレクタには、反射方向が設定されており、
前記遮蔽部は、
電波を反射又は吸収可能な板状部材であって、前記反射方向に対して平行に配置されている底部(215)と、
電波を反射又は吸収可能な板状部材であって、前記底部に対して垂直に設けられている壁部(216)と、を備え、
前記底部は、最も前記反射方向側に位置する端部である前端部を備え、
前記壁部は、前記前端部から上方に向かって立設されており、
前記遮蔽部は、前記壁部の上端が、前記リフレクタの下端よりも下側となるように、前記リフレクタ又は支持体に固定されている、請求項1に記載のレーダ検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レーダ装置の光軸調整に使用されるレーダ検査装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
レーダ装置は、個体ごとに製造誤差が生じうる。また、レーダ装置が車両へ組み付けられる位置及び姿勢にも誤差が生じうる。レーダ装置においては、光軸が予め設計されている方向に向いていないと正しく物体の位置を特定できなくなる。そのため、車両の製造工場などでは、レーダ装置を車両に組み付けた後に、レーダ装置の光軸を調整するための作業が行われる。光軸の調整は、特許文献1、2に開示されるように、車両の正面に軸調整用のリフレクタを設置し、当該リフレクタからの反射波の受信強度に基づいて行われうる。なお、光軸は、検出軸やレーダ軸などとも呼ばれることがある。軸調整用のリフレクタは、ターゲットとも呼ばれることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-134209号公報
特開2005-98897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リフレクタは、床で反射されてきた探査波もレーダ装置に向けて反射しうる。便宜上、床面で反射されてリフレクタに入射する探査波を本開示では床反射波と称する。床反射波の強度が大きいほど、レーダ装置がリフレクタの方向を誤検出しやすくなる。その結果、光軸の調整精度が低下しうる。
【0005】
本開示は、上記の課題に基づいて成されたものであり、その目的の1つは、床反射波によって光軸が向いている方向を誤検出する恐れを低減可能なレーダ検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示されるレーダ検査装置の1つは、電波を反射するリフレクタ(11)と、リフレクタよりも下方に配置されてあって、床面からリフレクタに向かう電波を遮蔽するための遮蔽部(20)と、を含む。
【0007】
上記の構成によれば、床反射波の一部又は全部は遮蔽部によって遮られる。つまり、遮蔽部がない場合に比べて、リフレクタに到達する床反射波の量を低減できる。よって、床反射波によって光軸が向いている方向を誤検出する恐れを低減できる。
【0008】
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
レーダ装置の光軸の検査方法の概要を説明するための図である。
レーダ装置の構成を概略的に示す側面図である。
リフレクタの構成を示す外観斜視図である。
遮蔽板の形状を示す図である。
遮蔽板の形状の他の例を示す図である。
リフレクタに対する遮蔽板の位置を説明するための図である。
リフレクタに入射しうる床反射波の経路を示す図である。
遮蔽板の効果を概念的に示す図である。
第1比較例を示す図である。
第2比較例を示す図である。
第3比較例を示す図である。
遮蔽板による反射波を示す図である。
上面に電波吸収体が設けられた遮蔽板を示す断面図である。
上面に探査波を散乱させる加工が施された遮蔽板を示す図である。
遮蔽部の他の例を示す図である。
遮蔽板が斜めに配置された形態を示す図である。
伸縮可能な遮蔽板を示す図である。
遮蔽板を収容するための関節を有する遮蔽部を示す図である。
遮蔽板が収容された状態を示す図である。
遮蔽部がリフレクタに取り付けられた構成を示す図である。
遮蔽部を備えるレーダ検査装置において、リフレクタをレーダ装置よりも所定量高く配置した検査システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について図を用いて説明する。本開示は、以下の実施形態に限定されない。以下に開示される構成は、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施されてよい。種々の変形例は、技術的な矛盾が生じない範囲において適宜組み合わせて実施されてよい。本開示には、複数の変形例を組み合わせてなる、明示しない構成も含まれる。以下の説明においては、同一の機能を有する部材に対し、同一の符号を付し、その具体的説明を省略することがある。構成の一部のみに言及している場合、他の部分については他の箇所に記載の説明が適用されてよい。図面に示す一部の構成は、説明の都合上、拡大/縮小されていることがある。
(【0011】以降は省略されています)

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