TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025018538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122326
出願日
2023-07-27
発明の名称
センサ及びその製造方法
出願人
株式会社大真空
代理人
個人
主分類
G01N
27/00 20060101AFI20250130BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電力を消費することなく、水分を検出できるセンサを提供する。
【解決手段】検出対象空間の内部に、絶縁性の基体4と、その上面に形成されたイオン化傾向が異なる金属からなる一対の検出電極5,6と、一対の検出電極5,6を覆うように配置されて、水分を吸収して電解質溶液となる潮解性物質11,12とが、設置され、基体4の上面の少なくとも一対の検出電極5,6が配置されている領域には、複数の溝部7aが形成されており、一対の検出電極5,6間に発生する起電力に基づいて、検出対象空間への水分の浸入を検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
検出対象空間の水分を検出するセンサであって、
前記検出対象空間の内部に、絶縁性の基体と、該基体の上面に形成されたイオン化傾向が異なる金属からなる一対の検出電極と、前記一対の検出電極を覆うように配置されて、水分を吸収して電解質溶液となる潮解性物質とが、設置され、
前記基体の上面の少なくとも一対の検出電極が配置されている領域には、複数の溝部が形成されており、
前記一対の検出電極間に発生する起電力に基づいて、前記検出対象空間への水分の浸入を検出する、
ことを特徴とするセンサ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記検出対象空間が、不活性ガス又は乾燥空気で気密封止されたパッケージの内部空間である、
請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記複数の溝部は、平面視で直線状であって、互いに平行に形成されている、
請求項2に記載のセンサ。
【請求項4】
前記溝部の開口幅よりも、溝部の深さの方が大きい、
請求項2に記載のセンサ。
【請求項5】
前記潮解性物質として、水分を吸収して第1電解質溶液となる第1潮解性物質と、水分を吸収して第2電解質溶液となる第2潮解性物質とを備え、
前記第1潮解性物質は、前記一対の検出電極の内の正極となる一方の検出電極を覆うように配置され、
前記第1電解質溶液は、前記一方の検出電極側に析出可能な金属のイオンを含み、
前記第2潮解性物質は、前記一対の検出電極の内の負極となる他方の検出電極及び前記第1潮解性物質を覆うように配置され、
前記一対の各検出電極は、前記基体の上面に、電極が形成されない電極非形成領域を挟んで、一方側及び他方側にそれぞれ形成され、
前記複数の溝部は、前記基体の上面の前記電極非形成領域を挟む前記一方側及び前記他方側にそれぞれ形成されている、
請求項1または2に記載のセンサ。
【請求項6】
前記請求項1ないし4のいずれか一項に記載のセンサを製造する方法であって、
前記潮解性物質を、前記電解質溶液の状態で前記複数の溝部に充填する工程と、充填した前記電解質溶液を乾燥させて前記潮解性物質とする工程とを備える、
ことを特徴とするセンサの製造方法。
【請求項7】
前記請求項5に記載のセンサを製造する方法であって、
前記第1潮解性物質を、前記第1電解質溶液の状態で、前記電極非形成領域を挟む一方側に形成されている前記複数の溝部に充填する工程と、前記第2潮解性物質を、前記第2電解質溶液の状態で、前記電極非形成領域を挟む他方側に形成されている前記複数の溝部に充填する工程と、前記複数の溝部にそれぞれ充填した前記第1電解質溶液及び前記第2電解質溶液を乾燥させて前記1潮解性物質及び前記第2潮解性物質とする工程とを備える、
ことを特徴とするセンサの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサ及びその製造方法に関し、更に詳しくは、例えば、気密封止されたパッケージの内部空間に浸入した水分の検出に好適なセンサ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
水分を検出するセンサ、例えば、湿度センサには、2つの電極間に、感湿膜を介在させ、湿度による前記2つの電極間の容量値またはインピーダンスの変化に基づいて、湿度を検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-94663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように2つの電極間の容量値やインピーダンスの変化を検出するセンサでは、2つの電極間に常時電流を流しておく必要があり、電力を消費するという課題がある。
【0005】
本発明は、上記のような点に鑑みて為されたものであって、電力を消費することなく、水分を検出できるセンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0007】
(1)本発明に係るセンサは、検出対象空間の水分を検出するセンサであって、前記検出対象空間の内部に、絶縁性の基体と、該基体の上面に形成されたイオン化傾向が異なる金属からなる一対の検出電極と、前記一対の検出電極を覆うように配置されて、水分を吸収して電解質溶液となる潮解性物質とが、設置され、前記基体の上面の少なくとも一対の検出電極が配置されている領域には、複数の溝部が形成されており、前記一対の検出電極間に発生する起電力に基づいて、前記検出対象空間への水分の浸入を検出する。
【0008】
本発明に係るセンサによると、検出対象空間に、水分を含む大気が浸入すると、イオン化傾向が異なる金属からなる一対の検出電極を覆う潮解性物質が、水分を吸収して電解質溶液となり、一対の検出電極間に起電力が発生する。すなわち、検出対象空間に、水分を含む大気が浸入すると、化学電池が構成されて起電力が発生するので、この起電力に基づいて、水分を含む大気の浸入を検出することができる。
【0009】
このように本発明に係るセンサでは、2つの電極間の容量値やインピーダンスの変化を検出する従来のセンサのように、2つの電極間に電流を流しておく必要がないので、電力消費がなく、いわゆる、省エネを図ることができる。
【0010】
また、単純な構成の化学電池を構成して水分を検出するので、当該センサの構成を簡素化することができ、小型化が容易である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社大真空
センサ
1日前
株式会社大真空
センサ
17日前
株式会社大真空
センサ
22日前
株式会社大真空
センサ
1か月前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
今日
株式会社大真空
センサ及びその製造方法
今日
株式会社大真空
圧電振動片集合ウェハおよび圧電振動片
17日前
株式会社大真空
積層型圧電振動子、圧電振動デバイス、および恒温槽型圧電発振器
13日前
株式会社大真空
積層型圧電振動子、圧電振動デバイス、および恒温槽型圧電発振器
20日前
個人
集束超音波の測定機
13日前
個人
センサ制御回路
13日前
日本精機株式会社
車両用計器
20日前
甲神電機株式会社
電流検出器
6日前
株式会社大真空
センサ
1日前
甲神電機株式会社
漏電検出器
6日前
株式会社大真空
センサ
17日前
甲神電機株式会社
電流センサ
6日前
ユニパルス株式会社
ロードセル
今日
CKD株式会社
検査装置
20日前
株式会社高橋型精
採尿具
7日前
ダイトロン株式会社
外観検査装置
13日前
株式会社トプコン
測量装置
20日前
株式会社トプコン
測量装置
20日前
株式会社トプコン
測量装置
6日前
株式会社国際電気
治具セット
20日前
学校法人東京電機大学
干渉計
14日前
株式会社諸岡
自動運転作業機
17日前
アズビル株式会社
漏液センサ
17日前
アズビル株式会社
熱式流量計
7日前
株式会社ミトミ技研
圧力測定装置
13日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
7日前
シャープ株式会社
収納装置
7日前
TDK株式会社
磁気センサ
13日前
豊田合成株式会社
表示装置
6日前
シャープ株式会社
測定装置
20日前
エスペック株式会社
試験装置
14日前
続きを見る
他の特許を見る