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公開番号2025006809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107811
出願日2023-06-30
発明の名称測量装置
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類G01C 15/00 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】光学系を小型化し、装置全体の小型化を図る測量装置を提供する。
【解決手段】測距光を発する発光素子と、測定対象物からの反射測距光を受光する受光素子とを有する距離測定部と、前記測距光を照射する回転部20と、該回転部を鉛直方向に回転させる鉛直回転駆動部と、前記回転部が設けられる托架部5と、該托架部を水平方向に回転させる水平回転駆動部と、前記回転部に向ってレーザポインタ光26を照射するレーザポインタ光照射部21と、前記受光素子への前記反射測距光の受光結果に基づき前記測定対象物迄の距離を演算する演算制御部とを具備し、前記回転部は前記測距光を透過し前記レーザポインタ光を反射する可視光分離光学部材を有し、前記演算制御部は前記レーザポインタ光が所望の点に照射される様前記回転部と前記托架部を回転させる様構成された。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
測距光を発する発光素子と、測定対象物からの反射測距光を受光する受光素子とを有する距離測定部と、前記測距光を照射する回転部と、該回転部を鉛直方向に回転させる鉛直回転駆動部と、前記回転部が設けられる托架部と、該托架部を水平方向に回転させる水平回転駆動部と、前記回転部に向ってレーザポインタ光を照射するレーザポインタ光照射部と、前記受光素子への前記反射測距光の受光結果に基づき前記測定対象物迄の距離を演算する演算制御部とを具備し、前記回転部は前記測距光を透過し前記レーザポインタ光を反射する可視光分離光学部材を有し、前記演算制御部は前記レーザポインタ光が所望の点に照射される様前記回転部と前記托架部を回転させる様構成された測量装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記演算制御部は、前記測距光の光軸が所望の点に照射された前記レーザポインタ光の光軸と平行となる様に前記回転部と前記托架部を回転させ、測距を実行させる様に構成された請求項1に記載の測量装置。
【請求項3】
前記回転部は、走査ミラーと、該走査ミラーと一体に回転する窓部とを有し、前記可視光分離光学部材は前記窓部に蒸着されたダイクロイック膜である請求項2に記載の測量装置。
【請求項4】
前記回転部を囲繞する窓部を更に具備し、前記回転部は、走査ミラーと、該走査ミラーと一体に回転する可視光反射ミラーとを有し、前記可視光分離光学部材は前記可視光反射ミラーに蒸着されたダイクロイック膜である請求項2に記載の測量装置。
【請求項5】
前記回転部は、走査ミラーと、該走査ミラーと一体に回転する窓部と、少なくとも1つの可視光反射ミラーとを有し、前記可視光分離光学部材は、前記窓部に蒸着されたダイクロイック膜である請求項2に記載の測量装置。
【請求項6】
前記回転部は、2つの三角プリズムを接合させた四角プリズムであり、前記可視光分離光学部材は、前記四角プリズムに入射した前記測距光の射出面に蒸着されたダイクロイック膜であり、前記射出面に隣接する少なくとも1面を可視光反射ミラーとした請求項2に記載の測量装置。
【請求項7】
前記回転部は、三角プリズムであり、前記可視光分離光学部材は、前記三角プリズムに入射した前記測距光の射出面に蒸着されたダイクロイック膜である請求項2に記載の測量装置。
【請求項8】
前記回転部は、前記距離測定部が収納された測定部であり、前記可視光分離光学部材は、前記測定部の下面に設けられた可視光反射ミラーである請求項2に記載の測量装置。
【請求項9】
前記托架部に凹部が形成され、該凹部内に前記回転部が設けられ、前記レーザポインタ光照射部はレーザポインタ光軸が前記凹部の底面から前記回転部に向って延出し、前記測距光の光軸と同一平面内に位置する様前記可視光分離光学部材に偏向される様構成された請求項2~請求項8のうちのいずれか1項に記載の測量装置。
【請求項10】
前記托架部に凹部が形成され、該凹部内に前記回転部が設けられ、前記凹部に隣接して設けられたハンドル部と、該ハンドル部に設けられた前記レーザポインタ光照射部とを有し、該レーザポインタ光照射部はレーザポインタ光軸が前記ハンドル部から前記回転部に向って延出し、前記測距光の光軸と同軸又は略同軸となる様前記可視光分離光学部材に偏向される様構成された請求項2~請求項8のうちのいずれか1項に記載の測量装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定対象物の3次元座標を取得可能な測量装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
レーザスキャナやトータルステーション等の測量装置は、測定対象物として再帰反射性を有するプリズムを用いたプリズム測距、反射プリズムを用いないノンプリズム測距により測定対象物迄の距離を検出する光波距離測定装置を有している。
【0003】
従来の測量装置では、作業者が測距光の照射位置を把握する為、可視光のレーザポインタ光を照射するレーザポインタ光照射部を有するものがある。測距光の照射位置を正確に把握する為、光波距離測定装置の光学系にレーザポインタ光照射部を組込み、測距光の光軸とレーザポインタ光の光軸とを同軸とするものもあるが、光学系が大型化し、装置全体が大型化する虞れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-110965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、光学系を小型化し、装置全体の小型化を図る測量装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、測距光を発する発光素子と、測定対象物からの反射測距光を受光する受光素子とを有する距離測定部と、前記測距光を照射する回転部と、該回転部を鉛直方向に回転させる鉛直回転駆動部と、前記回転部が設けられる托架部と、該托架部を水平方向に回転させる水平回転駆動部と、前記回転部に向ってレーザポインタ光を照射するレーザポインタ光照射部と、前記受光素子への前記反射測距光の受光結果に基づき前記測定対象物迄の距離を演算する演算制御部とを具備し、前記回転部は前記測距光を透過し前記レーザポインタ光を反射する可視光分離光学部材を有し、前記演算制御部は前記レーザポインタ光が所望の点に照射される様前記回転部と前記托架部を回転させる様構成された測量装置に係るものである。
【0007】
又本発明は、前記演算制御部は、前記測距光の光軸が所望の点に照射された前記レーザポインタ光の光軸と平行となる様に前記回転部と前記托架部を回転させ、測距を実行させる様に構成された測量装置に係るものである。
【0008】
又本発明は、前記回転部は、走査ミラーと、該走査ミラーと一体に回転する窓部とを有し、前記可視光分離光学部材は前記窓部に蒸着されたダイクロイック膜である測量装置に係るものである。
【0009】
又本発明は、前記回転部を囲繞する窓部を更に具備し、前記回転部は、走査ミラーと、該走査ミラーと一体に回転する可視光反射ミラーとを有し、前記可視光分離光学部材は前記可視光反射ミラーに蒸着されたダイクロイック膜である測量装置に係るものである。
【0010】
又本発明は、前記回転部は、走査ミラーと、該走査ミラーと一体に回転する窓部と、少なくとも1つの可視光反射ミラーとを有し、前記可視光分離光学部材は、前記窓部に蒸着されたダイクロイック膜である測量装置に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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