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公開番号2025016315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023129599
出願日2023-07-21
発明の名称電流検出器
出願人甲神電機株式会社
代理人
主分類G01R 15/20 20060101AFI20250124BHJP(測定;試験)
要約【課題】集磁コア等と干渉することなく省スペースで回路基板を固定できる電流検出器を得る。
【解決手段】一つ以上の固定穴を有する回路基板4を収容し接着材12で固定するケース1を有し、そのケース1は、固定穴を所定方向から貫通する突起部5と、その突起部5の近傍周囲に、回路基板4を所定方向から回路基板保持面で保持する台座部6を有し、突起部5は、中央付近に所定方向に空いた第一の空洞部11と、台座部6との間にあり回路基板保持面から所定方向に所定深さTの第二の空洞部15と、第一の空洞部11から第二の空洞部15に通じる第三の空洞部を有し、接着剤12は、第一の空洞部11から注入され、第三の空洞部を介して第二の空洞部15へ流動する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
一つ以上の固定穴を有する回路基板を収容し接着材で固定するケースを有する電流検出器であって、
前記ケースは、前記固定穴を所定A方向から貫通する突起部と、前記突起部の近傍周囲に、前記回路基板を前記A方向から回路基板保持面で保持する台座部を有し、
前記突起部は、前記突起部の中央付近に前記A方向に空いた第一の空洞部を有し、
前記突起部は、前記回路基板保持面から前記A方向に所定深さを成す第二の空洞部を、前記台座部との間に有し、
前記突起部は、前記第一の空洞部から前記第二の空洞部に通じる第三の空洞部を有し、
前記接着剤は、前記第一の空洞部から注入され、前記第三の空洞部を介して前記第二の空洞部へ流動することを特徴とする電流検出器。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
一つ以上の固定穴を有する回路基板を収容し接着材で固定するケースを有する電流検出器であって、
前記ケースは、前記固定穴を所定A方向から貫通する突起部と、前記突起部の近傍周囲に、前記回路基板を前記A方向から回路基板保持面で保持する台座部を有し、
前記突起部は、前記突起部の中央付近に前記A方向に空いた第一の空洞部を有し、
前記突起部は、前記回路基板保持面から前記A方向に所定深さを成す第二の空洞部を、前記台座部との間に有し、
前記突起部は、固定穴空隙部を前記固定穴壁面との間に有し、
前記突起部は、前記第一の空洞部から前記第二の空洞部又は前記固定穴空隙部に通じる第三の空洞部を有し、
前記接着剤は、前記第一の空洞部から注入され、前記第三の空洞部を介して前記第二の空洞部又は前記固定穴空隙部へ流動することを特徴とする電流検出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性体コアのギャップ内にホール素子などの磁気検出素子を配置して電流の検出を行う電流検出器に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電流検出器(電流センサ)では、絶縁樹脂製のケースと、集磁コアと、ホール素子などの磁気検出素子と、磁気検出素子を搭載した回路基板と、で構成されており、検出素子を搭載した回路基板が動かないように、ネジどめ用のボス(基板台座)を有したケースを用いて回路基板を絶縁固定している(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、回路基板(配線基板)とケース(センサ筐体)の固定方法に関しては、ケース側に設けた回路基板支持用の台座(基板接着ピン)に、接着剤を塗布して回路基板とケースを接着固定する方法が知られている(たとえば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-170629 図2
特開2019-164080 図13
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の電流検出器においては、特許文献1のようにタッピングネジで回路基板を固定する場合、ネジと集磁コアが干渉しないように、集磁コアを回避してネジどめ用のボスを設ける必要があるため、回路基板およびケースが大型になるという問題があった。
【0006】
また、特許文献2のように回路基板表面とケース側台座を接着固定する場合、回路基板を小型化した際に接着部と電子部品が近接するため、接着剤が電子部品に付着してしまう恐れがある。電流検出器(電流センサ)を高温(あるいは低温)下や高低温を繰り返す環境下で使用した場合、電子部品に接着剤が塗布されると接着剤の熱膨張収縮により電子部品にクラックが入る恐れがある。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、小型で信頼性の高い回路基板の固定を可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の電流検出器は、一つ以上の固定穴を有する回路基板を収容し接着材で固定するケースを有し、そのケースは、固定穴を所定方向から貫通する突起部と、その突起部の近傍周囲に、回路基板を所定方向から回路基板保持面で保持する台座部を有し、突起部は、中央付近に所定方向に空いた第一の空洞部と、台座部との間にあり回路基板保持面から所定方向に所定深さの第二の空洞部と、第一の空洞部から第二の空洞部に通じる第三の空洞部を有し、接着剤は、第一の空洞部から注入され、第三の空洞部を介して第二の空洞部へ流動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、回路基板をケースに接着固定するために、回路基板位置決め用の突起部の近傍周囲に、回路基板保持面から所定深さの接着材貯留用の空洞部(第二の空洞部)のスペースを設けるだけでよいので、電流検出器を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態1における電流検出器の斜視図である。
本発明の実施の形態1における電流検出器の分解斜視図である。
本発明の実施の形態1における電流検出器の上面視図である。
図3の線分A-Aの断面図である。
本発明の実施の形態1における電流検出器の接着剤注入説明図である。
本発明の実施の形態1における電流検出器の接着剤注入部の詳細斜視断面図である。
本発明の実施の形態1における位置決めボスの別形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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