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公開番号
2025008287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110303
出願日
2023-07-04
発明の名称
電気計器用結線器
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01R
31/00 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電気計器の端子と結線器の接触子との実質的な接触面積を増加させることが可能な、電気計器用結線器を提供する。
【解決手段】電気計器用結線器10は、電気計器50を試験装置に接続することにより性能試験を行うものである。電気計器用結線器10は、電気計器50の端子52a、52dが接触する接触子20と、端子52a、52dを接触子20に向けて押圧する押圧部材31と、接触子20が端子52a、52dに当接している状態で接触子20を端子52a、52dに対して摺動させる摺動機構40と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電気計器を試験装置に接続することにより性能試験を行う電気計器用結線器において、
前記電気計器の端子が接触する接触子と、
前記端子を前記接触子に向けて押圧する押圧部材と、
前記接触子が前記端子に当接している状態で前記接触子を前記端子に対して摺動させる摺動機構と、を備えた、電気計器用結線器。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記端子にネジが設けられ、前記接触子は、前記ネジを収容するネジ収容部を有する、請求項1に記載の電気計器用結線器。
【請求項3】
前記摺動機構は、前記接触子を前記端子に対して所定量回転させることにより、前記接触子を前記端子に対して摺動させる、請求項1に記載の電気計器用結線器。
【請求項4】
前記接触子が回転する際の回転軸は、平面視で前記端子の外周縁よりも内側に位置する、請求項3に記載の電気計器用結線器。
【請求項5】
前記接触子は、接触子ピン部を有し、
前記摺動機構は、切欠部を有する回転用ブロックと、前記回転用ブロックを移動させる駆動機構とを有し、
前記回転用ブロックの前記切欠部に、前記接触子の前記接触子ピン部が遊嵌されている、請求項3に記載の電気計器用結線器。
【請求項6】
前記接触子は、接触子切欠部を有し、
前記摺動機構は、回転用ブロックピン部を有する回転用ブロックと、前記回転用ブロックを移動させる駆動機構とを有し、
前記接触子の前記接触子切欠部に、前記回転用ブロックの前記回転用ブロックピン部が遊嵌されている、請求項3に記載の電気計器用結線器。
【請求項7】
前記摺動機構は、前記接触子を前記端子に対して直動させることにより、前記接触子を前記端子に対して摺動させる、請求項1に記載の電気計器用結線器。
【請求項8】
電気計器を試験装置に接続することにより性能試験を行う電気計器用結線器において、
前記電気計器の端子が接触する接触子と、
前記接触子を前記端子に向けて押圧する押圧機構と、
前記接触子が前記端子に当接している状態で前記接触子を前記端子に対して摺動させる摺動機構と、を備えた、電気計器用結線器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気計器を試験装置に接続することにより性能試験を行う電気計器用結線器に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、試験装置を用いて、電力量計が所定の規格を満たしているかを検査する性能試験が行われている。このような性能試験を行う場合、測定する電力量計毎に、試験装置の電源側の接続導線と電力量計の各外部端子とを結線する必要がある。この場合、試験装置の電源側の接続導線と電力量計の各外部端子とは、例えば検定試験台に設けられた結線器を介して互いに接続される。
【0003】
また従来、電力量計と試験装置との間の結線作業を自動で行う自動結線器が実用化されている。このような結線器として、例えば、筐体の一面から外方へ突出する端子を有する電力量計と、試験装置とを接続する結線器が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-11022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来、電気計器の端子の表面にはメッキ処理や加工による微細な凹凸や酸化被膜が生じている場合がある。また、結線器の接触子には経年変形等に起因する凹凸が生じている場合もある。このため、結線器の接触子を電気計器の端子に押し当てて接触させたとき、電気計器の端子と結線器の接触子との実質的な接触面積が低下するおそれがある。この場合、結線器の接触子を電気計器の端子に押し当てて電流を流したとき、端子と接触子との間に過剰な熱が発生するおそれがある。
【0006】
本開示は、電気計器の端子と結線器の接触子との実質的な接触面積を増加させることが可能な、電気計器用結線器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施の形態は、以下の[1]~[8]に関する。
【0008】
[1]電気計器を試験装置に接続することにより性能試験を行う電気計器用結線器において、前記電気計器の端子が接触する接触子と、前記端子を前記接触子に向けて押圧する押圧部材と、前記接触子が前記端子に当接している状態で前記接触子を前記端子に対して摺動させる摺動機構と、を備えた、電気計器用結線器。
【0009】
[2]前記端子にネジが設けられ、前記接触子は、前記ネジを収容するネジ収容部を有する、[1]に記載の電気計器用結線器。
【0010】
[3]前記摺動機構は、前記接触子を前記端子に対して所定量回転させることにより、前記接触子を前記端子に対して摺動させる、[1]又は[2]に記載の電気計器用結線器。
(【0011】以降は省略されています)
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