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公開番号2025008766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111231
出願日2023-07-06
発明の名称金属検出機
出願人株式会社エー・アンド・デイ
代理人個人
主分類G01V 3/11 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】製造・検査ラインへの金属異物混入を防ぐ構成を備えた金属検出機を提供する。
【解決手段】金属検出機(1)は、センサボックス(11)、ベルトコンベア(13)、センサボックス(11)の上に配置され操作表示部(18)を備える箱形の制御ボックス(14)を備え、制御ボックス(14)は、搬送方向(A)と直交するスライド方向(B)にスライドすることで上ケース(21)とボディケース(22)に分割され、ボディケース(22)のスライド方向(B)にある第一の辺(224)と第二の辺(225)は、操作表示部(18)の方を向く爪部(31)を備え、上ケース(21)のスライド方向(B)にある第一の側面(211)と第二の側面(212)は係合孔(41)を備えている。これにより、制御ボックス(14)は、搬送方向(A)を向く面に筐体固定ネジが存在せず、制御ボックス(14)下のライン上にネジが落下するのを防止できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検査物に対して検査を行うセンサボックスと、前記センサボックスの中を通過し前記被検査物を搬送方向に搬送するベルトコンベアと、前記センサボックスの上に配置され操作表示部を備える箱形の制御ボックスと、を備え、
前記制御ボックスは、前記搬送方向と直交する方向であるスライド方向にスライドすることで上ケースとボディケースに分割され、
前記制御ボックスの底面を形成する前記ボディケースの底板の前記スライド方向にある第一の辺と第二の辺は、前記操作表示部の方を向く爪部を備え、
前記制御ボックスの前記底面を囲う側面を形成する前記上ケースの前記スライド方向にある第一の側面と第二の側面は、それぞれの下端部に、前記爪部の係合孔を備える
ことを特徴とする金属検出機。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記爪部は、前記爪部の形状を前記ボディケースの前記底板から打ち抜き、前記底板から曲げ起こすことで形成されることを特徴とする請求項1に記載の金属検出機。
【請求項3】
前記爪部を形成する折り曲げ部は、前記爪部より前記操作表示部側に、前記爪部より一段低いスライドガイド部を備えることを特徴とする請求項2に記載の金属検出機。
【請求項4】
前記係合孔は、前記上ケースの前記第一の側面と前記第二の側面の下端部を内側にL字に折り曲げて形成された平面部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の金属検出機。
【請求項5】
前記爪部と前記係合孔は、前記スライド方向に複数形成され、前記係合孔の前記平面部は連続するよう形成されることを特徴とする請求項4に記載の金属検出機。
【請求項6】
前記操作表示部のコンソールはL字ブラケットを備え、一方の第一ブラケットは前記ボディケースに設けられた支持部の切欠きに差し込まれて支持され、他方の第二ブラケットは前記操作表示部を備え前記上ケースに固定されることを特徴とする請求項1に記載の金属検出機。
【請求項7】
前記切欠きは、前記支持部に設けられた差込溝の突き当たりに形成され、
前記差込溝は、差し込み方向に向けて下に傾斜し、
前記差込溝の入口は、前記切欠きより広く下に空き、前記入口の上方には、下に突する係止部が形成されることを特徴とする請求項6に記載の金属検出機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検査物中の金属の有無を検出する金属検出機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
金属検出機は、磁界を発生させるセンサボックス内に、ベルトコンベアで被検査物を搬送し、被検査物によるセンサボックス内の磁気変化を検出することによって、被検査物に混入した金属異物を検出する装置である。このため、金属検出機は、図13に示すように、センサボックス101がトンネル形状となっており、トンネル102をベルトコンベア103が通過する構成となっている。また、センサボックス101の上には、金属検出機の操作表示部や、磁気センサおよびベルトコンベアの制御回路を備える制御ボックス104が配置されている(特許文献1も参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-147275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、図13のように、制御ボックス104のベルトコンベア103のほうを向く側面に、制御ボックス104の筐体固定ネジ105が設けられていると、何らかの原因でネジ105が外れ、ベルトコンベア103(ライン上)に落下した場合、異物混入や誤検出の問題を引き起こす可能性がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、製造・検査ラインへの金属異物混入を防ぐ構成を備えた金属検出機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様の金属検出機は、被検査物に対して検査を行うセンサボックスと、前記センサボックスの中を通過し前記被検査物を搬送方向に搬送するベルトコンベアと、前記センサボックスの上に配置され操作表示部を備える箱形の制御ボックスと、を備え、前記制御ボックスは、前記搬送方向と直交する方向であるスライド方向にスライドすることで上ケースとボディケースに分割され、前記制御ボックスの底面を形成する前記ボディケースの底板の前記スライド方向にある第一の辺と第二の辺は、前記操作表示部の方を向く爪部を備え、前記制御ボックスの前記底面を囲う側面を形成する前記上ケースの前記スライド方向にある第一の側面と第二の側面は、それぞれの下端部に、前記爪部の係合孔を備えることを特徴とする。
【0007】
第2の態様の金属検出機では、第1の態様において、前記爪部は、前記爪部の形状を前記ボディケースの前記底板から打ち抜き、前記底板から曲げ起こすことで形成されるのも好ましい。
【0008】
第3の態様の金属検出機では、第2の態様において、前記爪部を形成する折り曲げ部は、前記爪部より前記操作表示部側に、前記爪部より一段低いスライドガイド部を備えるのも好ましい。
【0009】
第4の態様の金属検出機では、第1~第3のいずれかの態様において、前記係合孔は、前記上ケースの前記第一の側面と前記第二の側面の下端部を内側にL字に折り曲げて形成された平面部に形成されるのも好ましい。
【0010】
第5の態様の金属検出機では、第4の態様において、前記爪部と前記係合孔は、前記スライド方向に複数形成され、前記係合孔の前記平面部は連続するよう形成されるのも好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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