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公開番号2025030839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136487
出願日2023-08-24
発明の名称センサ
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類G01N 27/18 20060101AFI20250228BHJP(測定;試験)
要約【課題】特性の向上が可能なセンサを提供する。
【解決手段】一実施形態によれば、センサは、センサ部及び回路部を含む。センサ部は、センサ素子及び導電部材を含む素子部を含む。回路部は、第1差動回路、電圧保持回路、第1~第3第3スイッチ及び制御部を含む。センサ素子は、第1電流源に接続される。センサ素子の他端は、第1基準電圧に設定される。第1スイッチは、センサ素子端と第1電流源との第1接続点に接続される。第1スイッチの他端は、電圧保持回路の入力端に接続される。電圧保持回路の出力端は、第1差動回路の第1入力端に接続される。第2スイッチは、第1接続点に接続される。第2スイッチの他端は、第1差動回路の第1他入力端に接続される。第3スイッチは、電圧源に接続される。第3スイッチの他端は、導電部材と接続される。導電部材の他端は、第1基準電圧に設定される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
センサ素子及び導電部材を含む素子部を含むセンサ部と、
第1差動回路、電圧保持回路、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ及び制御部を含む回路部と、
を備え、
前記センサ素子のセンサ素子端は、第1電流源に電気的に接続され、
前記センサ素子のセンサ素子他端は、第1基準電圧に設定され、
前記第1スイッチの第1スイッチ端は、前記センサ素子端と前記第1電流源との第1接続点に電気的に接続され、
前記第1スイッチの第1スイッチ他端は、前記電圧保持回路の入力端に電気的に接続され、
前記電圧保持回路の出力端は、前記第1差動回路の第1入力端に電気的に接続され、
前記第2スイッチの第2スイッチ端は、前記第1接続点に電気的に接続され、
前記第2スイッチの第2スイッチ他端は、前記第1差動回路の第1他入力端に電気的に接続され、
前記第3スイッチの第3スイッチ端は、電圧源に接続され、
前記第3スイッチの第3スイッチ他端は、前記導電部材の導電部材端と電気的に接続され、
前記導電部材の導電部材他端は、前記第1基準電圧に設定され、
前記制御部は、第1動作及び第2動作の実施が可能であり、
前記第1動作において、前記制御部は、前記第3スイッチを第3接続状態とし前記第1スイッチを第1接続状態とし前記第2スイッチを第2非接続状態させ、前記電圧保持回路は、前記第1動作における前記第1接続点の第1接続点電圧を保持し、
前記第2動作において、前記制御部は、前記第3スイッチを第3非接続状態とし前記第1スイッチを第1非接続状態とし前記第2スイッチを第2接続状態とし、前記第1差動回路は、前記第2動作における前記第1接続点電圧と、前記電圧保持回路に保持された保持電圧と、の第1差を出力する、センサ。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記第1動作と前記第2動作との間の第1インターバル時間は、前記第1動作において前記導電部材に印加される電圧のパルス時間の1/5以下である、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記第1差は、検出対象ガスの濃度に対応する、請求項1に記載のセンサ。
【請求項4】
前記回路部は、第2差動回路及び第4スイッチをさらに含み、
前記第4スイッチの第4スイッチ端は、前記第1接続点に電気的に接続され、
前記第4スイッチの第4スイッチ他端は、前記第2差動回路の第2入力端に電気的に接続され、
前記第2差動回路の第2他入力端は、第2基準電圧に設定される、請求項1~3のいずれか1つに記載のセンサ。
【請求項5】
前記制御部は、第3動作の実施がさらに可能であり、
前記第3動作において、前記制御部は、前記第3スイッチを前記第3非接続状態とし前記第1スイッチを前記第1非接続状態とし前記第2スイッチを前記第2非接続状態とし前記第4スイッチを第4接続状態とし、前記第2差動回路は、前記第3動作における前記第1接続点電圧と、前記第2基準電圧と、の第2差を出力する、請求項4に記載のセンサ。
【請求項6】
前記回路部は、前記第2差に基づいて前記第1差を補正した値を出力可能である、請求項5に記載のセンサ。
【請求項7】
センサ素子及び導電部材を含む素子部を含むセンサ部と、
記憶部及び制御部を含む回路部と、
を備え、
前記センサ素子のセンサ素子端は、第1電流源に電気的に接続され、
前記センサ素子のセンサ素子他端は、第1基準電圧に設定され、
前記制御部は、第1動作及び第2動作の実施が可能であり、
前記第1動作において、前記制御部は、前記導電部材に電圧を印加した状態における、前記センサ素子端と前記第1電流源との第1接続点の第1接続点電圧に対応する第1値を前記記憶部に記憶させ、
前記第2動作において、前記制御部は、前記導電部材に前記電圧を印加しない状態における、前記第1接続点電圧に対応する第2値を前記記憶部に記憶させ、
前記回路部は、前記第1値と前記第2値との第1差に対応する値を出力可能である、センサ。
【請求項8】
前記制御部は、第3動作の実施が可能であり、
前記第3動作において、前記制御部は、前記導電部材に前記電圧を印加しない状態における、前記第1接続点電圧に対応する第3値を前記記憶部に記憶させ、
前記回路部は、前記第3値に基づいて前記第1差を補正した補正値出力可能である、請求項7に記載のセンサ。
【請求項9】
前記回路部は、第1差動回路、第2差動回路、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ、第1配線スイッチ及び第2配線スイッチをさらに含み、
前記第1スイッチの第1スイッチ端は、前記第1接続点に電気的に接続され、
前記第1スイッチの第1スイッチ他端は、前記第1差動回路の第1入力端に電気的に接続され、
前記第1差動回路の第1他入力端は、前記第1配線スイッチを介して、第2基準電圧の第2接続点に電気的に接続され、
前記第2スイッチの第2スイッチ端は、前記第1接続点に電気的に接続され、
前記第2スイッチの第2スイッチ他端は、前記第2差動回路の第2入力端に電気的に接続され、
前記第2差動回路の第2他入力端は、前記第2配線スイッチを介して、前記第2接続点に電気的に接続され、
前記第3スイッチの第3スイッチ端は、電圧源に接続され、
前記第3スイッチの第3スイッチ他端は、前記導電部材の導電部材端と電気的に接続され、
前記導電部材の導電部材他端は、前記第1基準電圧に設定され、
前記制御部は、前記第1動作において、前記第1スイッチを第1接続状態とし、前記第1配線スイッチを第1配線接続状態とし、前記第2スイッチを第2非接続状態とし、前記第2配線スイッチを第2配線非接続状態とし、前記第3スイッチを第3接続状態とし、
前記制御部は、前記第2動作において、前記第1スイッチを第1非接続状態とし、前記第1配線スイッチを第1配線非接続状態とし、前記第2スイッチを第2接続状態とし、前記第2配線スイッチを第2配線接続状態とし、前記第3スイッチを第3非接続状態とする、請求項7に記載のセンサ。
【請求項10】
前記制御部は、第3動作の実施が可能であり、
前記第3動作において、前記制御部は、前記導電部材に前記電圧を印加しない状態における、前記第1接続点電圧に対応する第3値を前記記憶部に記憶させ、
前記回路部は、第3差動回路、第4スイッチ及び第3配線スイッチをさらに含み、
前記第4スイッチの第4スイッチ端は、前記第1接続点に電気的に接続され、
前記第4スイッチの第4スイッチ他端は、前記第3差動回路の第3入力端に電気的に接続され、
前記第3差動回路の第3他入力端は、前記第3配線スイッチを介して、前記第2接続点に電気的に接続され、
前記制御部は、前記第3動作において、前記第1スイッチを前記第1非接続状態とし、前記第1配線スイッチを前記第1配線非接続状態とし、前記第2スイッチを前記第2非接続状態とし、前記第2配線スイッチを前記第2配線非接続状態とし、前記第3スイッチを前記第3接続状態とし、前記第4スイッチを第4接続状態とし、前記第3配線スイッチを第3配線接続状態とする、請求項9に記載のセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、センサに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子などを用いたセンサがある。センサにおいて、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-188341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、特性の向上が可能なセンサを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、センサは、センサ部及び回路部を含む。前記センサ部は、センサ素子及び導電部材を含む素子部を含む。前記回路部は、第1差動回路、電圧保持回路、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ及び制御部を含む。前記センサ素子のセンサ素子端は、第1電流源に電気的に接続される。前記センサ素子のセンサ素子他端は、第1基準電圧に設定される。前記第1スイッチの第1スイッチ端は、前記センサ素子端と前記第1電流源との第1接続点に電気的に接続される。前記第1スイッチの第1スイッチ他端は、前記電圧保持回路の入力端に電気的に接続される。前記電圧保持回路の出力端は、前記第1差動回路の第1入力端に電気的に接続される。前記第2スイッチの第2スイッチ端は、前記第1接続点に電気的に接続される。前記第2スイッチの第2スイッチ他端は、前記第1差動回路の第1他入力端に電気的に接続される。前記第3スイッチの第3スイッチ端は、電圧源に接続される。前記第3スイッチの第3スイッチ他端は、前記導電部材の導電部材端と電気的に接続される。前記導電部材の導電部材他端は、前記第1基準電圧に設定される。前記制御部は、第1動作及び第2動作の実施が可能である。前記第1動作において、前記制御部は、前記第3スイッチを第3接続状態とし前記第1スイッチを第1接続状態とし前記第2スイッチを第2非接続状態させ、前記電圧保持回路は、前記第1動作における前記第1接続点の第1接続点電圧を保持する。前記第2動作において、前記制御部は、前記第3スイッチを第3非接続状態とし前記第1スイッチを第1非接続状態とし前記第2スイッチを第2接続状態とし、前記第1差動回路は、前記第2動作における前記第1接続点電圧と、前記電圧保持回路に保持された保持電圧と、の第1差を出力する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示するブロック図である。
図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図3は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示するブロック図である。
図4は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示するブロック図である。
図5は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示するブロック図である。
図6は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示するタイムチャートである。
図7は、第2実施形態に係るセンサを例示するブロック図である。
図8は、第2実施形態に係るセンサの動作を例示するブロック図である。
図9は、第2実施形態に係るセンサの動作を例示するブロック図である。
図10は、第2実施形態に係るセンサの動作を例示するブロック図である。
図11は、実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図12は、実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図13は、実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示するブロック図である。
図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図1に示すように、実施形態に係るセンサ110は、センサ部10S及び回路部70を含む。センサ部10Sは、素子部10Eを含む。素子部10Eは、センサ素子11及び導電部材21を含む。
【0009】
図2は、センサ部10Sを例示している。例えば、センサ部10Sは、基体41及び第1保持部31Saを含む。第1保持部31Saは、基体41に固定される。第1保持部31Saは、素子部10Eを保持する。基体41と素子部10Eとの間に第1空隙g1が設けられる。この例では、センサ部10Sは、第1対向保持部31Sbを含む。第1対向保持部31Sbは、基体41に固定される。第1対向保持部31Sbは、素子部10Eを保持する。
【0010】
この例では、センサ部10Sは、第1接続部31Ca及び第1対向接続部31Cbを含む。第1接続部31Caは、第1保持部31Saに保持され、素子部10Eを保持する。第1対向接続部31Cbは、第1対向保持部31Sbに保持され、素子部10Eを保持する。後述するように、これらの接続部はミアンダ構造を有して良い。これらの接続部を介しての熱伝導が抑制される。センサ素子11の少なくとも一部は、導電部材21の少なくとも一部と重なって良い。センサ部10Sの構成の例については、後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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