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公開番号2025032869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138365
出願日2023-08-28
発明の名称コラーゲンの検出方法
出願人一丸ファルコス株式会社
代理人
主分類G01N 33/53 20060101AFI20250305BHJP(測定;試験)
要約【課題】新たにコラーゲンに対する抗体を用いた免疫学的測定法による組成物に含有されるコラーゲンの検出方法を提供すること、などに関する。
【解決手段】コラーゲンに対する抗体を用いた免疫学的測定法による組成物に含有されるコラーゲンの検出方法であって、当該方法は、塩基性溶液を用いて、段階的固相化工程を含む方法で、当該段階的固相化工程は、抗原としてコラーゲン溶液に含まれるコラーゲンを、プレートに固相化する工程を複数回含み、当該塩基性溶液を用いて、当該コラーゲン溶液の希釈を行い、当該段階的固相化工程は、第一段階の固相化工程及び第二段階以降の固相化工程を含み、当該第一段階の固相化工程は、当該第二段階以降の固相化工程で用いるコラーゲン溶液より濃い濃度のコラーゲン溶液を用いて行い、第二段階以降の固相化工程は、第一段階の固相化工程より薄い濃度のコラーゲン溶液を用いて行う、当該方法。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
コラーゲンに対する抗体を用いた免疫学的測定法による組成物に含有されるコラーゲンの検出方法であって、
当該方法は、塩基性溶液を用いて、段階的固相化工程を含む方法で、
当該段階的固相化工程は、抗原としてコラーゲン溶液に含まれるコラーゲンを、プレートに固相化する工程を複数回含み、
当該塩基性溶液を用いて、当該コラーゲン溶液の希釈を行い、
当該段階的固相化工程は、第一段階の固相化工程及び第二段階以降の固相化工程を含み、
当該第一段階の固相化工程は、当該第二段階以降の固相化工程で用いるコラーゲン溶液より濃い濃度のコラーゲン溶液を用いて行い、
第二段階以降の固相化工程は、第一段階の固相化工程より薄い濃度のコラーゲン溶液を用いて行う、当該方法。
続きを表示(約 40 文字)【請求項2】
塩基性溶液はpH8超である、請求項1記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、コラーゲンに対する抗体を用いた免疫学的測定法による組成物に含有されるコラーゲンの検出方法、などに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コラーゲンは皮膚・血管・内臓・骨等の動物組織のいたるところに存在していることが知られている。例えば、真皮のタンパク質の70%、骨のタンパク質の90%はコラーゲンであり、個々の筋肉を包む筋膜もコラーゲンでできており、人間を構成するタンパク質の3分の1を占めているともいわれている。生体中のコラーゲンは、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸等の酸性ムコ多糖類と結合して、結合組織、軟骨組織や皮膚組織などに多く分布し、細胞の機能や形態を維持するのに役立っており、細胞本体を取り囲み、細胞を支える足場となる重要で基本的な成分の一つである。コラーゲンは通常のタンパク質と比較してターンオーバーに要する時間が長く、加齢(老化)に伴いそのサイクルは遅くなると言われている。そのサイクルが遅くなるとコラーゲン自体の変性(老化)も進行し、皮膚の柔軟性や弾力性の低下につながる。コラーゲンが老化すると、構造支持体としての機能が低下するため、皮膚基底部に存在する繊維芽細胞の増殖、分化、移動が妨げられ、皮膚のターンオーバーサイクルはさらに遅くなるという悪循環に陥ると考えられている。(特許文献1)。
【0003】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-153614
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、新たにコラーゲンに対する抗体を用いた免疫学的測定法による組成物に含有されるコラーゲンの検出方法を提供すること、などに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明の発明者は、鋭意検討を重ねた結果、用いる塩基性溶液の濃度を段階的に使用することなどにより、以下の本発明を完成した。具体的には、本発明は以下の項を含む発明、である。
〔項1〕コラーゲンに対する抗体を用いた免疫学的測定法による組成物に含有されるコラーゲンの検出方法であって、
当該方法は、塩基性溶液を用いて、段階的固相化工程を含む方法で、
当該段階的固相化工程は、抗原としてコラーゲン溶液に含まれるコラーゲンを、プレートに固相化する工程を複数回含み、
当該塩基性溶液を用いて、当該コラーゲン溶液の希釈を行い、
当該段階的固相化工程は、第一段階の固相化工程及び第二段階以降の固相化工程を含み、
当該第一段階の固相化工程は、当該第二段階以降の固相化工程で用いるコラーゲン溶液より濃い濃度のコラーゲン溶液を用いて行い、
第二段階以降の固相化工程は、第一段階の固相化工程より薄い濃度のコラーゲン溶液を用いて行う、当該方法。
〔項2〕塩基性溶液はpH8超以上である、〔項1〕記載の方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、新たにコラーゲンに対する抗体を用いた免疫学的測定法による組成物に含有されるコラーゲンの検出方法、などを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例の組成物を製造する工程を示す図である。
図2は、試験1及び試験2で示す抗原の固相化の方法を示す図である。
図3は、横軸を検体濃度(ng/mL)、縦軸を吸光度、として、表2で示す値をグラフに示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
(コラーゲン)
コラーゲンは、例えば、線維性コラーゲン又は非線維性コラーゲンが挙げられる。線維性コラーゲンは、コラーゲン線維の主成分となるコラーゲンを意味し、具体的には、I型コラーゲン、II型コラーゲン、III型コラーゲン等が挙げられる。非線維性コラーゲンとしては、例えば、IV型コラーゲンが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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