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公開番号2025029309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023133856
出願日2023-08-21
発明の名称温度センサ取付具
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類G01K 1/14 20210101AFI20250227BHJP(測定;試験)
要約【課題】温度センサの脱落を防止すると共に、この温度センサが取付けられる機器の製造コストの低減を図ることができる温度センサ取付具を提供すること。
【解決手段】温度センサ(2)を収容して保持するセンサ保持部(11)と、温度測定対象の配管(1)に着脱自在に装着するための装着部(12)を有し、センサ保持部(11)と装着部(12)とが細長い板部材を湾曲させて一体的に形成された温度センサ取付具(10)において、センサ保持部(11)は、板部材の長さ方向中間部分に筒状に形成され、装着部(12)は、センサ保持部(11)の周方向両端から夫々延びる板部材の両端部分(12a,12b)を交差させ、この交差させた部分から離れるほど互いに離隔した後で先端に近づくほど互いに近づくように湾曲状に形成され、装着部(12)が配管(1)に装着されたとき、センサ保持部(11)が縮径するように弾性変形して、センサ保持部(11)に挿入された温度センサ(2)を保持するように構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
温度センサを収容して保持するセンサ保持部と、温度測定対象の配管に着脱自在に装着するための装着部を有し、前記センサ保持部と前記装着部とが細長い板部材を湾曲させて一体的に形成された温度センサ取付具において、
前記センサ保持部は、前記板部材の長さ方向中間部分に筒状に形成され、
前記装着部は、前記センサ保持部の周方向両端から夫々延びる前記板部材の両端部分を交差させ、この交差させた部分から離れるほど互いに離隔した後で先端に近づくほど互いに近づくように湾曲状に形成され、
前記装着部が前記配管に装着されたとき、前記センサ保持部が縮径するように弾性変形して、前記センサ保持部に収容された温度センサを保持するように構成されたことを特徴とする温度センサ取付具。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記装着部は、前記配管に装着されたときに装着前よりも拡径するように弾性変形して前記配管をグリップすることを特徴とする請求項1に記載の温度センサ取付具。
【請求項3】
前記装着部の1対の先端には、前記装着部の径方向外方に延びるように形成されたつまみ部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の温度センサ取付具。
【請求項4】
前記センサ保持部には、その軸方向一端部側から前記温度センサが収容され、
前記センサ保持部の軸方向他端部側には、径方向内方に突出させた突起部を有することを特徴とする請求項1に記載の温度センサ取付具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度センサを温度測定対象の配管に装着する際に使用される温度センサ取付具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えばヒートポンプ給湯装置の冷媒が流通する配管、湯水が流通する配管等には、複数の温度センサが取り付けられている。ヒートポンプ給湯装置は、これら温度センサから出力される冷媒温度、湯水温度等の検知信号を受け、検知された温度に応じて運転を行う。
【0003】
温度センサの取り付けに対しては、例えば運転時の振動によって温度センサが脱落せず、温度測定対象の配管と温度センサとが温度センサ取付具を介して密着すると共に、温度センサが周囲の温度の影響を受け難くすることが要求されている。そのため、温度測定対象の配管に温度センサを収容する例えば円筒状のセンサステーを接合しておき、このセンサステーに温度センサと固定具を挿入して固定する方法が採用されている。
【0004】
一方、温度センサが取付けられる機器の製造コスト低減のため、例えば特許文献1のように、ステンレス鋼板製のクリップ部材により、温度センサと温度測定対象の配管を挟んで固定する技術が知られている。センサステーを配管に接合する必要がないので、製造コストを低減することができ、任意の配管に温度センサを取り付けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-188779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のクリップ部材は、このクリップ部材を弾性変形させたときの弾性を利用して温度センサを保持すると共に配管を挟み、温度センサと共にこの配管に装着される。しかし、配管に装着する際にクリップ部材が押し広げられるので、温度センサを保持する収納部が広がって温度センサが脱落し易くなるという課題がある。
【0007】
また、クリップ部材と温度センサの間にできる隙間が樹脂によって充填されているので、製造コスト低減の余地がある。そこで、本発明は、温度センサの脱落を防止すると共に、この温度センサが取付けられる機器の製造コストの低減を図ることができる温度センサ取付具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明の温度センサ取付具は、温度センサを収容して保持するセンサ保持部と、温度測定対象の配管に着脱自在に装着するための装着部を有し、前記センサ保持部と前記装着部とが細長い板部材を湾曲させて一体的に形成された温度センサ取付具において、前記センサ保持部は、前記板部材の長さ方向中間部分に筒状に形成され、前記装着部は、前記センサ保持部の周方向両端から夫々延びる前記板部材の両端部分を交差させ、この交差させた部分から離れるほど互いに離隔した後で先端に近づくほど互いに近づくように湾曲状に形成され、前記装着部が前記配管に装着されたとき、前記センサ保持部が縮径するように弾性変形して、前記センサ保持部に収容された温度センサを保持するように構成されたことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、温度センサ取付具は、細長い板部材を湾曲させ、筒状のセンサ保持部と、このセンサ保持部の周方向両端から夫々延びて交差し配管に装着するために湾曲状に形成された装着部とが一体的に形成されている。この温度センサ取付具は、装着部が配管に装着されたときにセンサ保持部が縮径するように弾性変形するので、センサ保持部に収容された温度センサをセンサ保持部がグリップする力が増加し、温度センサの脱落を防止することができる。
【0010】
請求項2の発明の温度センサ取付具は、請求項1の発明において、前記装着部は、前記配管に装着されたときに装着前よりも拡径するように弾性変形して前記配管をグリップすることを特徴としている。
上記構成によれば、温度センサ取付具は、装着部の弾性変形を維持することによって装着部のグリップする力を継続的に作用させる。従って、センサ保持部からの温度センサの脱落を防止すると共に、この温度センサが配管に装着された状態を維持して振動等によってずれないようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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