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公開番号2025024947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129345
出願日2023-08-08
発明の名称基板実装方法
出願人株式会社ノーリツ
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類H05K 1/18 20060101AFI20250214BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】同じ位置に複数種類の部品を選択的に装着可能なプリント基板において部品の誤装着を防止する基板実装方法を提供する。
【解決手段】基板実装方法は、プリント基板3への装着面の互いに異なる位置に突起部を有し、同一位置に複数種類の部品を、複数種類の部品が有する突起部のそれぞれに対応する位置に形成された複数のスルーホール32、33に装着可能なプリント基板3に複数種類の部品のうちの何れか1つの部品を装着する制御基板の製造方法であって、プリント基板3の複数のスルーホール32,33のうち装着予定ではない部品に設けられる突起部に対応するスルーホールを覆うようにクリームはんだを塗布するステップと、クリームはんだを溶融させた後、固化させるステップと、クリームはんだを固化させた後に、装着予定の部品を挿入するステップと、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
同一位置に複数種類の部品が装着可能なプリント基板に前記複数種類の部品のうちの何れか1つの部品を装着する基板実装方法であって、
前記複数種類の部品は、前記プリント基板への装着面の互いに異なる位置に突起部を有し、
前記プリント基板は、前記複数種類の部品が有する突起部のそれぞれに対応する位置に形成された複数のスルーホールを有し、
前記プリント基板の前記複数のスルーホールのうち装着予定ではない部品に設けられる突起部に対応するスルーホールを覆うようにクリームはんだを塗布するステップと、
前記クリームはんだを溶融させた後、固化させるステップと、
前記クリームはんだを固化させた後に、装着予定の部品を挿入するステップと、を含む、基板実装方法。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記装着予定の部品を挿入するステップは、手挿入により行われる、請求項1に記載の基板実装方法。
【請求項3】
前記複数種類の部品は、複数種類のコネクタであり、
前記複数種類のコネクタは、それぞれ、リード端子と位置決め用のボスとを備え、
前記複数種類のコネクタは、前記リード端子に対する前記ボスの位置が互いに異なり、
前記突起部は、前記ボスである、請求項1または2に記載の基板実装方法。
【請求項4】
前記プリント基板において前記複数種類のコネクタが有する前記ボスのそれぞれに対応する位置に予め形成されている複数のボス穴の内面にめっき処理を施して前記複数のボス穴を前記複数のスルーホールにするステップを含む、請求項3に記載の基板実装方法。
【請求項5】
前記複数種類の部品は、複数のリード端子の位置が互いに異なる複数種類のコイルまたはリレーであり、
前記突起部は、前記複数のリード端子である、請求項1または2に記載の基板実装方法。
【請求項6】
前記クリームはんだを溶融させた後、固化させることにより、クリームはんだに含まれるフラックスにより前記スルーホールが塞がれる、請求項1または2に記載の基板実装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板実装方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気機器の制御基板や電源基板を製造する際、同一のプリント基板上の同じ位置に異なる種類の部品を装着できるようにしたプリント基板がある。これによれば、1つのプリント基板を、複数の機種間で共用したり、部品の供給状況に応じて複数種類の部品の中から装着する部品を切り替えたりすることができる。
【0003】
しかし、このようなプリント基板では、装着すべき部品を取り違えて誤装着してしまう恐れがあった。
【0004】
下記特許文献1,2には、コネクタを取り付けるためのソケットコネクタ(ベース付ポスト)のプリント基板装着面にボスが設けられ、プリント基板における当該ベース付ポスト装着位置に当該ボスを取り付けるためのボス穴が形成された構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-97747号公報
実用新案登録第2554662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの特許文献によればプリント基板に装着するベース付ポストの位置決めを容易にすることができる。しかし、複数種類のベース付ポストをプリント基板の同じ位置に装着可能にするためには、複数種類のベース付ポストごとに異なる位置にボスを設け、プリント基板の対応する位置に複数のボス穴を設けるか、複数種類のベース付ポストに共通する位置にボスを設ける必要がある。これらのいずれの場合においても、部品装着時における誤装着の問題は解決しない。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決すべくなされたものであり、同じ位置に複数種類の部品を選択的に装着可能なプリント基板において部品の誤装着を防止することができる基板実装方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る基板実装方法は、同一位置に複数種類の部品が装着可能なプリント基板に前記複数種類の部品のうちの何れか1つの部品を装着する基板実装方法であって、前記複数種類の部品は、前記プリント基板への装着面の互いに異なる位置に突起部を有し、前記プリント基板は、前記複数種類の部品が有する突起部のそれぞれに対応する位置に形成された複数のスルーホールを有し、前記プリント基板の前記複数のスルーホールのうち装着予定ではない部品に設けられる突起部に対応するスルーホールを覆うようにクリームはんだを塗布するステップと、前記クリームはんだを溶融させた後、固化させるステップと、クリームはんだを固化させた後に、装着予定の部品を挿入するステップと、を含む。
【0009】
上記方法によれば、プリント基板の同一位置に複数種類の部品の何れか1つの部品を装着する際に、装着予定ではない部品に設けられた突起部に対応するスルーホールがはんだにより塞がれる。これにより、その後の部品装着工程において、装着予定ではない部品がプリント基板に装着されることを物理的に防止することができる。したがって、同じ位置に複数種類の部品を選択的に装着可能なプリント基板において部品の誤装着を防止することができる。
【0010】
前記装着予定の部品を挿入するステップは、手挿入により行われてもよい。これにより、機械で行わない手作業において誤装着が発生することを、当該手作業が行われる前段階で対策することにより、予防することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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