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公開番号2024178539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023096742
出願日2023-06-13
発明の名称結束バンドの固定構造
出願人サクサ株式会社
代理人個人
主分類H05K 7/00 20060101AFI20241218BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】結束バンドで電線を固定するためのスペースが狭い電子機器であっても、作業性を落とすことなく、容易に電線を束ねて固定できる結束バンドの固定構造を提供する。
【解決手段】電線3が沿う底壁2a(壁)と、結束バンド4を挿通可能な空間Sを有する断面門形状の凸体7とを備える。凸体7は、底壁2aから突出する第1の凸部8と、第1の凸部8とは電線3の長手方向とは直交する方向に離間した位置に設けられた第2の凸部9と、第1の凸部8の突出端と第2の凸部9の突出端とを接続する接続部10とを有する。接続部10は、電線3の長手方向に延びる緊縛部12を有している。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線が沿う壁と、
結束バンドを挿通可能な空間を有する断面門形状に形成され、前記壁に凸設された凸体とを備え、
前記凸体は、
前記壁から突出する第1の凸部と、
前記第1の凸部とは前記電線の長手方向とは直交する方向に離間した位置において前記壁から突出する第2の凸部と、
前記第1の凸部の突出端と前記第2の凸部の突出端とを接続する接続部とを有し、
前記接続部は、前記電線の長手方向に延びる緊縛部を有していることを特徴とする結束バンドの固定構造。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
請求項1に記載の結束バンドの固定構造において、
前記第2の凸部は、前記第1の凸部とは前記電線の長手方向にも離間した位置に設けられ、
前記緊縛部は、前記長手方向とは直交する方向において前記第1の凸部と前記第2の凸部の間に位置付けられ、前記第1の凸部と前記第2の凸部とにそれぞれ連結部を介して接続されていることを特徴とする結束バンドの固定構造。
【請求項3】
請求項1に記載の結束バンドの固定構造において、
前記緊縛部の一端は、前記第1の凸部と同一位置に設けられ、
前記緊縛部の他端は、前記第2の凸部に延長部を介して接続されていることを特徴とする結束バンドの固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電子機器の筐体にケーブルを結束バンドによって括り付ける際に用いる結束バンドの固定構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電子機器の内部に配置される複数の電線を束ねるために結束バンドが使用される場合が多々ある。複数の電線を結束バンドで束ねて固定する従来の結束バンドの固定構造としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているものがある。特許文献1に示す結束バンドの固定構造は、板状の基台に形成された矩形の穴と、この穴の開口縁から穴内に延びる引掛部とを備えている。この結束バンドの固定構造においては、先ず、引掛部に結束バンドを巻き掛けて仮固定状態にしておき、その後、引掛部に載せた電線を載せる。そして、引掛部と電線とを結束バンドで束ね、結束バンドを締め付けることにより、引掛部に電線が固定される。
【0003】
特許文献2に開示されている結束バンドの固定構造は、電子機器の筐体に形成された結束バンド挿通用の穴と、この穴に結束バンドを誘導するガイド溝とを有している。この結束バンドの固定構造によれば、結束バンド挿通用の穴に通した結束バンドをガイド溝に沿わせることによって結束バンドを仮固定状態とし、その後、結束バンドに電線を載せて結束バンドを締め付けることによって、電線を結束バンドによって筐体に固定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-229283号公報
特許第4042654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された結束バンドの固定構造では、結束バンドを引掛部に掛ける際に上から挿通するため結束バンドの先端部が基台の穴から外側に抜けてしまうことがあり、作業性が悪かった。特許文献2に開示された結束バンドの固定構造においては、結束バンドをガイド溝で保持することが可能であるが、ガイド溝を形成するスペースが必要で、結束バンドの固定構造を小型化することが難しいという問題があった。このような結束バンドの固定構造は、ガイド溝を形成するスペースを確保できない場合は採用することができない。
【0006】
本発明の目的は、結束バンドで電線を固定するためのスペースが狭い電子機器であっても、作業性を落とすことなく、容易に電線を束ねて固定できる結束バンドの固定構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明に係る結束バンドの固定構造は、電線が沿う壁と、結束バンドを挿通可能な空間を有する断面門形状に形成され、前記壁に凸設された凸体とを備え、前記凸体は、前記壁から突出する第1の凸部と、前記第1の凸部とは前記電線の長手方向とは直交する方向に離間した位置において前記壁から突出する第2の凸部と、前記第1の凸部の突出端と前記第2の凸部の突出端とを接続する接続部とを有し、前記接続部は、前記電線の長手方向に延びる緊縛部を有しているものである。
【0008】
本発明は、前記結束バンドの固定構造において、前記第2の凸部は、前記第1の凸部とは前記電線の長手方向にも離間した位置に設けられ、前記緊縛部は、前記長手方向とは直交する方向において前記第1の凸部と前記第2の凸部の間に位置付けられ、前記第1の凸部と前記第2の凸部とにそれぞれ連結部を介して接続されていてもよい。
【0009】
本発明は、前記結束バンドの固定構造において、前記緊縛部の一端は、前記第1の凸部と同一位置に設けられ、前記緊縛部の他端は、前記第2の凸部に延長部を介して接続されていてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、結束バンドを電線の長手方向に延ばして壁に沿う方向から凸体の内側の空間に通し、その後、結束バンドを凸体に対して回して結束バンドの位置を変えることにより、結束バンドで電線を緊縛部に束ねて固定できるようになる。したがって、本発明によれば、スペースがとれない電子機器でも作業性を落とすことなく、容易に電線を束ねて固定できる結束バンドの固定構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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