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公開番号2025057152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166838
出願日2023-09-28
発明の名称通信システム
出願人サクサ株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類H04M 3/42 20060101AFI20250402BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザが作業する場所に応じて電話機の動作を切り替え可能にする。
【解決手段】通信システムSが有する主装置1は、情報端末が使用するIPアドレスと、情報端末と同じエリアに設けられた電話機又は情報端末が実行可能な電話機能との関係を示す第1処理用データを記憶する記憶部12と、自席エリアA1に設置された第1電話機2から第1IPアドレスを取得した場合に、第1処理用データにおいて第1IPアドレスに関連付けられた電話機能を第1電話機2に実行させ、共用エリアA2に設置された第2電話機4から第2IPアドレスを取得した場合に、第1処理用データにおいて第2IPアドレスに関連付けられた電話機能を第2電話機4に実行させる制御部と、を有する。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
電話交換機能を有する主装置と、第1エリアに設けられた第1電話機及び第1情報端末と、前記第1エリアと異なる第2エリアに設けられた第2電話機及び第2情報端末と、を備え、
前記第1電話機は、第1DHCPサーバから前記第1情報端末に送信されるデータを監視することにより、前記第1情報端末が前記第1DHCPサーバにIPアドレスを要求したことに応じて前記第1DHCPサーバから割り当てられた第1IPアドレスを認識し、認識した前記第1IPアドレスを前記主装置に送信し、
前記第2電話機は、第2DHCPサーバから前記第2情報端末に送信されるデータを監視することにより、前記第2情報端末が前記第2DHCPサーバにIPアドレスを要求したことに応じて前記第2DHCPサーバから割り当てられた第2IPアドレスを認識し、認識した前記第2IPアドレスを前記主装置に送信し、
前記主装置は、
情報端末が使用するIPアドレスと、前記情報端末と同じエリアに設けられた電話機又は前記情報端末が実行可能な電話機能との関係を示す第1処理用データを記憶する記憶部と、
前記第1電話機から前記第1IPアドレスを取得した場合に、前記第1処理用データにおいて前記第1IPアドレスに関連付けられた電話機能を前記第1電話機に実行させ、前記第2電話機から前記第2IPアドレスを取得した場合に、前記第1処理用データにおいて前記第2IPアドレスに関連付けられた電話機能を前記第2電話機に実行させる制御部と、
を有する通信システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1電話機は、前記第1情報端末が前記第1DHCPサーバに送信したデータに含まれる第1MACアドレスを記憶し、前記第1MACアドレスとともに前記第1DHCPサーバから送信された前記第1IPアドレスを認識する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記第1情報端末は、前記第1電話機から通知される情報に基づいて複数のDHCPサーバから選択した前記第1DHCPサーバにIPアドレスを要求する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記通信システムは、前記主装置と接続された電話機が設けられていない第3エリアに設けられており、ソフトウェアにより電話機能を実行する第3情報端末をさらに備え、
前記第3情報端末は、前記第3情報端末が第3DHCPサーバにIPアドレスを要求したことに応じて前記第3DHCPサーバから割り当てられた第3IPアドレスを前記主装置に送信し、
前記制御部は、前記第3情報端末から前記第3IPアドレスを取得した場合に、前記第1処理用データにおいて前記第3IPアドレスに関連付けられた電話機能を前記第3情報端末に実行させる、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記記憶部は、IPアドレスとエリア種別との関係を示すデータと、エリア種別と当該エリア種別のエリアに設けられた電話機又は前記情報端末が実行可能な電話機能との関係を示すデータと、を含む前記第1処理用データを記憶する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記記憶部は、DHCPサーバとエリア種別とが関連付けられた第2処理用データをさらに記憶し、
前記制御部は、前記第1DHCPサーバが発行するIPアドレスの範囲を示す情報を前記第1DHCPサーバから取得し、前記第2DHCPサーバが発行するIPアドレスの範囲を示す情報を前記第2DHCPサーバから取得し、前記第2処理用データを参照することにより、取得したIPアドレスの範囲とエリア種別とを関連付けて前記記憶部に記憶させることにより前記第1処理用データを作成する、
請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
前記第1エリアは、前記第1電話機を使用するユーザが固定されているエリアであり、前記第2エリアは、前記第2電話機を使用するユーザが固定されていないエリアであり、
前記制御部は、外線から着信があった場合に、前記第1電話機に関連付けられた他の電話機と前記第1電話機とを鳴動する一斉着信機能を実行させ、前記第2電話機には前記一斉着信機能を実行させない、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項8】
前記第1エリアは、前記第1電話機を使用するユーザが固定されているエリアであり、前記第2エリアは、前記第2電話機を使用するユーザが固定されていないエリアであり、
前記制御部は、外線から着信があった場合に、前記第1電話機に関連付けられた他の電話機を鳴動させている間に前記第1電話機が代理で着信を受ける代理応答機能を実行させ、前記第2電話機には前記代理応答機能を実行させない、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1電話機から前記第1IPアドレスを取得したことを条件として、前記第1電話機に発信機能及び応答機能を実行可能にし、前記第2電話機から前記第2IPアドレスを取得したことを条件として、前記第2電話機に発信機能及び応答機能を実行可能にする、
請求項1に記載の通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電話機能を実行することができる通信システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ソフトウェア・フォンが接続された位置を示す情報に基づいて、同一の電話番号に対応するIP電話機とソフトウェア・フォンのどちらを動作させるかを選択する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4621234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザの自席付近に設置されたIP電話機から離れたエリアにユーザがいる場合であっても、ユーザが他のIP電話機を利用できる場合がある。例えば、他のユーザとIP電話機を共用することができるエリアが設けられている場合、ユーザがそのエリアにいる場合はそのエリアに設置されたIP電話機を利用できる。
【0005】
しかしながら、ユーザの自席付近から離れたエリアで共用のIP電話機を利用する場合、自席付近に設置されたIP電話機が実行できる全ての機能を実行させると、例えば、ユーザが所属していないグループへの着信にユーザが応答してしまうといった問題が生じてしまう。
【0006】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザが作業する場所に応じて電話機の動作を切り替え可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る通信システムは、電話交換機能を有する主装置と、第1エリアに設けられた第1電話機及び第1情報端末と、前記第1エリアと異なる第2エリアに設けられた第2電話機及び第2情報端末と、を備え、前記第1電話機は、第1DHCPサーバから前記第1情報端末に送信されるデータを監視することにより、前記第1情報端末が前記第1DHCPサーバにIPアドレスを要求したことに応じて前記第1DHCPサーバから割り当てられた第1IPアドレスを認識し、認識した前記第1IPアドレスを前記主装置に送信し、前記第2電話機は、第2DHCPサーバから前記第2情報端末に送信されるデータを監視することにより、前記第2情報端末が前記第2DHCPサーバにIPアドレスを要求したことに応じて前記第2DHCPサーバから割り当てられた第2IPアドレスを認識し、認識した前記第2IPアドレスを前記主装置に送信し、前記主装置は、情報端末が使用するIPアドレスと、前記情報端末と同じエリアに設けられた電話機又は前記情報端末が実行可能な電話機能との関係を示す第1処理用データを記憶する記憶部と、前記第1電話機から前記第1IPアドレスを取得した場合に、前記第1処理用データにおいて前記第1IPアドレスに関連付けられた電話機能を前記第1電話機に実行させ、前記第2電話機から前記第2IPアドレスを取得した場合に、前記第1処理用データにおいて前記第2IPアドレスに関連付けられた電話機能を前記第2電話機に実行させる制御部と、を有する。
【0008】
前記第1電話機は、前記第1情報端末が前記第1DHCPサーバに送信したデータに含まれる第1MACアドレスを記憶し、前記第1MACアドレスとともに前記第1DHCPサーバから送信された前記第1IPアドレスを認識してもよい。
【0009】
前記第1情報端末は、前記第1電話機から通知される情報に基づいて複数のDHCPサーバから選択した前記第1DHCPサーバにIPアドレスを要求してもよい。
【0010】
前記通信システムは、前記主装置と接続された電話機が設けられていない第3エリアに設けられており、ソフトウェアにより電話機能を実行する第3情報端末をさらに備え、前記第3情報端末は、前記第3情報端末が第3DHCPサーバにIPアドレスを要求したことに応じて前記第3DHCPサーバから割り当てられた第3IPアドレスを前記主装置に送信し、前記制御部は、前記第3情報端末から前記第3IPアドレスを取得した場合に、前記第1処理用データにおいて前記第3IPアドレスに関連付けられた電話機能を前記第3情報端末に実行させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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