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公開番号2025073488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184339
出願日2023-10-27
発明の名称中継システム、中継システムにおける発信側の中継装置及び受信側の中継装置
出願人サクサ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04L 65/1104 20220101AFI20250502BHJP(電気通信技術)
要約【課題】発信の都度のハンドシェイクによるコネクションを必要とする第1のプロトコルの情報の通信を行う場合において、セッション数の制限に関係なく通信を可能とする。
【解決手段】発信側の中継装置は、予め定められた特定の相手先を受信側とする発信の要求を受けた場合に、特定の相手先に対応する情報を含めた発信要求を第1のプロトコルで受信側の中継装置に送信する。受信側の中継装置は、受信した第1のプロトコルの発信要求に特定の相手先に対応する情報が含まれている場合には、エラー応答を発信側の中継装置に返す。エラー応答を受けた発信側の中継装置は、再度の発信要求を、コネクションを不要とする第2のプロトコルで送信する。通信路が生成された後におけるデータ通信においては、発信側及び受信側の中継装置は、第1のプロトコル対応のパケットに対して第2のプロトコル対応とするカプセリングを施して情報のやり取りをする。
【選択図】図13

特許請求の範囲【請求項1】
発信要求に基づいて生成された通信路を通じて、発信の都度のハンドシェイクによるコネクションを必要とする第1のプロトコルの情報の通信を行う中継システムであって、
発信側の中継装置は、
予め定められた特定の相手先を受信側とする発信の要求を受けた場合に、前記特定の相手先に対応する情報を含めた発信要求を前記第1のプロトコルで受信側の中継装置に送信する手段と、
前記発信要求に対して前記受信側の中継装置からエラー応答を受信した場合に、再度の発信要求を、前記コネクションを不要とする第2のプロトコルで送信する手段と、
前記再度の発信要求に基づいて生成された通信路を通じたデータ通信において、前記受信側の中継装置との間で、前記第1のプロトコル対応のパケットを前記第2のプロトコル対応とするカプセリングを施してやり取りする手段と、
を備え、
前記受信側の中継装置は、
受信した前記発信要求に前記特定の相手先に対応する情報が含まれている場合に、前記発信側の中継装置に、前記エラー応答を送信する手段と、
前記発信側の中継装置からの前記第2のプロトコルの前記再度の発信要求を受信した場合に、前記通信路を生成するための処理を行う手段と、
前記再度の発信要求に基づいて生成された通信路を通じたデータ通信において、前記発信側の中継装置との間で、前記第1のプロトコル対応のパケットを前記第2のプロトコル対応とするカプセリングを施してやり取りする手段と、
を備える中継システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記受信側の中継装置は、前記エラー応答には、前記第1のプロトコルから他のプロトコルへの切り替えを示唆する情報を付加する
ことを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
【請求項3】
前記第1のプロトコルはTCP(Transmission Control Protocol)であり、前記第2のプロトコルはUDP(User Datagram Protocol)であると共に、前記特定の相手先に対応する情報は、前記TCPのパケットのボディ部のメディアフォーマットの情報である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中継システム。
【請求項4】
発信要求に基づいて生成された通信路を通じて、発信の都度のハンドシェイクによるコネクションを必要とする第1のプロトコルの情報の通信を行う中継システムであって、
受信側の中継装置は、
受信した発信要求に予め定められた特定の相手先に対応する情報が含まれている場合に、発信側の中継装置に、エラー応答を送信する手段と、
前記発信側の中継装置からの前記コネクションを不要とする第2のプロトコルの再度の発信要求を受信した場合には、前記通信路を生成するための処理を行う手段と、
前記再度の発信要求に基づいて生成された通信路におけるデータ通信において、前記発信側の中継装置との間で、前記第1のプロトコル対応のパケットを前記第2のプロトコル対応とするカプセリングを施してやり取りする手段と、
を備える中継システムにおける前記発信側における中継装置であって、
前記特定の相手先を受信側とする発信の要求を受けた場合に、前記特定の相手先に対応する情報を含めた発信要求を前記第1のプロトコルで前記受信側の中継装置に送信する手段と、
前記受信側の中継装置から前記エラー応答を受信した場合に、前記再度の発信要求を前記第2のプロトコルで送信する手段と、
前記再度の発信要求に基づいて生成された通信路におけるデータ通信においては、前記受信側の中継装置との間で、前記第1のプロトコル対応のパケットを前記第2のプロトコル対応とするカプセリングを施してやり取りする手段と、
を備えることを特徴とする中継システムにおける発信側の中継装置。
【請求項5】
発信要求に基づいて生成された通信路を通じて、発信の都度のハンドシェイクによるコネクションを必要とする第1のプロトコルの情報の通信を行う中継システムであって、
発信側の中継装置は、
予め定められた特定の相手先を受信側とする発信の要求を受けた場合に、前記特定の相手先に対応する情報を含めた前記発信要求を前記第1のプロトコルで受信側の中継装置に送信する手段と、
前記受信側の中継装置からエラー応答を受信した場合に、再度の前記発信要求を前記第2のプロトコルで送信する手段と、
前記再度の前記発信要求に基づいて生成された通信路を通じたデータ通信において、前記受信側の中継装置との間で、前記第1のプロトコル対応のパケットを前記第2のプロトコル対応とするカプセリングを施してやり取りする手段と、
を備える中継システムの受信側における中継装置であって、
受信した前記発信要求に前記第1の情報が含まれている場合には、前記発信側の中継装置に、前記エラー応答を送信する手段と、
前記発信側の中継装置からの前記第2のプロトコルの前記再度の前記発信要求を受信した場合には、前記通信路を生成するための処理を行う手段と、
前記再度の前記発信要求に基づいて生成された通信路を通じたデータ通信において、前記発信側の中継装置との間で、前記第1のプロトコル対応のパケットを前記第2のプロトコル対応とするカプセリングを施してやり取りする手段と、
を備えることを特徴とする中継システムにおける受信側の中継装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、中継システム、中継システムの発信側における中継装置及び受信側の中継装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一部の電話会社が提供する通信サービスの1つとして、帯域確保型データ通信サービスである「データコネクト(登録商標)サービス」がある。データコネクトサービスを利用すると、電話番号による接続要求で相手先との間にセキュアな通信路を接続し、接続中に音声通話をする他、種々のデータ、例えば画像データやテキストデータなどの送受信が可能になる。したがって、音声通話をしながら、画像やテキストなどの双方による確認が可能になる他、安定に、秘匿性高くデータ等の送受信が可能になる(特許文献1(特開2021-57718号公報)参照)。
【0003】
図23は、データコネクトサービス時の発信側と受信側との間の通信路の生成及びデータ通信のシーケンスの一例を示す図である。この図23の例は、発信側及び受信側の中継装置の例としてのゲートウエイ(図ではGWと記載)のWAN(World Area Network)側がインターネットなどの通信ネットワークに対して接続されていると共に、発信側装置及び受信側装置は、発信側及び受信側の中継装置の例としてのゲートウエイに対してLAN(Local Area Network)により接続されている場合である。
【0004】
この図23の例では、発信側装置で、受信側装置を相手先とした発信操作がなされると、発信側のゲートウエイGWsは、SIP(Session Initiation Protocol)の発信要求「INVITE」を送出する。SIPサーバは、この「INVITE」を受け取ると、発信側のゲートウエイGWsに「100 Trying」を返すと共に、受信側のゲートウエイGWrに「INVITE」を転送する。受信側のゲートウエイGWrは、「INVITE」を受け取ると、SIPサーバに「100 Trying」を返すと共に、受信側装置に着信を行う。
【0005】
そして、受信側装置がこの着信に対して応答すると、受信側のゲートウエイGWrは、「200 OK」をSIPサーバに送る。SIPサーバは、「200 OK」を発信側のゲートウエイGWsに送る。以上のシーケンスを経て、発信側装置と受信側装置との間に通信路(SIPセッション)が生成される。データコネクトサービスでは、このSIPセッションを通じて、TCP(Transmission Control Protocol)パケットを用いたデータ通信が可能となる。TCPは、発信の都度のハンドシェイクによるコネクションを必要とするプロトコルである。
【0006】
発信側装置から、受信側装置のURL(Uniform Resource Locator)を用いたブラウザアクセス操作がなされると、発信側装置からHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のブラウザアクセスの要求である「TCP-syn」のTCPパケットが送出される。この「TCP-syn」のTCPパケットは、発信側のゲートウエイGWsを介してNAPT(Network Address and Port Translation)機能部に送られる。NAPT機能部は、グローバルIPアドレスをプライベートアドレス(ポート番号を含む)に変換する。そして、NAPT機能部は、アドレス変換した「TCP-syn」のTCPパケットを、受信側のゲートウエイGWrを通じて受信側装置に送る。
【0007】
「TCP-syn」のTCPパケットを受け取った受信側装置は、その応答である「TCP-syn,ack」のTCPパケットを、受信側のゲートウエイGWrを通じてNAPT機能部に送る。NAPT機能部は、受け取った「TCP-syn,ack」のTCPパケットに、発信側装置のプライベートアドレス(ポート番号を含む)を含め、発信側のゲートウエイGWsを通じて発信側装置に送る。
【0008】
「TCP-syn,ack」のTCPパケットを受け取った発信側装置は、その応答である「TCP-ack」のTCPパケットを、発信側のゲートウエイGWsを通じてNAPT機能部に送る。NAPT機能部は、受け取った「TCP-ack」のTCPパケットを、受信側のゲートウエイGWrを通じて受信側装置に送る。
【0009】
以上のようにして、TCPによるコネクションのシーケンスがなされて、発信側装置と受信側装置との間においてSIPセッションによる通信路が生成され、この生成された通話路において、TCPパケットによるデータ通信が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2021-57718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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