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公開番号2025059658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169891
出願日2023-09-29
発明の名称モータ制御装置
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 5/06 20060101AFI20250403BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高いシール性を確保することができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】モータ制御装置1は、スイッチング素子及びプリント基板を収容するケース10を備える。ケース10は、第一面11fにプリント基板が固定された固定ベース50と、プリント基板が設けられた部分を覆うようにベース部材11に取り付けられたメインカバー12と、を備える。ベース部材11は、第一面11fに対して板厚方向Zに離間して形成された第二面151と、第一面11fと第二面151とを接続するように設けられた傾斜面152と、を有している。ベース部材11には、塗布可能なシール剤90が第一面11f、傾斜面152及び第二面151に沿って連続して設けられている。メインカバー12は、傾斜面152との間にシール剤90を介在させた状態でベース部材11に取り付けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
モータを駆動するスイッチング素子が実装された基板と、
前記スイッチング素子及び前記基板を収容するケースと、を備え、
前記ケースは、
第一面に前記基板が固定された固定ベースと、
前記固定ベースの前記第一面において、少なくとも前記基板が設けられた部分を覆うように前記固定ベースに取り付けられたカバーと、
を備え、
前記固定ベースは、
前記第一面に対して前記基板の板厚方向に離間して形成された第二面と、
前記第一面と前記第二面とを接続するように設けられ、前記板厚方向に対して傾斜して延びる傾斜面と、を有し、
前記固定ベースには、塗布可能なシール剤が前記第一面、前記傾斜面及び前記第二面に沿って連続して設けられ、
前記カバーは、前記傾斜面との間に前記シール剤を介在させた状態で前記固定ベースに取り付けられている、
ことを特徴とするモータ制御装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記固定ベースは、少なくとも前記第一面に沿って連続して設けられたベース溝またはベース突条を備え、
前記カバーは、前記ベース溝に嵌まり込むカバー突条、または前記ベース突条が嵌まり込むカバー溝を備えている、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記固定ベースと前記カバーとの間に形成された開口部を通して、前記カバーの内部と外部とを貫通するように設けられ、外部コネクタが着脱可能に接続されるコネクタ部材をさらに備え、
前記固定ベースと前記カバーとの間には、前記開口部の内周面と前記コネクタ部材の外周面との隙間を塞ぐ樹脂モールド部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
【請求項4】
一端部に前記スイッチング素子に接続された素子接続部を有し、他端部に外部配線が着脱可能に接続される端子部を有する端子接続部材、をさらに備え、
前記固定ベースは、前記第一面から前記板厚方向に隆起して前記傾斜面、及び前記第二面が形成され、前記端子部を支持する隆起部をさらに備え、
前記カバーは、
前記固定ベースの前記第一面において、少なくとも前記基板が設けられた部分を覆い、かつ前記端子部を前記板厚方向に交差する第一方向に突出させ、前記傾斜面、前記第二面、及び前記端子部との間に前記シール剤を介在させた状態で前記固定ベースに取り付けられたメインカバーと、
前記傾斜面、前記第二面、及び前記端子部を覆うように前記固定ベースに対して着脱可能に設けられたサブカバーと、を備えている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
【請求項5】
前記シール剤は、前記傾斜面及び前記第二面に沿って面状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両等に搭載される電子部品は、雨水の浸入を抑えるために、防水性を有したケースに収容されている。
例えば、特許文献1には、電子部品が実装された基板が、上ケースと下ケースとを備える筐体に収容された構成が開示されている。この構成では、上ケースと下ケースとの間にシール材が介在することで、筐体内への雨水の浸入を抑えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-230925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シール材として、液状ガスケット、接着剤等の流動性を有するシール剤を用いる場合、シール剤は、塗布時に重力の影響を受ける。このため、上ケースと下ケースとの合わせ面に段差等があると、段差において下に延びる部分にシール剤を塗布しようとした場合に、シール剤が垂れてしまうことがある。すると、シール性を十分に確保できない可能性がある。
また、特許文献1に開示された構成のように、上ケースと下ケースとの間に、コネクタのハウジング等の別部材を挟み込む場合、上ケースとコネクタとの間、及びコネクタと上ケースとの間に、それぞれシール剤を塗布しなければならない。このため、シール剤の塗布が十分に行えず、シール性を十分に確保できない可能性がある。
本発明は、高いシール性を確保することができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様では、モータ制御装置は、モータを駆動するスイッチング素子が実装された基板と、前記スイッチング素子及び前記基板を収容するケースと、を備え、前記ケースは、第一面に前記基板が固定された固定ベースと、前記固定ベースの前記第一面において、少なくとも前記基板が設けられた部分を覆うように前記固定ベースに取り付けられたカバーと、を備え、前記固定ベースは、前記第一面に対して前記基板の板厚方向に離間して形成された第二面と、前記第一面と前記第二面とを接続するように設けられ、前記板厚方向に対して傾斜して延びる傾斜面と、を有し、前記固定ベースには、塗布可能なシール剤が前記第一面、前記傾斜面及び前記第二面に沿って連続して設けられ、前記カバーは、前記傾斜面との間に前記シール剤を介在させた状態で前記固定ベースに取り付けられている。
【0006】
このような構成によれば、スイッチング素子及び基板を収容するケースが、固定ベースとカバーとを備え、固定ベースが、第一面と、第一面に対して板厚方向に離間して形成された第二面と、第一面と第二面とを接続するように設けられた傾斜面とを有している。このように、第一面と第二面とが板厚方向に離間し、固定ベースとカバーとの合わせ面に段差が生じている場合において、第一面と第二面とを傾斜面で接続することで、傾斜面にシール剤を塗布する際に、重力によってシール剤が垂れるのを抑えることができる。これにより、カバーを、傾斜面との間にシール剤を介在させた状態で固定ベースに取り付けることで、傾斜面にシール剤を確実に介在させた状態とすることができ、ケースは、高いシール性を有したものとなる。その結果、高いシール性を確保することができるモータ制御装置を提供することが可能となる。
【0007】
本発明の第2態様は、第1態様のモータ制御装置において、前記固定ベースは、少なくとも前記第一面に沿って連続して設けられたベース溝またはベース突条を備え、前記カバーは、前記ベース溝に嵌まり込むカバー突条、または前記ベース突条が嵌まり込むカバー溝を備えている。
【0008】
このような構成とすることで、固定ベースの少なくとも第一面に沿った部分においては、ベース溝とカバー突条、又はベース突条とカバー溝とが嵌め合うので、シール剤によるシール性が、さらに高まる。
【0009】
本発明の第3態様は、第1態様又は第2態様のモータ制御装置において、前記固定ベースと前記カバーとの間に形成された開口部を通して、前記カバーの内部と外部とを貫通するように設けられ、外部コネクタが着脱可能に接続されるコネクタ部材をさらに備え、前記固定ベースと前記カバーとの間には、前記開口部の内周面と前記コネクタ部材の外周面との隙間を塞ぐ樹脂モールド部が形成されている。
【0010】
このような構成によれば、固定ベースとカバーとの間に形成された開口部に、コネクタ部材が貫通する部分において、固定ベースとカバーとの間に樹脂モールド部が形成されている。これにより、コネクタ部材が貫通する部分においても、樹脂モールド部によって、高いシール性を確保できる。
(【0011】以降は省略されています)

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