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公開番号2025035571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023142697
出願日2023-09-04
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/28 20060101AFI20250307BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高品質のプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、最上の樹脂絶縁層と、前記最上の樹脂絶縁層上に形成され、電子部品を搭載するための複数の電極と導体回路を含む最上の導体層と、前記最上の樹脂絶縁層と前記最上の導体層上に形成され、前記電極に至る複数の第1開口と前記導体回路に至る第2開口を有するソルダーレジスト層と、前記第2開口内に形成されているダム用導体と、前記ソルダーレジスト層と前記ダム用導体上に形成されている金属製ダム、とを有する。前記複数の電極は前記電子部品を搭載するための実装エリア内に形成され、前記金属製ダムは前記実装エリアをほぼ囲み、前記導体回路はグランド回路または電源回路であり、前記金属製ダムは前記ダム用導体を介し前記導体回路に繋がっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
最上の樹脂絶縁層と、
前記最上の樹脂絶縁層上に形成され、電子部品を搭載するための複数の電極と導体回路を含む最上の導体層と、
前記最上の樹脂絶縁層と前記最上の導体層上に形成され、前記電極に至る複数の第1開口と前記導体回路に至る第2開口を有するソルダーレジスト層と、
前記第2開口内に形成されているダム用導体と、
前記ソルダーレジスト層と前記ダム用導体上に形成されている金属製ダム、とを有するプリント配線板であって、
前記複数の電極は前記電子部品を搭載するための実装エリア内に形成され、前記金属製ダムは前記実装エリアをほぼ囲み、前記導体回路はグランド回路または電源回路であり、前記金属製ダムは前記ダム用導体を介し前記導体回路に繋がっている。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記導体回路に至る前記第2開口の数は複数である。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記導体回路は第1導体回路と前記第1導体回路とほぼ同じ電位を有する第2導体回路を有し、前記第2開口は前記第1導体回路に至る同電位回路用第1開口と前記第2導体回路に至る同電位回路用第2開口を有し、前記ダム用導体は前記同電位回路用第1開口内に形成されているダム用第1導体と前記同電位回路用第2開口内に形成されているダム用第2導体を有し、前記金属製ダムは前記ダム用第1導体を介し前記第1導体回路に繋がっていて、前記金属製ダムは前記ダム用第2導体を介し前記第2導体回路に繋がっている。
【請求項4】
請求項3のプリント配線板であって、前記同電位回路用第1開口の数は複数であり、前記同電位回路用第2開口の数は複数である。
【請求項5】
請求項3のプリント配線板であって、前記最上の導体層は、さらに、前記第1導体回路と前記第2導体回路の間に形成されている信号配線を含む。
【請求項6】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1開口の大きさと前記第2開口の大きさは等しい、あるいは、前記第2開口の大きさは前記第1開口の大きさより大きい。
【請求項7】
請求項6のプリント配線板であって、前記第2開口の大きさは前記第1開口の大きさより大きく、前記第2開口の平面形状は略楕円、あるいは、略長方形である。
【請求項8】
請求項3のプリント配線板であって、前記第1開口の大きさと前記第2開口の大きさは等しい、あるいは、前記第2開口の大きさは前記第1開口の大きさより大きい。
【請求項9】
請求項8のプリント配線板であって、前記第2開口の大きさは前記第1開口の大きさより大きく、前記第2開口の平面形状は略楕円、あるいは、略長方形である。
【請求項10】
請求項8のプリント配線板であって、前記第2開口の大きさは前記第1開口の大きさより大きく、前記第2開口の形状は略楕円、あるいは、略長方形であって、前記同電位回路用第1開口の形状と前記同電位回路用第2開口の形状はほぼ同じである。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術はプリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1はベース基板とベース基板上に形成されているダムを有するプリント配線板を開示する。ベース基板上にダムインクをインクジェット方式で塗布することとダムインクを硬化することによってダムが形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-96558号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
ベース基板の上面の濡れ性が悪い場合ダムインクとベース基板の上面が十分に密着しないと考えられる。ダムがベース基板から剥がれると考えられる。ダムはベース基板の上面上にのみ形成されると考えられる。ダムインクの硬化収縮によりベース基板が反ると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、最上の樹脂絶縁層と、前記最上の樹脂絶縁層上に形成され、電子部品を搭載するための複数の電極と導体回路を含む最上の導体層と、前記最上の樹脂絶縁層と前記最上の導体層上に形成され、前記電極に至る複数の第1開口と前記導体回路に至る第2開口を有するソルダーレジスト層と、前記第2開口内に形成されているダム用導体と、前記ソルダーレジスト層と前記ダム用導体上に形成されている金属製ダム、とを有する。前記複数の電極は前記電子部品を搭載するための実装エリア内に形成され、前記金属製ダムは前記実装エリアをほぼ囲み、前記導体回路はグランド回路または電源回路であり、前記金属製ダムは前記ダム用導体を介し前記導体回路に繋がっている。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、金属製ダムはダム用導体を介し導体回路に繋がっている。そのため金属製ダムがソルダーレジスト層の上面から剥がれがたい。金属製ダムは硬化によって収縮しない。あるいは、金属製ダムの収縮量はとても小さい。金属製ダムは樹脂製ダムに比べて高い強度を有する。プリント配線板が反りがたい。高品質のプリント配線板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す平面図。
図1のII-II間の断面図。
図1のIII-III間の断面図。
実施形態の別例のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態の改変例のプリント配線板を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す平面図である。図2は図1のII-II間の断面図である。図3は図1のIII-III間の断面図である。図1~図3に示されるように、プリント配線板2は最上の樹脂絶縁層10と最上の導体層20と開口50、60を有するソルダーレジスト層40と開口60内に形成されているダム用導体70と金属製ダム80を有する。最上の樹脂絶縁層10は第1面10aと第1面10aと反対側の第2面10bを有する。最上の導体層20は樹脂絶縁層10の第1面10a上に形成されている。ソルダーレジスト層40は最上の樹脂絶縁層10の第1面10aと最上の導体層20上に形成されている。プリント配線板2は最上の樹脂絶縁層10と最上の導体層20下にコア基板を有していてもよい。
【0009】
樹脂絶縁層10は熱硬化性樹脂を用いて形成される。樹脂絶縁層10の材料は光硬化性樹脂でもよい。樹脂絶縁層10はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。樹脂絶縁層10は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。
【0010】
最上の導体層20は電子部品を搭載するための複数の電極22と導体回路30を有する。最上の導体層20は主に銅によって形成されている。最上の導体層20はシード層20aとシード層20a上の電解めっき層20bで形成される。シード層20aは無電解めっき又はスパッタリングによって形成されている。電解めっき層20bは電解めっきによって形成されている。最上の導体層20は電極22と導体回路30以外に信号配線24を有しても良い。電極22は信号用電極と電源用電極とグランド用電極を含む。導体回路30の例はグランド回路と電源回路である。導体回路30として、最上の導体層20は電源回路を含む。あるいは、導体回路30として、最上の導体層20はグランド回路を含む。あるいは、導体回路30として、最上の導体層20はグランド回路と電源回路を含む。最上の導体層20はほぼ同じ電位を有する導体回路30を有しても良い。同じ電位を有する導体回路30は同電位回路と称される。最上の導体層20が同電位回路を有する場合、同電位回路の数は複数である。一つ目の同電位回路は第1導体回路31であり、二つ目の同電位回路は第2導体回路32であり、三つ目の同電位回路は第3導体回路33である。信号配線24は一つの信号用電極に繋がっている。電源回路は少なくとも一つの電源用電極に繋がっている。一つの電源回路は3つ以上の電源用電極に繋がっていることが好ましい。グランド回路は少なくとも一つのグランド用電極に繋がっている。一つのグランド回路は3つ以上のグランド用電極に繋がっていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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