TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025039066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023145846
出願日
2023-09-08
発明の名称
電子機器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
5/02 20060101AFI20250313BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】小型で、カバー部材の合わせ部の隙間から伝う液体の侵入を抑制可能な電子機器を提供すること。
【解決手段】電子機器は、外部側から内部側へ順に配置された、第1乃至第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材と、第3の合わせ面の間に配置される防水部材とを有し、第3のカバー部材により覆われる領域において、第1のカバー部材の第1の合わせ面及び第2のカバー部材の第2の合わせ面と、第2のカバー部材の第1の合わせ面及び第2の合わせ面との一方は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、第1のカバー部材は、第3のカバー部材により覆われる領域において、撥水防水構造の近傍に溝部を備え、溝部の第1端は第1のカバー部材の第2の合わせ面に接続され、第2端は第3のカバー部材の端面に接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、
前記合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材と、
前記第3の合わせ面の間に配置される防水部材とを有し、
前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記第1のカバー部材の前記第1の合わせ面及び前記第2のカバー部材の前記第2の合わせ面と、前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面及び前記第2のカバー部材の前記第2の合わせ面との一方は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、
前記第1のカバー部材は、前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記撥水防水構造の近傍に溝部を備え、
前記溝部の第1端は前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面に接続され、第2端は前記第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、
前記合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材と、
前記第2の合わせ面の間に配置される防水部材とを有し、
前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記第1のカバー部材の前記第1の合わせ面及び前記第2のカバー部材の前記第2の合わせ面と、前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面及び前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面との一方は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、
前記第1のカバー部材は、前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記撥水防水構造の近傍に溝部を備え、
前記溝部の第1端は前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面に接続され、第2端は前記第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項3】
外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、
前記合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材と、
前記第1の合わせ面の間に配置される防水部材とを有し、
前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記第1のカバー部材の前記第1の合わせ面と、前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面との一方は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、
前記第1のカバー部材は、前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記撥水防水構造の近傍に溝部を備え、
前記溝部の第1端は前記第1のカバー部材の前記第1の合わせ面に接続され、第2端は前記第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項4】
外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、
前記合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材とを有し、
前記第1のカバー部材の前記第3の合わせ面には、微細加工形状による撥水処理が施され、
前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記第1のカバー部材の前記第1の合わせ面及び前記第2のカバー部材の前記第2の合わせ面と、前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面及び前記第2のカバー部材の前記第2の合わせ面と、前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面及び前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面とのいずれかは、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、
前記第1のカバー部材は、前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記撥水防水構造の近傍に溝部を備え、
前記溝部の第1端は前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面に接続され、第2端は前記第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項5】
外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、
前記合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材とを有し、
前記第2のカバー部材の前記第3の合わせ面には、微細加工形状による撥水処理が施され、
前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面及び前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、
前記第1のカバー部材は、前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記撥水防水構造の近傍に溝部を備え、
前記溝部の第1端は前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面に接続され、第2端は前記第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項6】
外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、
前記合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材とを有し、
前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面には、微細加工形状による撥水処理が施され、
前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、
前記第1のカバー部材は、前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記撥水防水構造の近傍に溝部を備え、
前記溝部の第1端は前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面に接続され、第2端は前記第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項7】
外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、
前記合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材とを有し、
前記第2のカバー部材の前記第2の合わせ面には、微細加工形状による撥水処理が施され、
前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記第1のカバー部材の前記第1の合わせ面と前記第2のカバー部材の前記第1の合わせ面との一方は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、
前記第1のカバー部材は、前記第3のカバー部材により覆われる領域において、前記撥水防水構造の近傍に溝部を備え、
前記溝部の第1端は前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面に接続され、第2端は前記第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項8】
前記第3のカバー部材は、前記溝部の底面と対向する突起形状を備え、
前記底面と前記突起形状との距離は、前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面と前記第2のカバー部材の前記第2の合わせ面との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1、2、4乃至7の何れか一項に記載の電子機器。
【請求項9】
前記底面と前記突起形状の少なくとも一方は、前記2端に向かって傾斜する傾斜部を備えることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記底面は、前記第1のカバー部材の前記第2の合わせ面と連続しており、
前記底面と該底面と隣り合う前記第2の合わせ面とには、微細加工形状による親水処理が施されていることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カバー部材が防水構造を有する電子機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、雨中や水辺で使用可能な高い防水性能を有する小型な携帯電子機器が求められている。特許文献1には、機器の大型化を抑制するために、対向する端面に撥水性被膜を形成する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5218652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成を、複雑な形状を持ち、かつ複雑に組み合わせられた、複数のカバー部材を有する機器に適用したとしても機器への浸水が発生してしまう可能性がある。図8(a)は、従来の防水構造を持つ筐体1000の斜視図である。図8(b)は第1のカバー部材1001の斜視図である。図8(c)は、図8(a)のZ-Z線断面である。第1のカバー部材1001と第2のカバー部材1002は、合わせ部で防水構造を持つ。合わせ部を第3のカバー部材1003で覆う構成の場合、様々な制約から第1のカバー部材1001の防水構造面1001a,1001b,1001cは段差のない同一面で構成されない。このような構成の場合、第1のカバー部材1001と第2のカバー部材1002の防水部材1004の外側で第3のカバー部材1003の内側の空間1005から水が伝い防水構造面の段差から浸水する可能性がある。
【0005】
本発明は、小型で、カバー部材の合わせ部の隙間から伝う液体の侵入を抑制可能な電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての電子機器は、外部側から内部側へ順に配置された、第1の合わせ面、第2の合わせ面、第3の合わせ面を含む、凹凸状の合わせ部を備える第1のカバー部材及び第2のカバー部材と、合わせ部の一部を覆う第3のカバー部材と、第3の合わせ面の間に配置される防水部材とを有し、第3のカバー部材により覆われる領域において、第1のカバー部材の第1の合わせ面及び第2のカバー部材の第2の合わせ面と、第2のカバー部材の第1の合わせ面及び第2のカバー部材の第2の合わせ面との一方は、微細加工形状による撥水処理が施された撥水防水構造を備え、第1のカバー部材は、第3のカバー部材により覆われる領域において、撥水防水構造の近傍に溝部を備え、溝部の第1端は第1のカバー部材の第2の合わせ面に接続され、第2端は第3のカバー部材の端面に接続されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型で、カバー部材の合わせ部の隙間から伝う液体の侵入を抑制可能な電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
携帯電子機器の一例である撮像装置の筐体を示す図である
第1の実施形態の撥水防水構造の説明図である。
微細加工形状が施された樹脂部品表面の拡大イメージ図である。
溝部における断面図である。
第2の実施形態の撥水防水構造の説明図である。
第3の実施形態の撥水防水構造の説明図である。
第4の実施形態の撥水防水構造の説明図である
従来例の防水構造を示す図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、携帯電子機器の一例である、光学系によって形成される像を受光する撮像素子を備える撮像装置の筐体100を示す図である。図1(a)と図1(b)はそれぞれ、筐体100の背面斜視図と分解斜視図である。筐体100は、底面カバー部材1(以下、第1のカバー部材)、後カバー部材2(以下、第2のカバー部材)、及びグリップ部材3(以下、第3のカバー部材)を有する。なお、図1において、前カバー部材は省略されている。
【0010】
第1のカバー部材1と第2のカバー部材2は、合わせ部で防水構造を持ち、不図示の防水部材を挟み込むことで浸水経路を遮断している。第3のカバー部材3は、第1のカバー部材1と第2のカバー部材2の合わせ部を跨ぎ、第1のカバー部材1と第2のカバー部材2に両面テープや接着剤により接着固定される。なお、第3のカバー部材3は、第1のカバー部材1と第2のカバー部材2の合わせ部の全域を覆っていない。合わせ部のうち、第3のカバー部材3により覆われる範囲を第1の領域X1、第3のカバー部材3により覆われない範囲を第2の領域X2とする。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
トナー
11日前
キヤノン株式会社
トナー
11日前
キヤノン株式会社
トナー
11日前
キヤノン株式会社
トナー
11日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
情報機器
19日前
キヤノン株式会社
電子機器
今日
キヤノン株式会社
現像装置
14日前
キヤノン株式会社
記録装置
12日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
19日前
キヤノン株式会社
培養装置
11日前
キヤノン株式会社
培養装置
11日前
キヤノン株式会社
光学装置
12日前
キヤノン株式会社
電子機器
4日前
キヤノン株式会社
培養装置
11日前
キヤノン株式会社
現像装置
14日前
キヤノン株式会社
定着装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
20日前
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
光学機器
20日前
キヤノン株式会社
プログラム
6日前
キヤノン株式会社
プログラム
6日前
キヤノン株式会社
プログラム
6日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
培養システム
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
続きを見る
他の特許を見る