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公開番号2025097595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213860
出願日2023-12-19
発明の名称情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G06T 19/00 20110101AFI20250624BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像の送信における秘匿性を向上させる。
【解決手段】本開示に係る情報処理システムは、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、前記第1の情報処理装置は、現実空間を撮像した撮像画像を取得する取得手段と、前記第2の情報処理装置に対する前記撮像画像の秘匿の必要性に関する特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像を加工する加工手段と、加工された前記撮像画像を前記第2の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、を有し、前記第2の情報処理装置は、前記第1の送信手段から受信した前記撮像画像に基づいて、仮想オブジェクトのオブジェクト画像を生成する第1の生成手段と、生成された前記オブジェクト画像を前記第1の情報処理装置に送信する第2の送信手段と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の情報処理装置と第2の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
前記第1の情報処理装置は、
現実空間を撮像した撮像画像を取得する取得手段と、
前記第2の情報処理装置に対する前記撮像画像の秘匿の必要性に関する特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像を加工する加工手段と、
加工された前記撮像画像を前記第2の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、
を有し、
前記第2の情報処理装置は、
前記第1の送信手段から受信した前記撮像画像に基づいて、仮想オブジェクトのオブジェクト画像を生成する第1の生成手段と、
生成された前記オブジェクト画像を前記第1の情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
を有する
ことを特徴とする情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置の位置および姿勢に関する位置姿勢情報を算出する算出手段をさらに有し、
前記第1の送信手段は、前記位置姿勢情報を前記第2の情報処理装置に送信し、
前記第1の生成手段は、前記第1の送信手段から受信した前記位置姿勢情報に基づいて、前記オブジェクト画像を含む仮想空間の画像を生成し、
前記第2の送信手段は、生成された前記仮想空間の画像を前記第1の情報処理装置に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1の情報処理装置は、
前記第1の情報処理装置の位置および姿勢に関する位置姿勢情報を算出する算出手段と、
前記オブジェクト画像と前記位置姿勢情報に基づいて、前記オブジェクト画像を含む仮想空間の画像を生成する第2の生成手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記特定の条件は、前記第1の情報処理装置のユーザー情報、前記第1の情報処理装置の位置情報、前記第1の情報処理装置の装置情報、前記第2の情報処理装置の装置情報、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との通信経路に関する情報の少なくとも1つの情報に関する条件を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第1の情報処理装置のユーザーと前記第2の情報処理装置とに所属先が設定されており、
前記特定の条件は、前記第1の情報処理装置の前記ユーザーの前記所属先と前記第2の情報処理装置の前記所属先とが異なること
であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1の情報処理装置のユーザーと前記第2の情報処理装置とに所属先が設定されており、
前記特定の条件は、前記第1の情報処理装置のユーザーの所属先が複数存在すること
であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1の送信手段は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像を前記第2の情報処理装置に送信しないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記加工手段は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像に含まれる、前記第1の情報処理装置のユーザーに関連する領域、および光源に関連する領域の少なくとも1つの領域を残すように前記撮像画像を加工することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1の情報処理装置のユーザーに関連する領域は、前記ユーザーが把持している物体に関連する領域を含むことを特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記加工手段は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像の少なくとも一部を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想現実、拡張現実、複合現実に係る画像処理を行う情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、現実空間と仮想空間とのつなぎ目のない結合を目的とした、仮想現実(Virtual Reality:VR)や複合現実(Mixed Reality:MR)システムの開発が盛んに行われている。そして、複数のユーザーがネットワークを介して仮想物体の画像を共有するシステムの開発も行われている。このようなシステムによれば、あるユーザーが仮想物体に対して行った作業(操作)が、他のユーザーが見ている仮想物体に反映され、複数のユーザーが協調して仮想物体に対する作業を行うことができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、インターネットを介してコンテンツをダウンロードし、コンテンツをレンダリングしてHMDに表示するクライアントシステムが開示されている。また、仮想現実システムや複合現実システムの画像をレンダリングする方式として、例えば特許文献2のように、計算資源の豊富なサーバーで行うサーバーサイドレンダリング方式がある。また、画像をレンダリングする別の方式として、同様の処理をクラウドで行うクラウドレンダリング方式や画像を提示する装置でレンダリングする方式もある。
【0004】
また、特許文献3には、ユーザーの生体情報を用いて認証を行い、認証が正常に完了したときに機密データをディスプレイに表示する技術が提案されている。また、特許文献4には、ユーザーの属性と表示デバイスの種類とに応じて、機密データの表示を制御する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2018-514017号公報
特開2014-44655号公報
特開2003-167855号公報
特開2008-299760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の従来技術によれば、ユーザーの識別情報を用いて仮想空間の表示が制御される。一方で、例えば反射特性を持つ仮想空間のオブジェクトを含むMR映像をユーザーに提示するときには、現実空間の撮像画像をサーバーに送り、サーバーで現実空間の情報を仮想空間のオブジェクトに反映させる。この場合、上述の従来技術では、ユーザーの識別情報によらず現実空間の情報がサーバーに送信され、現実空間の情報が仮想空間のオブジェクトに反映されたMR映像が表示される。このとき、現実空間の情報がサーバーに送信されるため、サーバーがユーザーの管理外の環境に存在する場合等では、情報のセキュリティに関連する課題が生じる可能性がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、画像の送信における秘匿性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る情報処理システムは、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置とを有す
る情報処理システムであって、前記第1の情報処理装置は、現実空間を撮像した撮像画像を取得する取得手段と、前記第2の情報処理装置に対する前記撮像画像の秘匿の必要性に関する特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像を加工する加工手段と、加工された前記撮像画像を前記第2の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、を有し、前記第2の情報処理装置は、前記第1の送信手段から受信した前記撮像画像に基づいて、仮想オブジェクトのオブジェクト画像を生成する第1の生成手段と、生成された前記オブジェクト画像を前記第1の情報処理装置に送信する第2の送信手段と、を有する。
【0009】
本開示に係る情報処理装置は、現実空間を撮像した撮像画像を取得する取得手段と、前記撮像画像に基づいて仮想オブジェクトのオブジェクト画像を生成する特定の装置に対する前記撮像画像の秘匿の必要性に関する特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像を加工する加工手段と、加工された前記撮像画像を前記特定の装置に送信する送信手段と、を有する。
【0010】
また、本開示に係る情報処理方法は、情報処理装置に、現実空間を撮像した撮像画像を取得する取得ステップと、前記撮像画像に基づいて仮想オブジェクトのオブジェクト画像を生成する特定の装置に対する前記撮像画像の秘匿の必要性に関する特定の条件が満たされる場合に、前記撮像画像を加工する加工ステップと、加工された前記撮像画像を前記特定の装置に送信する送信ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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