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公開番号2025034364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140690
出願日2023-08-31
発明の名称電子制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 7/14 20060101AFI20250306BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電子装置の取付性を向上できる電子制御装置を提供すること。
【解決手段】電子制御装置は、電子装置と、冷却プレート330と、冷却プレートを移動可能な状態で保持するものであり突起部417,427を有した可動部材410,420と、電子装置と冷却プレートに接する熱伝導部材150とを備えている。電子装置は、突起部が配置される部位でありガイド溝が設けられたスライダ141を有している。スライダは、ガイド溝として、取付方向の反対側の端部に突起部を保持する保持部SL12,SL15が設けられている。電子装置がラックに対して取り付けられた状態で、突起部が保持部に保持されることで、電子装置と冷却プレートで熱伝導部材を押圧する。電子制御装置は、可動部材に対して、電子装置と冷却プレートとが離れる方向に常時応力を印加するばね部材SP1を備えている。
【選択図】図28
特許請求の範囲【請求項1】
ラック(200)に対して取り付け可能な電子装置(100)を備えた電子制御装置であって、
前記ラックに対する前記電子装置の取付方向に直交する前記電子装置の厚み方向に移動可能な状態で、前記ラックに取り付けられた冷却プレート(330)と、
前記ラックにおける前記取付方向および前記厚み方向に対して直交する方向から前記電子装置を挟みこむ位置に取り付けられ、前記冷却プレートを前記厚み方向に移動可能な状態で保持するものであり、前記電子装置に向かって突出した突起部(417,427)を有した可動部材(410,420)と、を備え、
前記電子装置は、
前記取付方向および前記厚み方向に対して直交する方向の両端に配置され、前記突起部が配置される部位であり前記取付方向に沿うガイド溝(141e,141f)が設けられたガイド部材(141)を有し、
前記ガイド部材は、前記ガイド溝として、前記取付方向側の端部が開放され、前記取付方向の反対側の端部に前記突起部を保持する保持部(SL12,SL15)が設けられ、
前記電子装置が前記ラックに対して取り付けられた状態で、前記突起部が前記保持部に保持されて、前記電子装置と前記冷却プレートとが対向する取付位置に配置され、
さらに、前記可動部材に対して、前記電子装置と前記冷却プレートとが離れる方向に常時応力を印加する印加部(SP1)を備えていることを特徴とする電子制御装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記電子装置が前記ラックに取り付けられた状態で前記電子装置と前記冷却プレートとの間に配置され、前記電子装置と前記冷却プレートに接する熱伝導部材(150)を備えている請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項3】
前記電子装置が前記ラックに対して取り付けられた状態で、前記突起部が前記保持部に保持されることで、前記電子装置と前記冷却プレートとがで前記熱伝導部材を押圧することを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
【請求項4】
前記ラックに固定され、前記可動部材を前記厚み方向に移動可能な状態で保持する保持部材(260)をさらに備える請求項2または3に記載の電子制御装置。
【請求項5】
前記ラックは、複数の前記電子装置が取り付け可能に構成されており、
前記冷却プレート、前記可動部材、前記熱伝導部材、前記保持部材は、各電子装置に対して個別に設けられている請求項4に記載の電子制御装置。
【請求項6】
前記印加部は、弾性部材である請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項7】
前記弾性部材は、金属を主成分とするばね部材である請求項6に記載の電子制御装置。
【請求項8】
前記厚み方向に隣り合って配置された二つの前記電子装置における上側の前記電子装置を上側電子装置、下側の前記電子装置を下側電子装置とし、
前記印加部は、前記上側電子装置に対応して設けられた前記可動部材と、前記下側電子装置に対応して設けられた前記保持部材との間に配置される請求項4に記載の電子制御装置。
【請求項9】
前記上側電子装置に対応して設けられた前記可動部材は、前記印加部が接する平坦面(425a)を有し、
前記下側電子装置に対応して設けられた前記保持部材は、前記印加部が配置される凹部(254)を有する請求項8に記載の電子制御装置。
【請求項10】
前記印加部は、前記取付方向において、前記突起部の両側に設けられる請求項1に記載の電子制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プリント基板に冷却プレートが固定された構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-125371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電子制御装置は、電子装置と、電子装置が取り付けられるラックと、ラックに設けられた冷却プレートとを備えた構成が考えられる。また、電子制御装置は、冷却プレートを電子装置側に移動させる可動部材がラックに設けられた構成が考えられる。しかしながら、電子制御装置は、可動部材の位置によっては、ラックに対する電子装置の取付性が悪くなる虞がある。また、上述の観点において、または言及されていない他の観点において、電子制御装置にはさらなる改良が求められている。
【0005】
開示される一つの目的は、電子装置の取付性を向上できる電子制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された電子制御装置は、
ラック(200)に対して取り付け可能な電子装置(100)を備えた電子制御装置であって、
ラックに対する電子装置の取付方向に直交する電子装置の厚み方向に移動可能な状態で、ラックに取り付けられた冷却プレート(330)と、
ラックにおける取付方向および厚み方向に対して直交する方向から電子装置を挟みこむ位置に取り付けられ、冷却プレートを厚み方向に移動可能な状態で保持するものであり、電子装置に向かって突出した突起部(417,427)を有した可動部材(410,420)と、を備え、
電子装置は、
取付方向および厚み方向に対して直交する方向の両端に配置され、突起部が配置される部位であり取付方向に沿うガイド溝(141e,141f)が設けられたガイド部材(141)を有し、
ガイド部材は、ガイド溝として、取付方向側の端部が開放され、取付方向の反対側の端部に突起部を保持する保持部(SL12,SL15)が設けられ、
電子装置がラックに対して取り付けられた状態で、突起部が保持部に保持されて、電子装置と冷却プレートとが対向する取付位置に配置され、
さらに、可動部材に対して、電子装置と冷却プレートとが離れる方向に常時応力を印加する印加部(SP1)を備えていることを特徴とする。
【0007】
このように、電子制御装置は、可動部材に対して、電子装置と冷却プレートとが離れる方向に常時応力を印加する印加部を備えている。そのため、電子制御装置は、ラックに電子装置が取り付けられていない状態では、可動部材を所定位置に保持しやすい。よって、電子制御装置は、ラックに電子装置を取り付ける際に、ガイド溝に突起部が配置されやすくなり、ラックに対する電子装置の取付性を向上できる。また、電子制御装置は、電子装置がラックに対して取り付けられた状態で、突起部が保持部に保持されて、電子装置と冷却プレートとが対向する取付位置に配置されるように構成されている。そのため、電子制御装置は、冷却プレートによる電子装置の放熱性を向上できる。
【0008】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電子制御装置の概略構成を示す斜視図である。
電子制御装置の電子装置が取り外された状態を示す斜視図である。
電子制御装置の概略構成を示す分解斜視図である。
電子装置の概略構成を示す分解斜視図である。
回路基板の概略構成を示す平面図である。
ケースの概略構成を示す斜視図である。
ケース背部の概略構成を示す斜視図である。
電子装置と冷却プレートとの概略構成を示す斜視図である。
スライド部材の概略構成を示す斜視図である。
スライダの概略構成を示す斜視図である。
スライダの概略構成を示す斜視図である。
スライド部材の概略構成を示す断面図である。
冷却プレートの保持構造を示す斜視図である。
保持部材と可動部材の概略構成を示す斜視図である。
保持部材と可動部材の概略構成を示す平面図である。
可動部材の概略構成を示す斜視図である。
位置決部材とベース基板の概略構成を示す斜視図である。
位置決部材の概略構成を示す斜視図である。
図18のXIX部分の拡大図である。
図19のXX-XX線に沿う断面図である。
位置決部材とベース基板と電子装置の概略構成を示す斜視図である。
位置決部材の概略構成を示す拡大斜視図である。
位置決部材とベース基板と配線基板の概略構成を示す斜視図である。
図23のXXIV-XXIV線に沿う断面図である。
第2位置決部による位置決めを説明するイメージ図である。
第1位置決部による位置決めを説明するイメージ図である。
電子装置の取り付けを説明するイメージ図である。
電子装置の取り付けを説明するイメージ図である。
電子装置の取り外しを説明するイメージ図である。
変形例における保持部材と可動部材を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。なお、以下においては、互いに直交する3方向をX方向、Y方向、Z方向と示す。また、X方向の一方であるX1を第1外方向、他方であるX2を第2外方向とする。Y方向の一方であるY1を取付方向、他方であるY2を抜去方向とする。Z方向の一方であるZ1を上方向、他方であるZ2を下方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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