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公開番号
2025083092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196773
出願日
2023-11-20
発明の名称
車載用電装ユニット
出願人
株式会社デンソーエレクトロニクス
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
H05K
5/03 20060101AFI20250523BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】筐体10を工夫して、水がケース部11内の回路基板20に侵入することを未然に抑えるようにした車載用電装ユニット1を提供する。
【解決手段】筐体10は、ケース部11と、カバー部12と、ケース部11およびカバー部12を連結するヒンジ部13とを備える。ヒートシンク30は、回路基板20から生じる熱を開口部10aからケース部11の外側に放出する。ヒンジ部13は、その変形によって、カバー部12をケース部11に対して回転することにより、ケースカバー状態およびケース露出状態のうち一方から他方に切り換えることが可能になるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向(Ya)に交差する方向を第1方向(Yb)とした場合において、内部空間(10b)と、前記内部空間から前記第1方向の一方側に開口する開口部(10a)とを形成するケース部(11)と、カバー部(12)と、前記ケース部および前記カバー部を連結するヒンジ部(13)とを備える筐体(10)と、
前記内部空間に収納されている電気部品(20)と、
前記電気部品に対して前記第1方向の一方側に配置され、前記電気部品から生じる熱を前記開口部から前記ケース部の外側に放出するヒートシンク(30)と、を備え、
前記カバー部が前記ケース部を上側から覆う状態を第1状態とし、前記カバー部が前記ケース部から外れた状態を第2状態とした場合において、
前記ヒンジ部は、その変形によって、前記カバー部を前記ケース部に対して回転することにより、前記第1状態および前記第2状態のうち一方から他方に切り換えることが可能になるように構成されている車載用電装ユニット。
続きを表示(約 3,200 文字)
【請求項2】
前記上下方向に交差し、かつ前記第1方向に交差する方向を第2方向(Yc)とした場合において、
前記電気部品は、前記上下方向および前記第2方向に拡がるように形成されており、
前記ヒートシンクは、前記電気部品に対して前記第1方向の一方側に配置されて前記上下方向および前記第2方向に拡がるように形成されている放熱基部(31)と、
前記放熱基部から前記上下方向に亘って前記第1方向の一方側に突起し、かつ前記第2方向に並べられ、前記開口部を通して前記ケース部の外側に放熱する複数の放熱フィン(32)と、を備える請求項1に記載の車載用電装ユニット。
【請求項3】
前記ヒートシンクは、前記複数の放熱フィンのうち隣り合う2つの放熱フィンの間に、前記上下方向に亘って前記第1方向の他方側に凹む放熱溝(300)を形成し、
前記カバー部が前記第1状態であるとき、前記カバー部は、前記放熱溝に対して前記上側に配置されて、かつ前記上下方向に亘って前記第1方向の他方側に凹むように形成され、さらに前記放熱溝に連通するカバー溝(125)を形成し、
さらに前記カバー部が前記第1状態であるとき、前記カバー部は、前記カバー溝の底部(125b)が上側に進むほど前記第1方向の一方側に向かうように形成され、かつ前記放熱溝から上側に流れる空気流を前記第1方向の一方側に流すように案内する請求項2に記載の車載用電装ユニット。
【請求項4】
前記カバー部が前記第1状態であるとき、前記カバー部は、前記上下方向に亘って形成され、前記第2方向に並べられている複数のカバー分離部(124)を備え、
前記複数のカバー分離部のうち隣り合う2つのカバー分離部の間は、前記カバー溝を形成し、
さらに前記カバー部が前記第1状態であるとき、前記複数のカバー分離部のそれぞれには、前記第1方向の一方側に凹むように形成されている複数の凹部(124a)が設けられており、
前記複数の凹部のそれぞれには、前記複数の放熱フィンのうち対応する放熱フィンにおける上側領域(32b)が嵌合されている請求項3に記載の車載用電装ユニット。
【請求項5】
前記ヒートシンクは、前記電気部品を前記第2方向の一方側から覆うように形成され、かつ前記放熱基部のうち前記第2方向の一方側(31a)を支える放熱脚部(33)を備え、
前記ケース部は、前記開口部を形成し、かつ前記放熱脚部に対して前記第1方向の一方側に配置され、前記放熱脚部との間の隙間(320a)を形成するケース側部(102)を備えており、
前記隙間は、前記放熱脚部および前記ケース側部の間のうち前記第1方向の一方側に形成される第1隙間領域(321a)と、前記放熱脚部および前記ケース側部の間のうち前記第1隙間領域に対して前記第1方向の他方側に形成され、かつ前記第1隙間領域に連通する第2隙間領域(322a)とを有し、
前記放熱脚部および前記ケース側部は、前記第2隙間領域が前記第1隙間領域に比べて前記第2方向の距離が大きくなるように形成されていることにより、前記隙間を水が毛細管現象により前記第1方向の他方側に流れることを抑える請求項2に記載の車載用電装ユニット。
【請求項6】
前記隙間は、前記放熱脚部および前記ケース側部の間のうち前記第2隙間領域に対して前記第1方向の他方側に形成され、かつ前記第2隙間領域に連通する第3隙間領域(323a)を有し、
前記放熱脚部および前記ケース側部は、前記第2隙間領域が前記第1隙間領域および前記第3隙間領域に比べて前記第2方向の距離が大きくなるように形成されていることにより、前記隙間を水が毛細管現象により前記第2方向の他方側に流れることを抑える請求項5に記載の車載用電装ユニット。
【請求項7】
前記放熱脚部を第1放熱脚部とし、前記ケース側部を第1ケース側部とし、前記隙間を第1隙間としたとき、
前記ヒートシンクは、前記電気部品を前記第2方向の他方側から覆うように形成され、かつ前記放熱基部のうち前記第2方向の他方側端部(31b)を支える第2放熱脚部(34)を備え、
前記ケース部は、前記開口部を形成し、かつ前記第2放熱脚部に対して前記第2方向の他方側に配置され、前記第2放熱脚部との間の第2隙間(320b)を形成する第2ケース側部(103)を備え、
前記第2隙間は、前記第2放熱脚部および前記第2ケース側部の間のうち前記第1方向の一方側に形成される第4隙間領域(321b)と、前記放熱脚部および前記ケース側部の間のうち前記第4隙間領域に対して前記第1方向の他方側に形成され、かつ前記第4隙間領域に連通する第5隙間領域(322b)とを有し、
前記第2放熱脚部および前記第2ケース側部は、前記第5隙間領域が前記第4隙間領域に比べて前記第2方向の距離が大きくなるように形成されていることにより、前記第2隙間を水が毛細管現象により前記第2方向の他方側に流れることを抑える請求項6に記載の車載用電装ユニット。
【請求項8】
前記第2隙間は、前記第2放熱脚部および前記第2ケース側部の間のうち前記第5隙間領域に対して前記第1方向の他方側に形成され、かつ前記第5隙間領域に連通する第6隙間領域(323b)を有し、
前記第2放熱脚部および前記第2ケース側部は、前記第5隙間領域が前記第4隙間領域および前記第6隙間領域に比べて前記第2方向の距離が大きくなるように形成されていることにより、前記第2隙間を水が毛細管現象により前記第2方向の他方側に流れることを抑える請求項7に記載の車載用電装ユニット。
【請求項9】
前記上下方向に交差し、かつ前記第1方向に交差する方向を第2方向(Yc)とした場合において、
前記ケース部は、前記電気部品に対して前記第2方向の一方側に配置されて前記電気部品を前記第2方向の一方側から覆うように形成されているケース側部(102)を備え、
前記カバー部が前記第1状態であるとき、前記カバー部は、前記ケース側部に対して前記第2方向の一方側に配置されて前記ケース側部を前記第2方向の一方側から覆うように形成されているカバー側部(121)を備え、
前記ケース側部および前記カバー側部の間には、前記第2方向の一方側に開口する第1隙間(301a)と、前記第1隙間に連通して前記第1方向に亘って形成されている第2隙間(300a)とが形成されている請求項1に記載の車載用電装ユニット。
【請求項10】
前記ケース側部を第1ケース側部とし、前記カバー側部を第1カバー側部とし、前記隙間を第1隙間としたとき、
前記ケース部は、前記電気部品に対して前記第2方向の他方側に配置されて前記電気部品を前記第2方向の一方側から覆うように形成されている第2ケース側部(103)を備え、
前記カバー部が前記第1状態であるとき、前記カバー部は、前記第2ケース側部に対して前記第2方向の他方側に配置されて前記第2ケース側部を前記第2方向の他方側から覆うように形成されている第2カバー側部(122)を備え、
前記第2ケース側部および前記第2カバー側部の間には、前記第2方向の他方側に開口する第3隙間(301b)と、前記第3隙間に連通して前記第1方向に亘って形成されている第4隙間(300b)とが形成されている請求項9に記載の車載用電装ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用電装ユニットに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電装ユニットでは、ケース部と、ケース部の内側および外側の間を貫通するコネクタ端子とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
電装ユニットにおいて、ケース部のうちコネクタ端子が貫通する貫通部位の周囲をケース部の内部空間に対して隔てるように取り囲む隔壁が設けされ、隔壁による包囲部に封止部材が充填されている。
【0004】
これにより、ケース部のうち貫通部位を通してケース部の外側から内部空間に水が浸入することを封止部材によって未然に防止する。このため、ケース部の外側から内部空間内の電気部品に水が浸入することを未然に防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-220890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の電装ユニットでは、隔壁による包囲部に封止部材が充填されることにより、ケース部のうち貫通部位を通してケース部の外側から内部空間の電気部品に水が浸入することを未然に防止することができる。
【0007】
しかし、上述の如く防水のために封止部材を用いることにより、電装ユニットの部品点数が増大する。これに加えて、封止部材を充填する組付工程、封止部材の充填状態を検査する検査工程などの製造工程の増加を招く。
【0008】
本開示は上記点に鑑みて、筐体を工夫して、ケース部の外側から水がケース部の内部空間の電気部品に侵入することを未然に抑えるようにした車載用電装ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の1つの観点によれば、車載用電装ユニットは、
上下方向(Ya)に交差する方向を第1方向(Yb)とした場合において、内部空間(10b)と、内部空間から第1方向の一方側に開口する開口部(10a)とを形成するケース部(11)と、カバー部(12)と、ケース部およびカバー部を連結するヒンジ部(13)とを備える筐体(10)と、
内部空間に収納されている電気部品(20)と、
電気部品に対して第1方向の一方側に配置され、電気部品から生じる熱を開口部からケース部の外側に放出するヒートシンク(30)と、を備え、
カバー部がケース部を上側から覆う状態を第1状態とし、カバー部がケース部から外れた状態を第2状態とした場合において、
ヒンジ部は、その変形によって、カバー部をケース部に対して回転することにより、第1状態および第2状態のうち一方から他方に切り換えることが可能になるように構成されている。
【0010】
したがって、カバー部が第1状態であるときに、ケース部の外側から水がケース部の内部空間に侵入することを未然に防ぐことができる。これにより、筐体を工夫して、ケース部の外側から水がケース部の内部空間の電気部品に侵入することを未然に抑えるようにした車載用電装ユニットを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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