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公開番号2025081672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2025029147,2022031841
出願日2025-02-26,2022-03-02
発明の名称光学部材
出願人株式会社デンソー,トヨタ自動車株式会社,株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G02B 5/04 20060101AFI20250520BHJP(光学)
要約【課題】死角領域の光景の視認性を向上させる光学部材を提供する。
【解決手段】光学部材10は、死角領域からの外景光Loが入射する入射面72および入射面72に接続されているとともに外景光Loが入射する遮光面75を含む第1プリズム70と、入射72面からの光を反射する第1反射面31と、第1反射面31で反射された光を反射する第2反射面32と、入射面72からの光および第2反射面32で反射された光を外部に射出する射出面42および射出面42と交差して接続されているとともに遮光面75からの光が入射する面45を含む第2プリズム40と、を有する導光体20を備え、遮光面75は、粗面を含み、粗面の表面粗さは、入射面72の表面粗さよりも大きくなっている。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
死角領域からの外景光(Lo)が入射する入射面(72)および前記入射面に接続されているとともに前記外景光が入射する遮光面(75)を含む第1プリズム(70)と、前記入射面からの光を反射する第1反射面(31)と、前記第1反射面で反射された光を反射する第2反射面(32)と、前記入射面からの光および前記第2反射面で反射された光を外部に射出する射出面(42)および前記射出面と交差して接続されているとともに前記遮光面からの光が入射する面(45)を含む第2プリズム(40)と、を有する導光体(20)を備え、
前記遮光面は、粗面(753)を含み、
前記粗面の表面粗さは、前記入射面の表面粗さよりも大きくなっている光学部材。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記遮光面は、前記粗面に接続されているとともに表面粗さが前記粗面よりも小さい平坦面(451)を有し、
前記遮光面の面積に対する前記粗面の面積の割合は、50%以上になっている請求項1に記載の光学部材。
【請求項3】
前記粗面の2乗平均平方根高さは、0.1μm以上になっている請求項1または2に記載の光学部材。
【請求項4】
前記粗面を覆うとともに前記導光体の外部からの光を遮る遮光部(60、80)をさらに備える請求項1ないし3のいずれか1つに記載の光学部材。
【請求項5】
前記遮光部は、光を吸収する光吸収膜である請求項4に記載の光学部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学部材に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、半透過ミラーと、ミラーと、透光性部材と、複数のプリズムと、を備える死角補助装置が知られている。半透過ミラーは、視認者側に設けられる。ミラーは、光を半透過ミラーへ反射する。透光性部材は、半透過ミラーおよびミラーの間に設けられる。複数のプリズムは、半透過ミラーおよび視認者の間に設けられる。また、それぞれのプリズムは、透光性部材の光の入射面と対向しない面に遮光層を備えている。この遮光層によって視認者側から入射する光が遮られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6372305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者等の検討によれば、特許文献1に記載された死角補助装置の構成では、視認者側から入射する光が迷光となることに加えて、透光性部材の入射面を通過してプリズムと遮光層との境界面で反射した光が透光性部材の射出面を通過することで迷光になる。この迷光により、死角領域の光景の視認性が低下する。
【0005】
本開示は、死角領域の光景の視認性を向上させる光学部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、死角領域からの外景光(Lo)が入射する入射面(72)および入射面に接続されているとともに外景光が入射する遮光面(75)を含む第1プリズム(70)と、入射面からの光を反射する第1反射面(31)と、第1反射面で反射された光を反射する第2反射面(32)と、入射面からの光および第2反射面で反射された光を外部に射出する射出面(42)および射出面と交差して接続されているとともに遮光面からの光が入射する面(45)を含む第2プリズム(40)と、を有する導光体(20)を備え、遮光面は、粗面(753)を含み、粗面の表面粗さは、入射面の表面粗さよりも大きくなっている光学部材である。
【0007】
これにより、外景光が遮光面に入射した場合に、その入射した光は、粗面にて散乱される。このため、射出面に接続されている面に遮光面から向かって進行する光の量が低下する。したがって、射出面に接続されている面に遮光面からの光が到達しにくくなる。よって、射出面に接続されている面で遮光面からの光が反射されにくくなることから、射出面に接続されている面で反射された光は、射出面に到達しにくくなる。このため、迷光が視認者に到達しにくくなることから、死角領域の光景の視認性が向上する。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の光学部材が用いられる車両の構成図。
光学部材の斜視図。
光学部材の断面図。
図3のIV部拡大図。
光学部材の入射面に外景光が入射したときを示す模式断面図。
比較用光学部材の入射面に外景光が入射したときを示す模式断面図。
図6のVII部拡大図。
比較用平坦面に入射する光の入射角および反射率の関係図。
光学部材の粗面に光が入射したときを示す模式断面図。
2乗平均平方根高さおよび反射率の関係図。
光学部材の外部からの光が遮光層に入射するときを示す模式断面図。
第2実施形態の光学部材の断面図。
図12のXIII部拡大図。
第3実施形態の光学部材の断面図。
図14のXV部拡大図。
光学部材の入射用遮光面に外景光が入射したときを示す模式断面図。
図16のXVII部拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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