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公開番号
2025077353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189473
出願日
2023-11-06
発明の名称
中継装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H04L
12/28 20060101AFI20250512BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】特定の要求に対して適切な応答を行う機能を小規模なソフトウェアで実現する。
【解決手段】中継装置2は、第1,2通信線5,6のそれぞれに接続された第1,2ECU3,4の間で通信フレームを中継する。中継装置2はL3スイッチ12と制御部21とRAM33とを備える。L3スイッチ12は、通信フレームを中継する中継処理を実行する。制御部21は中継装置2を制御する。RAM33は固定メッセージ35を記憶する。L3スイッチ12は、第1,2ECU3,4からリクエスト検出条件を満たす通信フレーム(以下、特定フレーム)を受信したか否かを判断する。制御部21は、特定フレームを受信した場合に、固定メッセージ35を含む通信フレームを送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の通信線(5,6)が接続され、複数の前記通信線のそれぞれに接続された複数の通信装置(3,4)の間で通信フレームを中継するように構成された中継装置(2)であって、
前記通信フレームを中継する中継処理を実行するように構成された中継処理実行部(12)と、
当該中継装置を制御するように構成された制御部(21)と、
予め設定された固定メッセージ(35)を記憶するように構成されたメッセージ記憶部(33)とを備え、
前記中継処理実行部は、
前記通信装置から特定の前記通信フレームである特定フレームを受信したか否かを判断するように構成された特定フレーム検出部(S10,S30,S35)を備え、
前記制御部は、
前記特定フレームを受信したと前記特定フレーム検出部が判断した場合に、前記固定メッセージを含む前記通信フレームである固定フレームを送信するように構成された固定フレーム送信部(S110~S140,S210~S220)を備える中継装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の中継装置であって、
当該中継装置は、イーサネットプロトコルに従って、複数の前記通信装置との間で前記通信フレームを送受信し、
前記特定フレームは、ARPリクエストであり、
前記固定メッセージは、前記中継処理実行部のMACアドレスを格納したARPパケットである中継装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の中継装置であって、
前記特定フレーム検出部は、パケットフィルタを用いて、前記特定フレームを受信したか否かを判断するように構成される中継装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の中継装置であって、
前記特定フレーム検出部は、前記特定フレームを受信したと判断した場合に、その旨を示す検出情報を前記中継処理実行部に記憶するように構成され、
前記制御部は、前記中継処理実行部に対してポーリングを行うことにより前記検出情報を取得するように構成される中継装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2の何れか1項に記載の中継装置であって、
前記中継処理実行部は、複数の前記通信装置のそれぞれについて、前記特定フレームを受信したか否かを判断するように構成され、
前記固定フレーム送信部は、前記特定フレームを送信した前記通信装置に応じて、前記固定フレームに含まれる情報を切り替えるように構成される中継装置。
【請求項6】
請求項5に記載の中継装置であって、
当該中継装置は、イーサネットプロトコルに従って、複数の前記通信装置との間で前記通信フレームを送受信し、
前記特定フレームには、前記特定フレームの送信元となる前記通信装置のMACアドレスが格納され、
前記固定フレームには、前記特定フレームの送信元となる前記通信装置のMACアドレスが、前記固定フレームの宛先として格納される中継装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の通信装置の間で通信フレームを中継する中継装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の通信線が接続されて複数の通信線間でデータを中継するネットワークスイッチが、外部装置から出力される外部指令に応じて、アドレス解決テーブルおよび可否情報のうちの少なくとも一方を書き換えるように構成されることが記載されている。ネットワークスイッチは、可否情報において使用可能に設定されたアドレス情報を使用してデータの中継を行うように構成される。アドレス解決テーブルは、複数のプロトコルで相互に個々の通信装置を特定するためのアドレス情報を複数記録する。可否情報は、アドレス解決テーブルに含まれ、複数のアドレス情報毎に、アドレス情報の使用可否を示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-80474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者の詳細な検討の結果、以下の課題が見出された。ハードウェアで実現されるネットワークスイッチにおいては、外部装置から受信した特定の要求に対して適切な応答ができない場合がある。また、外部装置から受信した特定の要求に対して適切な応答を行う機能をソフトウェアで実現しようとすると、小規模なソフトウェアでは実装できない場合がある。
【0005】
本開示は、特定の要求に対して適切な応答を行う機能を小規模なソフトウェアで実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、複数の通信線(5,6)が接続され、複数の通信線のそれぞれに接続された複数の通信装置(3,4)の間で通信フレームを中継するように構成された中継装置(2)である。
【0007】
本開示の中継装置は、中継処理実行部(12)と、制御部(21)と、メッセージ記憶部(33)とを備える。
中継処理実行部は、通信フレームを中継する中継処理を実行するように構成される。
【0008】
制御部は、当該中継装置を制御するように構成される。
メッセージ記憶部は、予め設定された固定メッセージ(35)を記憶するように構成される。
中継処理実行部は、特定フレーム検出部(S10,S30,S35)を備える。特定フレーム検出部は、通信装置から特定の通信フレームである特定フレームを受信したか否かを判断するように構成される。
【0009】
制御部は、固定フレーム送信部(S110~S140,S210~S220)を備える。固定フレーム送信部は、特定フレームを受信したと特定フレーム検出部が判断した場合に、固定メッセージを含む通信フレームである固定フレームを送信するように構成される。
【0010】
このように構成された本開示の中継装置では、中継処理実行部がハードウェアとして構成されていた場合であっても、特定フレームを受信したか否かを判断するという簡便な処理を中継処理実行部が行い、且つ、特定フレームに対応した固定フレームを送信する処理を制御部が行う。これにより、本開示の中継装置は、特定の要求に対して適切な応答を行う機能を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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