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公開番号
2025080136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193175
出願日
2023-11-13
発明の名称
配線基板および電池装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
1/02 20060101AFI20250516BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】ノイズを低減できる配線基板を提供すること。
【解決手段】フレキシブル基板は、複数の電池セルの正極端子と負極端子に接続されている。フレキシブル基板は、電気絶縁性の基材34と配線とを備えている。配線は、基材を介して積層された上層配線31と下層配線32と、上層配線と下層配線を電気的に接続するビア32とを有している。また、配線は、電池セルの正極端子に接続された正極配線部309pと、電池セルの負極端子に接続された負極配線部308nの差動ペア配線を備えている。差動ペア配線は、正極配線部と負極配線部が並走して設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セル(11~18)の正極端子(11p~18p)と負極端子(11n~18n)に接続された配線基板であって、
電気絶縁性の基材(34)と、
前記基材を介して積層されたパターン配線(31,32)と、異なる層の前記パターン配線を電気的に接続する層間接続部材(33)と、を有する配線(3)と、を備え、
前記配線は、
各電池セルの前記正極端子に接続された正極配線部(302p~309p)と、各電池セルの前記負極端子に接続された負極配線部(301n~308n)のペア配線部を複数備え、
前記ペア配線部は、前記正極配線部と前記負極配線部が並走して設けられていることを特徴とする配線基板。
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【請求項2】
前記ペア配線部は、前記正極配線部と前記負極配線部が前記基材を介して異なる層に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
【請求項3】
前記ペア配線部は、前記正極配線部と前記負極配線部の積層方向における上下関係が部分的に入れ替わっていることを特徴とする請求項2に記載の配線基板。
【請求項4】
前記ペア配線部は、端から偶数番目の前記電池セルを跨ぐ距離ごとに前記上下関係が入れ替わることを特徴とする請求項3に記載の配線基板。
【請求項5】
前記ペア配線部は、前記基材の板厚方向において、前記正極配線部と前記負極配線部が対向配置されていることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の配線基板。
【請求項6】
前記ペア配線部は、前記基材の板厚方向に直交する幅方向において、前記正極配線部と前記負極配線部がずれた位置関係で配置されていることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の配線基板。
【請求項7】
複数の前記ペア配線部は、前記基材の板厚方向に直交する幅方向に並んで配置されており、隣り合う前記ペア配線部の前記正極配線部と前記負極配線部は、幅が異なることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
【請求項8】
前記配線は、複数の前記電池セルにおける隣り合う二つの前記電池セルに共通に接続された共通配線を含み、
前記共通配線は、二つの前記電池セルにおける一方側の前記電池セルの前記正極端子と接続され、他方側の前記電池セルの前記負極端子と接続され、かつ、異なる前記ペア配線部の前記正極配線部と前記負極配線部とに分岐されていることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
【請求項9】
複数の電池セル(11~18)と、複数の前記電池セルに接続された配線基板(30)と、前記配線基板に接続され前記電池セルを監視する電池監視装置(40,50)と、を備えた電池装置であって、
各電池セルは、正極端子(11p~18p)と、負極端子(11n~18n)とを備え、
前記配線基板は、
電気絶縁性の基材(34)と、
前記基材を介して積層されたパターン配線(31,32)と、異なる層の前記パターン配線を電気的に接続する層間接続部材(33)とを有し、前記正極端子と前記負極端子に接続された配線(3)と、を備え、
前記配線は、
各電池セルの前記正極端子に接続された正極配線部(302p~309p)と、各電池セルの前記負極端子に接続された負極配線部(301n~308n)のペア配線部を複数備え、
前記電池監視装置は、
各電池セルの前記正極端子と前記負極端子に接続され、アナログ信号をデジタル信号に変換して、各電池セルの複素インピーダンス測定用の電気信号を出力する複数の第1変換回路(41)と、
各電池セルの前記正極端子と前記負極端子に接続され、アナログ信号をデジタル信号に変換して、各電池セルの状態検出用の電気信号を出力する複数の第2変換回路(42)と、を有した電池監視回路と、
各第1変換回路と、各第1変換回路に対応する前記電池セルである対象セルとに接続された端子対(60a)を有した回路基板を有し、
前記ペア配線部は、前記端子対と接続され、前記正極配線部と前記負極配線部が並走して設けられていることを特徴とする電池装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、配線基板および電池装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、複数の電池セルを備えた電池を監視する電池監視装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-95746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電池監視装置は、配線基板を介して各電池セルと接続された構成が考えられる。配線基板は、各電池セルの正極端子に接続される配線と負極端子に接続される配線を備える。しかしながら、配線基板は、構成によっては両配線の間隔が広くなり、両配線間にノイズが入る虞がある。
【0005】
開示される一つの目的は、ノイズを低減できる配線基板および電池装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された配線基板は、
複数の電池セル(11~18)の正極端子(11p~18p)と負極端子(11n~18n)に接続された配線基板であって、
電気絶縁性の基材(34)と、
基材を介して積層されたパターン配線(31,32)と、異なる層のパターン配線を電気的に接続する層間接続部材(33)と、を有する配線(3)と、を備え、
配線は、
各電池セルの正極端子に接続された正極配線部(302p~309p)と、各電池セルの負極端子に接続された負極配線部(301n~308n)のペア配線部を複数備え、
ペア配線部は、正極配線部と負極配線部が並走して設けられていることを特徴とする。
【0007】
このように、配線基板は、基材を介して積層されたパターン配線とビアを有する配線を備えている。よって、配線基板は、配線が単層である単層基板よりも、配線の引き回し自由度を向上できる。そのため、配線基板は、ペア配線部における正極配線部と負極配線部との間隔が広くなることを抑制できる。つまり、配線基板は、配線の引き回し自由度の向上によって、正極配線部と負極配線部でペア配線部を形成しやすい。よって、配線基板は、ペア配線部におけるノイズを低減できる。
【0008】
また、ここに開示された電池装置は、
複数の電池セル(11~18)と、複数の電池セルに接続された配線基板(30)と、配線基板に接続され電池セルを監視する電池監視装置(40,50)と、を備えた電池装置であって、
各電池セルは、正極端子(11p~18p)と、負極端子(11n~18n)とを備え、
配線基板は、
電気絶縁性の基材(34)と、
基材を介して積層されたパターン配線(31,32)と、異なる層のパターン配線を電気的に接続する層間接続部材(33)とを有し、正極端子と負極端子に接続された配線(3)と、を備え、
配線は、
各電池セルの正極端子に接続された正極配線部(302p~309p)と、各電池セルの負極端子に接続された負極配線部(301n~308n)のペア配線部を複数備え、
電池監視装置は、
各電池セルの正極端子と負極端子に接続され、アナログ信号をデジタル信号に変換して、各電池セルの複素インピーダンス測定用の電気信号を出力する複数の第1変換回路(41)と、
各電池セルの正極端子と負極端子に接続され、アナログ信号をデジタル信号に変換して、各電池セルの状態検出用の電気信号を出力する複数の第2変換回路(42)と、を有した電池監視回路と、
各第1変換回路と、各第1変換回路に対応する電池セルである対象セルとに接続された端子対(60a)を有した回路基板を有し、
ペア配線部は、端子対と接続され、正極配線部と負極配線部が並走して設けられていることを特徴とする。
【0009】
このように、電池装置は、複数の電池セルと、複数の電池セルに接続された配線基板と、配線基板に接続され電池セルを監視する電池監視装置と、を備えている。配線基板は、上記のように、ペア配線部におけるノイズを低減できる。よって、電池装置は、第1変換回路からノイズの影響が低減された複素インピーダンス測定用の電池電圧を出力できる。
【0010】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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