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公開番号2025083091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196772
出願日2023-11-20
発明の名称消費エネルギ推定装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G01C 21/36 20060101AFI20250523BHJP(測定;試験)
要約【課題】精度良く消費エネルギを算出可能な消費エネルギ推定装置を提供すること。
【解決手段】
路面を走行する車両の消費エネルギを推定する推定装置は、路面上の水関連物質に関連する情報である水関連情報を取得する水情報取得部10と、水情報取得部が取得する水関連情報に基づいて路面を走行する車両の消費エネルギを推定するエネルギ推定部30と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
路面を走行する車両の消費エネルギを推定する推定装置において、
前記路面上の水関連物質に関連する情報である水関連情報を取得する水情報取得部(10)と、
前記水情報取得部が取得する前記水関連情報に基づいて前記路面を走行する前記車両の前記消費エネルギを推定するエネルギ推定部(30)と、を備える消費エネルギ推定装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記エネルギ推定部は、前記車両が前記路面を走行する際の抵抗成分を走行抵抗としたとき、前記水関連情報に基づいて前記走行抵抗を推定し、推定した前記走行抵抗に基づいて前記消費エネルギを推定する請求項1に記載の消費エネルギ推定装置。
【請求項3】
前記水関連情報は、気象に関する気象情報を含み、
前記エネルギ推定部は、前記気象情報に基づいて前記走行抵抗を推定し、推定した前記走行抵抗に基づいて前記消費エネルギを推定する請求項2に記載の消費エネルギ推定装置。
【請求項4】
前記気象情報は、前記路面上の雪に関連する情報である雪情報を含み、
前記エネルギ推定部は、前記雪情報に基づいて前記走行抵抗を推定し、推定した前記走行抵抗に基づいて前記消費エネルギを推定する請求項3に記載の消費エネルギ推定装置。
【請求項5】
前記雪情報は、前記路面上に積もった雪の深さの情報である積雪深情報および前記路面上に積もった雪の密度の情報である雪密度情報を含み、
前記エネルギ推定部は、前記積雪深情報および前記雪密度情報に基づいて前記走行抵抗を推定し、推定した前記走行抵抗に基づいて前記消費エネルギを推定する請求項4に記載の消費エネルギ推定装置。
【請求項6】
前記走行抵抗を変化させる要因となる前記車両の特性に関する車両特性情報を取得する車両情報取得部(30)を備え、
前記エネルギ推定部は、前記車両情報取得部が取得する前記車両特性情報に基づいて、前記消費エネルギを推定する請求項2ないし5のいずれか1つに記載の消費エネルギ推定装置。
【請求項7】
前記車両が走行する予定の位置に関する予定位置情報を取得する位置情報取得部(10)を備え、
前記エネルギ推定部は、前記位置情報取得部が取得する前記予定位置情報に基づいて、前記予定の位置を走行する前記車両の前記消費エネルギを推定する請求項1ないし5のいずれか1つに記載の消費エネルギ推定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、消費エネルギ推定装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、速度パターンと走行抵抗と車両特性とに基づいて、予定経路を走行するときの消費エネルギを算出するエネルギ推定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このエネルギ推定装置は、車両特性と、車両の駆動源を検出することで得られる出力値と、ブレーキの制動力を検出することで得られる制動値と、車両の速度を検出することで得られる車両速度とを用いて、消費エネルギを算出するための走行抵抗を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-030327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らの鋭意検討によれば、車両が路面を走行する際の走行抵抗は、路面に雪が積雪している場合の積雪量、路面に降雨している場合の降雨量など、路面の状態に応じて変化する。このため、路面の状態に応じて走行抵抗が変化することで消費エネルギが変動する。しかしながら、特許文献1に記載のエネルギ推定装置は、消費エネルギを算出する際に、路面の状態が考慮されていない。このため、路面に雪が積もっている場合や、雨が降っている場合などの路面の状態が変化する場合、算出する消費エネルギに誤差が生じる虞がある。
【0005】
この点に鑑みて、本開示は、精度良く消費エネルギを算出可能な消費エネルギ推定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの観点によれば、
路面を走行する車両の消費エネルギを推定する推定装置は、
路面上の水関連物質に関連する情報である水関連情報を取得する水情報取得部(10)と、
水情報取得部が取得する水関連情報に基づいて路面を走行する車両の消費エネルギを推定するエネルギ推定部(30)と、を備える。
【0007】
路面上に雪などの水関連物質が存在する場合、路面上に水関連物質が存在しない場合に比較して車両が路面を走行する際の抵抗力が大きくなる。このため、路面に水関連物質が存在する場合、路面に水関連物質が存在しない場合に比較して消費エネルギが変動する。
【0008】
これに対して、エネルギ推定部が、水関連情報に基づいて消費エネルギを推定することで、水関連物質の存在に起因する消費エネルギの算出誤差を抑制することができる。このため、消費エネルギ推定装置は、精度良く消費エネルギを算出することができる。
【0009】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る消費エネルギ推定装置の概略構成図である。
本実施形態に係る消費エネルギ推定装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。
走行予定道路を走行する際の時間および走行速度の一例を示す図である。
消費エネルギを推定する対象が電気自動車である場合の車両の概略構成図である。
電気系のエネルギの伝達係数と伝達エネルギとの相関関係の一例を示す図である。
消費エネルギを推定する対象がエンジン車である場合の車両の概略構成図である。
エンジン効率とエンジン動力との相関関係の一例を示す図である。
走行距離の増加にともなって増加する消費エネルギの一例を示す図である。
道路に水関連物質が存在する場合の走行抵抗と道路が乾燥している場合の走行抵抗との違いを示す図である。
水関連物質の状態の変化の一例を示す図である。
水抵抗係数を求めるための二次元マップの一例を示す図である。
圧雪増加量を求めるための二次元マップの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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