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公開番号2025067048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176710
出願日2023-10-12
発明の名称半導体装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 23/48 20060101AFI20250417BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】信号端子間の沿面距離の確保と第2封止樹脂体が設けられている信号端子の損傷の抑制を両立可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置10は、半導体素子30と、導電部材40と、第1信号端子75A,75K,75G,75Eと、第2信号端子75Cと、第1封止樹脂体21と、第2封止樹脂体22と、を備える。導電部材は、搭載部41と突出部42を有する。第1封止樹脂体は、半導体素子、搭載部、突出部の一部、および、第1信号端子の一部を封止し、第1信号端子の残りと突出部の残りが露出される一面21dを有する。第2封止樹脂体は第2信号端子と突出部との連結部位を封止するように、一面から縦方向に延びている。第2信号端子と突出部との連結部位よりも一面に近い位置において、第2封止樹脂体に第1信号端子から遠ざかるように凹む孔23H,23Lが形成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
半導体素子(30H,30L,30)と、
前記半導体素子の厚さ方向(Z)において前記半導体素子が搭載される搭載部(41H,41L,41)、および、前記搭載部から前記厚さ方向に直交する直交方向のうちの1つである縦方向(Y)に突出する突出部(42H,42L)を有する導電部材(40H,40L,40)と、
一端が前記半導体素子に接続され、他端が回路基板(90)に接続される第1信号端子(75A,75K,75G,75E)と、
一端が前記突出部に連結され、他端が前記回路基板に接続される、前記直交方向のうち前記縦方向とは異なる横方向(X)で前記第1信号端子と並ぶ第2信号端子(75HC,75LC,75C)と、
前記半導体素子、前記搭載部、前記突出部の一部、および、前記第1信号端子の一部を封止し、前記第1信号端子の残りと前記突出部の残りが露出される下面(21d)を有する第1封止樹脂体(21)と、
前記突出部と前記第2信号端子との連結部位を封止するように、前記下面から前記縦方向に延びる第2封止樹脂体(22H,22L、22)と、を備え、
前記連結部位よりも前記下面に近い位置において、前記第2封止樹脂体に前記第1信号端子から遠ざかるように凹む孔(23H,23L)が形成されている半導体装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2信号端子は前記半導体素子のコレクタまたはドレインの電位検出用のデサット端子である請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1封止樹脂体に前記下面から凹む溝(24H,24L)が形成され、
前記横方向に関して、前記第2封止樹脂体と、複数の前記第1信号端子のうちの前記第2封止樹脂体に隣合う1つとの間に、前記溝が設けられている請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記搭載部に連なるとともに前記回路基板とは異なる外部機器(2,3)に接続される複数の接続端子(70、71,72)と、
前記下面の反対の上面(21c)で前記第1封止樹脂体に連なり、複数の前記接続端子のうちの1つの一部を封止する第3封止樹脂体(25)と、をさらに備え、
前記第1封止樹脂体に、前記溝である第1溝とは異なる、前記上面から凹む第2溝(26H,26L)が形成され、
前記横方向に関して、前記第3封止樹脂体と、複数の前記接続端子のうちの前記第3封止樹脂体に隣合う1つとの間に、前記第2溝が設けられている請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記接続端子を3つ有し、
3つの前記接続端子が前記横方向に並んで配置され、
3つの前記接続端子のうちの真ん中の1つが前記第3封止樹脂体に封止されている請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2封止樹脂体は前記第1封止樹脂体よりもトラッキングの起こりにくさを示す指標である比較トラッキング指数の高い材質を含んでいる請求項1~5のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記厚さ方向に関して前記第1信号端子の位置と前記第2信号端子の位置が異なる請求項1~5のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項8】
半導体素子(30)と、
前記半導体素子の厚さ方向(Z)において前記半導体素子が搭載される導電部材(40)と、
一端が前記半導体素子に接続され、他端が回路基板(90)に接続される第1信号端子(475A,475B)と、
一端が前記導電部材に連結され、他端が前記回路基板に接続される、前記厚さ方向に直交する直交方向のうちの1つである横方向(X)に前記第1信号端子と並ぶ第2信号端子(475C)と、
前記半導体素子、前記導電部材、前記第1信号端子の一部、および、前記第2信号端子の一部を封止し、前記第1信号端子の残りと前記第2信号端子の残りが露出される下面(21d)を有する第1封止樹脂体(21)と、
前記下面に連なるとともに、前記第1封止樹脂体から露出した前記第1信号端子の一部を封止する第2封止樹脂体(22H,22L、22)と、を有し、
前記第1信号端子は、
前記第1封止樹脂体に封止される第1基部(475D)、前記第1基部から前記直交方向のうち前記横方向とは異なる縦方向(Y)に突出し、先端が前記下面から露出されている第2基部(475E)、前記第2基部における前記下面から離れた端部から前記第2信号端子に向かって前記横方向に延びる第1延長部(476)、および、前記第1延長部から前記縦方向に前記下面から遠ざかるように延びる第2延長部(477)を有し、
前記第1延長部と前記第2基部との連結位置よりも前記下面に近い位置において、前記第2封止樹脂体に前記第2信号端子から遠ざかるように凹む孔(23H,23L)が形成されている半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、半導体装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の半導体装置は、ダイパッドと、半導体チップと、3つのリード端子と、封止部と、リード被覆部と、を有する。3つのリード端子は、インナーリードと、インナーリードに連結されたアウターリードとを有する。インナーリードが封止部に封止されている。アウターリードが封止部の端部から突出して外側に延在している。3つのリード端子のうちの1つにリード被覆部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-134492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リード被覆部は、封止部の端部からアウターリードの途中まで、アウターリードを全周にわたって被覆している。リード被覆部が設けられていることにより、リードピッチを変えることなく、沿面距離を増大させることができる。
【0005】
3つのリード端子は基板に挿通されることで基板に接続される。しかしながら3つのリード端子のうちリード被覆部が設けられている1つにおいては、リード被覆部から露出される先端部分の長さが短い。振動などによって先端部分に負荷がかかると先端部分が損傷する虞がある。リード端子間の沿面距離の確保とリード被覆部が設けられているリード端子の損傷の抑制を両立することが難しかった。
【0006】
本開示の目的は、第1信号端子と第2信号端子間の沿面距離の確保と第2封止樹脂体が設けられている信号端子の損傷の抑制を両立可能な半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様による半導体装置は、
半導体素子(30H,30L,30)と、
半導体素子の厚さ方向(Z)において半導体素子が搭載される搭載部(41H,41L,41)、および、搭載部から厚さ方向に直交する直交方向のうちの1つである縦方向(Y)に突出する突出部(42H,42L)を有する導電部材(40H,40L,40)と、
一端が半導体素子に接続され、他端が回路基板(90)に接続される第1信号端子(75A,75K,75G,75E)と、
一端が突出部に連結され、他端が回路基板に接続される、直交方向のうち縦方向とは異なる横方向(X)で第1信号端子と並ぶ第2信号端子(75HC,75LC,75C)と、
半導体素子、搭載部、突出部の一部、および、第1信号端子の一部を封止し、第1信号端子の残りと突出部の残りが露出される下面(21d)を有する第1封止樹脂体(21)と、
突出部と第2信号端子との連結部位を封止するように、下面から縦方向に延びる第2封止樹脂体(22H,22L、22)と、を備え、
連結部位よりも下面に近い位置において、第2封止樹脂体に第1信号端子から遠ざかるように凹む孔(23H,23L)が形成されている。
【0008】
これによれば、第2信号端子(75C)とその隣の第1信号端子(75A,75K,75G,75E)との沿面距離を確保できる。沿面距離を確保できるために第2信号端子の露出部分を増大させることができる。第2信号端子に外部から振動が伝わることがあっても第2信号端子が大きく振動することが抑制される。第2信号端子が損傷することが抑制できる。沿面距離の確保と第2信号端子の損傷抑制の両立が可能になった。
【0009】
また別の本開示の一態様による半導体装置は、
半導体素子(30)と、
半導体素子の厚さ方向(Z)において半導体素子が搭載される導電部材(40)と、
一端が半導体素子に接続され、他端が回路基板(90)に接続される第1信号端子(475A,475B)と、
一端が導電部材に連結され、他端が回路基板に接続される、厚さ方向に直交する直交方向のうちの1つである横方向(X)に第1信号端子と並ぶ第2信号端子(475C)と、
半導体素子、導電部材、第1信号端子の一部、および、第2信号端子の一部を封止し、第1信号端子の残りと第2信号端子の残りが露出される下面(21d)を有する第1封止樹脂体(21)と、
下面に連なるとともに、第1封止樹脂体から露出した第1信号端子の一部を封止する第2封止樹脂体(22H,22L、22)と、を有し、
第1信号端子は、
第1封止樹脂体に封止される第1基部(475D)、第1基部から直交方向のうち横方向とは異なる縦方向(Y)に突出し、先端が下面から露出されている第2基部(475E)、第2基部における下面から離れた端部から第2信号端子に向かって横方向に延びる第1延長部(476)、および、第1延長部から縦方向に下面から遠ざかるように延びる第2延長部(477)を有し、
第1延長部と第2基部との連結位置よりも下面に近い位置において、第2封止樹脂体に第2信号端子から遠ざかるように凹む孔(23H,23L)が形成されている。
【0010】
これによれば、第1信号端子(475A,475B)とその隣の第2信号端子(475C)との沿面距離を確保できる。沿面距離を確保できるために第1信号端子の露出部分を増大させることができる。第1信号端子に外部から振動が伝わることがあっても第1信号端子が大きく振動することが抑制される。第1信号端子が損傷することが抑制できる。沿面距離の確保と第1信号端子の損傷抑制の両立が可能になった。
(【0011】以降は省略されています)

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