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公開番号2025008382
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110516
出願日2023-07-05
発明の名称磁性体部品
出願人株式会社明治ゴム化成
代理人個人
主分類H05K 9/00 20060101AFI20250109BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電子機器から発生する電磁波や電子機器に影響する外部からの電磁波を低減、制御するための磁性体部品において、フェライト等の電磁波吸収体を確実に保護し、電磁波吸収体の破損を防止することを目的とする。
【解決手段】磁性体3としてのフェライトの一部分又は全面がエラストマー製保護部材2で覆われている磁性体部品1。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数の磁性体を備え、前記磁性体がエラストマー製保護部材で覆われていることを特徴とする磁性体部品。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記磁性体は一部分又は全面がエラストマー製保護部材で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の磁性体部品。
【請求項3】
前記磁性体はフェライトであることを特徴とする請求項1に記載の磁性体部品。
【請求項4】
前記磁性体はフェライトであり、前記磁性体の全面が前記エラストマー製保護部材で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性体部品。
【請求項5】
前記磁性体の少なくとも一部分が前記エラストマー製保護部材で覆われていると共に、前記磁性体と前記エラストマー製保護部材間に接着剤が積層されていることを特徴とする請求項1に記載の磁性体部品。
【請求項6】
前記磁性体の一部分が前記エラストマー製保護部材で覆われていると共に、前記磁性体の前記エラストマー製保護部材で覆われていない部分が接着剤で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の磁性体部品。
【請求項7】
前記エラストマー製保護部材は、ゴム製、熱可塑性エラストマー製又はゴム以外の熱硬化性エラストマー製であることを特徴とする請求項1から6のうち何れか1項に記載の磁性体部品。
【請求項8】
前記磁性体は板状、棒状、ブロック状又はリング状であることを特徴とする請求項1から6のうち何れか1項に記載の磁性体部品。
【請求項9】
前記磁性体は板状、棒状、ブロック状又はリング状であることを特徴とする請求項7に記載の磁性体部品。
【請求項10】
放熱体を備えていることを特徴とする請求項1から6のうち何れか1項に記載の磁性体部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器から発生する電磁波や電子機器に影響する電磁波を低減、制御するための磁性体部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電磁波対策には電磁波を吸収するフェライト等の電磁波吸収体である磁性体が用いられている。そして、電磁波対策の部品として、平板状のフェライトコアを保護シートに粘着層を介して貼り付けたフェライトシートが提案されている(特許文献1)。そして、このフェライトシートにおいて、保護シートには電気絶縁性及び伸縮性を備えたポリエステルフィルムが用いられていた。又、保護シートはフェライトコアの一面にのみ貼り付けられ、フェライトコアは部分的にむき出しの状態で設置されていた。
【0003】
しかし、特許文献1の従来技術では、破損しやすいポリエステルフィルム製の保護シートが用いられているので、フェライトコアの保護が十分ではなく、フェライトコアが破損し易く、更に、その破片による他の部品の破損の恐れという問題点があった。又、フェライトコアが部分的にむき出しの状態で設置されているため、フェライトコアの保護が十分ではなく、フェライトコアが破損し易く、更に、その破片による他の部品の破損の恐れという問題点があった。
【0004】
又、他の電磁波対策の部品として、シリコーン系樹脂やアクリル系樹脂等の高分子材を用いた保護用シートの内部に、複数枚の小さな板状のフェライト板を水平方向に並べて設置した電磁波抑制シートが提案されている(特許文献2)。この特許文献2の従来技術によれば、フェライト板は保護用シートに完全に被覆されているので、特許文献1の従来技術に比べてフェライト板の破損を防止する効果が高くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-273671号公報
特開2009-170548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1や特許文献2に記載の電磁波抑制シートは、電磁波吸収体である磁性体の保護用のシートが硬い合成樹脂製のシートを用いて構成されているので、保護用のシートの弾性限界が小さく、弾性が充分ではないため、電磁波抑制シートに対する曲げや押圧等の応力により保護用のシート自体の破損が生じやすく、更に、保護用のシートの破損によりフェライトの保護が不十分になり、フェライトの破損が生じやすいという問題点があった。又、フェライトが破損した場合に、その破片が飛散することによる他の部品の破損や使用者の怪我等の恐れという問題点があった。
【0007】
又、特許文献1や特許文献2に記載の電磁波抑制シートは、電磁波吸収体の保護用のシートが合成樹脂製のシートを用いて構成されているので、保護用シートの弾性率が大きく、柔軟性が低いので、電磁波抑制シートに対する曲げや押圧等の応力によりフェライトに直接応力がかかり、フェライトの破損が生じやすいという問題点があった。又、電磁波抑制シートと他の部品との接触時に、保護用のシートで他の部品の凹凸の吸収が出来ず、設置場所が制限され、設置自由度が低いという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明は、電磁波を低減、制御するための磁性体部品において、フェライト等の電磁波吸収体である磁性体を確実に保護し、電磁波吸収体の破損を防止することを目的の一つとする。又、フェライト等の電磁波吸収体である磁性体が破損した場合であっても、その破片が飛散することを防止して、他の部品の破損や使用者の怪我等を防止することを目的とする。又、電磁波を低減、制御するための磁性体部品において、設置時における他の部品との接触時に、他の部品の凹凸を吸収することが出来、設置場所が制限されにくく、設置自由度を高くすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するための手段としての本発明は、1又は複数の磁性体を備え、前記磁性体がエラストマー製保護部材で覆われている磁性体部品である。
【0010】
又、上記磁性体部品において、前記磁性体は一部分又は全面がエラストマー製保護部材で覆われている磁性体部品である。
(【0011】以降は省略されています)

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