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公開番号
2025015875
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118744
出願日
2023-07-21
発明の名称
加熱調理器
出願人
タニコー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05B
6/44 20060101AFI20250124BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】容積が比較的大きな湯槽を有する加熱調理器において、所望の温度に到達するまでの立ち上がり時間が短く、且つ湯槽内で対流が促進される加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、食品を加熱するための液体を貯留する液体槽の底面に配置された電磁誘導加熱方式の底部加熱源と、液体槽の外側面の全周にわたり周回して張りめぐらされた電磁誘導加熱方式の側面加熱源とによって槽内の液体を加熱させる加熱調理器である。特に、側面加熱源による誘導加熱を遮断するための非磁性部材が、液体槽の外側面の一部を覆うように液体槽の外側面と側面加熱源との間に介装されることより、液体槽の側壁における発熱量に差異が生じる。その結果、液体槽の側面は加熱部と非加熱部が形成され、液体槽内での対流が促進する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
食品を加熱するための液体を貯留する液体槽と、
前記液体槽の底面に配置された電磁誘導加熱方式の底部加熱源と、
前記液体槽の外側面の全周にわたり周回して張りめぐらされた電磁誘導加熱方式の側面加熱源と、
前記側面加熱源による誘導加熱を遮断するために前記液体槽の外側面と前記側面加熱源との間に介装される非磁性部材であって、前記液体槽の外側面の一部を覆い且つ前記液体槽の深さに応じて多段に配置される前記非磁性部材と、
を備える加熱調理器。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記非磁性部材は、前記複数の分割された非磁性部材から構成される、請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記側面加熱源は、内側が空洞であるボビン型のコイル保持体にコイル線が巻き回されて形成され、前記コイル保持体の空洞に前記液体槽が嵌合される、請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記コイル保持体と前記コイル線との間に前記非磁性部材が介装される、請求項3に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記非磁性部材はアルミ板である、請求項1~4の何れか1項に記載の加熱調理器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食店で提供される麺類やフライなどの冷凍食品などの食材を加熱するために使用する業務用の加熱調理器(例えば、茹で麺器など)の改良に関し、特に加熱源として電磁誘導を用いる加熱調理器に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
麺類を茹でて美味しく仕上げるには麺がほぐれるよう多めの湯水を使うことが大切である。このため、麺類を茹でるための鍋は比較的大きなものが使用される。特に飲食店などの業務用として使用する湯槽(茹で釜、茹で鍋とも言うこともあるが、以下「湯槽」と称することとする。)は深さも大きくなり、湯水を蓄える容積が非常に大きなものが使用されることも多い。
【0003】
湯槽が大きくなれば、当然ながら槽内の水温を上げて所望の高温度にするまでの立ち上がり時間が長くなる。また、麺がほぐれる、すなわちくっつかないようにするには、湯槽内で対流の発生が必要である。対流を促進させて調理する考えは、茹で麺に限らず、炊飯器でも広く採用されており、湯槽内の液体を調理油にしてフライなどを調理するフライヤーにも必要であることは認識されている(例えば、下記の特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-147015号公報
特開2002-102071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、湯槽内の対流を促進させるにあたり、加熱源は強加熱する部分と弱加熱する部分とに分けて湯槽の周囲に配置させることが多い。例えば、湯槽の底から大型バーナーなどで強加熱するだけでなく、電気ヒータなどの発熱量の小さい弱加熱源を強加熱源の位置からずらして設置し、湯槽の加熱時に強加熱と弱加熱が同時に起きるようにしている。対流は、液体や気体が熱せられると軽くなって上へ移動し、冷たい部分は下降し、上下が入れ替わるように動く現象なので、強加熱及び弱加熱という発熱量の異なる加熱源を異なる箇所に配置して熱の循環が起きやすくなるようにしている。
【0006】
しかしながら、容積の大きな湯槽を使用する場合に加熱源の一部を弱加熱にする一部弱加熱方式にすると、槽内の水や湯を所望の高温度にするまでに長時間を要してしまう。そのため、業務用として使用される大湯槽に対して一部弱加熱方式を適用することは、調理現場のスタッフに歓迎されていない。
【0007】
そこで本発明は、容積が比較的大きな湯槽を有する加熱調理器において、所望の温度に到達するまでの立ち上がり時間が短く、且つ湯槽内で対流が促進される加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る加熱調理器は、食品を加熱するための液体を貯留する液体槽と、前記液体槽の底面に配置された電磁誘導加熱方式の底部加熱源と、前記液体槽の外側面の全周にわたり周回して張りめぐらされた電磁誘導加熱方式の側面加熱源と、前記側面加熱源による誘導加熱を遮断するために前記液体槽の外側面と前記側面加熱源との間に介装される非磁性部材であって、前記液体槽の外側面の一部を覆い且つ前記液体槽の深さに応じて多段に配置される前記非磁性部材とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る加熱調理器において、前記非磁性部材は、前記複数の分割された非磁性部材から構成され、前記側面加熱源は、内側が空洞であるボビン型のコイル保持体にコイル線が巻き回されて形成され、前記コイル保持体の空洞に前記液体槽が嵌合されることを特徴とする。さらに、本発明に係る加熱調理器において、前記コイル保持体と前記コイル線との間に前記非磁性部材が介装され、前記非磁性部材はアルミ板であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る加熱調理器は、電磁誘導加熱方式の加熱源によって底面及び側面から一気に強加熱するため、液体槽内の液体を所望の温度にする立ち上がり時間が短い。また、液体槽の外側壁に設置する加熱源との間に非磁性部材が介装される構成であるため、液体槽の側壁における発熱量に差異が生じる。その結果、液体槽の側面は加熱部と非加熱部が形成され、液体槽内での対流が促進する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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