TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025018092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121517
出願日2023-07-26
発明の名称発光素子駆動回路
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 45/52 20200101AFI20250130BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ローカルディミングにおける発光素子の輝度異常を検出すること。
【解決手段】発光素子駆動回路10は、表示パネル101のバックライトとして用いられる複数の発光素子121~124を駆動可能に構成されている。表示パネル101は、複数のエリア111~114に区画されており、発光素子121~124はエリア111~114毎に設けられている。かかる構成において、発光素子駆動回路10は、実測値を導出する導出部40と、期待値を演算する期待値演算部50と、実測値と期待値とを比較する比較部60と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表示パネルのバックライトとして用いられる複数の発光素子を駆動可能に構成された発光素子駆動回路であって、
前記表示パネルは、複数のエリアに区画されており、前記複数の発光素子は前記エリア毎に設けられており、
前記発光素子駆動回路は、
前記複数のエリアのうち少なくとも1つのエリアにおける前記発光素子である対象発光素子に流れる電流の実測値を導出する導出部と、
前記対象発光素子に流れる電流の期待値を演算する期待値演算部と、
前記実測値と前記期待値とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に応じて、前記対象発光素子を制御する制御部と、
を含む発光素子駆動回路。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記対象発光素子は、前記複数のエリアのうち2つ以上の対象エリアにおける前記発光素子を含み、
前記導出部は、前記対象発光素子が存在する前記対象エリア毎に流れる電流の平均値である平均電流値を演算する電流値演算部を含み、当該平均電流値を前記実測値として導出するものであり、
前記期待値演算部は、前記期待値の一種として、前記対象エリア毎に設定される期待値の平均である平均期待値を演算し、
前記比較部は、前記平均電流値と前記平均期待値とを比較する、
請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項3】
照度センサの検出結果を取得する取得部を備え、
前記期待値演算部は、前記照度センサの検出結果に応じた値であって、前記対象発光素子に流すことができる電流の最大値を前記期待値として演算する、請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項4】
前記導出部は、前記複数のエリア毎の前記実測値を導出するものであり、
前記期待値演算部は、前記複数のエリア毎の前記期待値を演算するものであり、
前記比較部は、前記実測値と前記期待値との比較を、前記複数のエリア毎に行うものである請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項5】
前記導出部は、
前記複数のエリア毎の電流を検出するものであって、検出結果としてアナログ信号を出力する複数の電流検出回路と、
前記複数の電流検出回路と電気的に接続された1又は複数のA/D変換回路と、
を含む、請求項4に記載の発光素子駆動回路。
【請求項6】
前記A/D変換回路は、前記複数の電流検出回路に対応させて複数設けられており、
前記複数のA/D変換回路は、対応する前記電流検出回路に電気的に接続されている、
請求項5に記載の発光素子駆動回路。
【請求項7】
前記A/D変換回路は1つであり、
前記導出部は、前記A/D変換回路と前記複数の電流検出回路とを個別に電気的に接続するのに用いられる複数のスイッチを備え、前記複数のスイッチを制御することにより前記複数のエリア毎の電流を把握する、
請求項5に記載の発光素子駆動回路。
【請求項8】
前記複数のエリア毎に、第1同期信号の1周期におけるデューティ比が設定されており、
前記制御部は、前記第1同期信号よりも短い周期の第2同期信号に基づいて、前記複数のエリア毎に設定された前記デューティ比に対応する期間に亘って電流が流れるように前記複数の発光素子を制御する、
請求項1~7のうちいずれか一項に記載の発光素子駆動回路。
【請求項9】
前記導出部は、所定の前記第1同期信号の立ち上がり又は立ち下がりから前記所定の第1同期信号に対して次の前記第1同期信号の立ち上がり又は立ち下がりまでの第1同期期間における前記対象発光素子に流れる電流の実測値を導出するものであり、
前記期待値演算部は、前記第1同期期間における前記対象発光素子に流れる電流の期待値を演算するものであり、
前記比較部は、前記次の第1同期信号の立ち上がり又は立ち下がりに基づいて、前記第1同期期間における前記実測値と前記期待値とを比較する、
請求項8に記載の発光素子駆動回路。
【請求項10】
前記導出部は、前記第2同期信号の1又は複数周期毎に前記対象発光素子に流れる電流を検出し、且つ、前記第1同期期間における前記対象発光素子に流れる電流の平均値を導出する、
請求項9に記載の発光素子駆動回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光素子駆動回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液晶表示パネルのバックライトとして用いられる複数のLEDを駆動制御するLEDドライバが記載されている。LEDドライバは、ローカルディミング(局所調光)が可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-136249号公報
【0004】
[概要]
複数の発光素子が表示パネルのバックライトとして用いられる場合、発光素子が過度に発光する輝度異常を抑制したい場合がある。この場合、ローカルディミングでは、発光素子毎に流れる電流が変化するため、ローカルディミングにおける発光素子の輝度異常を検出する方法には改善の余地がある。
【0005】
本開示の一態様である発光素子駆動回路は、表示パネルのバックライトとして用いられる複数の発光素子を駆動可能に構成されたものであって、前記表示パネルは、複数のエリアに区画されており、前記複数の発光素子は前記エリア毎に設けられており、前記発光素子駆動回路は、前記複数のエリアのうち少なくとも1つのエリアにおける前記発光素子である対象発光素子に流れる電流の実測値を導出する導出部と、前記対象発光素子に流れる電流の期待値を演算する期待値演算部と、前記実測値と前記期待値とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に応じて、前記対象発光素子を制御する制御部と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る発光素子駆動回路及びディスプレイ装置の構成を示す概略図である。
図2は、表示パネルの概略図である。
図3は、第1同期信号及び第2同期信号の波形図である。
図4は、第1同期信号、第1電流、第2電流、第3電流、第4電流、入力電流の波形図である。
図5は、第1同期信号、第2同期信号、入力電流、第1パターンのA/D変換を行うタイミングを示すタイムチャートである。
図6は、第1同期信号、第2同期信号、入力電流、第2パターンのA/D変換を行うタイミングを示すタイムチャートである。
図7は、第1同期信号、第2同期信号、入力電流、第3パターンのA/D変換を行うタイミングを示すタイムチャートである。
図8は、第1同期信号、比較部による比較が行われるタイミング、異常対応処理の実行タイミングを示すタイムチャートである。
図9は、第2実施形態に係る発光素子駆動回路及びディスプレイ装置を示す概略図である。
図10は、第2実施形態に係る発光素子駆動回路を示す概略図である。
図11は、通常時の画像を示す図である。
図12は、異常エリアがある場合の画像を示す図である。
図13は、第1同期信号、比較部による比較が行われるタイミング、エラー回数、異常対応処理の実行タイミングを示すタイムチャートである。
図14は、別例の発光素子駆動回路を示す概略図である。
図15は、周囲光と最大電流との関係を示すグラフである。
図16は、第1同期信号、第2同期信号、A/D変換を行うタイミング、別例の比較部による比較が行われるタイミングを示すタイムチャートである。
図17は、第1同期信号、第2同期信号、A/D変換を行うタイミング、別例の比較部による比較が行われるタイミングを示すタイムチャートである。
図18は、別例の発光素子駆動回路を示す概略図である。
図19は、別例の発光素子駆動回路を示す概略図である。
図20は、別例の発光素子駆動回路を示す概略図である。
図21は、別例の発光素子駆動回路を示す概略図である。
図22は、別例の発光素子駆動回路を示す概略図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示による発光素子駆動回路のいくつかの実施形態を説明する。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するものに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
<第1実施形態>
まず、本実施形態の発光素子駆動回路10及び発光素子駆動回路10を含むディスプレイ装置100について説明する。
【0010】
<ディスプレイ装置100>
図1に示すように、ディスプレイ装置100は、例えば車載用のディスプレイである。ディスプレイ装置100は、車載用電源200から電力供給を受けるように構成されている。車載用電源200は、例えばDC/DCコンバータ201と、フィルタ回路202と、を含む。なお、ディスプレイ装置100は、車載用電源200を含んでもよいし、含まなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
誘導加熱装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
20日前
シャープ株式会社
電子機器
6日前
イビデン株式会社
配線基板
22日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
シャープ株式会社
電子装置
1か月前
株式会社明治ゴム化成
磁性体部品
17日前
タニコー株式会社
加熱調理器
6日前
株式会社ルミカ
発光具
20日前
株式会社ルミカ
発光具
20日前
サクサ株式会社
結束バンドの固定構造
1か月前
日本特殊陶業株式会社
配線基板
17日前
トキコーポレーション株式会社
疑似負荷装置
1か月前
三菱電機株式会社
電気機器
14日前
日本特殊陶業株式会社
セラミックヒータ
20日前
キヤノン株式会社
電子機器
今日
三菱電機株式会社
電子機器
7日前
ローム株式会社
発光素子駆動回路
今日
株式会社鷺宮製作所
電子装置
17日前
株式会社ミクニ
表面実装基板及び電動装置
1か月前
株式会社鷺宮製作所
電子装置
17日前
株式会社鷺宮製作所
電子装置
17日前
株式会社鷺宮製作所
電子装置
17日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
7日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
13日前
株式会社アイシン
押圧プレート
13日前
コーセル株式会社
絶縁カバー開閉構造
20日前
DIC株式会社
回路基板
20日前
株式会社村田製作所
実装構造体
1か月前
株式会社アイシン
回路モジュール
1日前
国立大学法人東海国立大学機構
原子線発生装置
20日前
東京エレクトロン株式会社
基板処理装置
13日前
株式会社ダイヘン
プリント基板の補強構造
20日前
セイコーエプソン株式会社
冷却装置
1日前
株式会社スポットライフ
調光ガラス制御システム
1か月前
続きを見る