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公開番号
2024165795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082290
出願日
2023-05-18
発明の名称
調理機
出願人
株式会社下村漆器店
代理人
個人
主分類
H05B
6/12 20060101AFI20241121BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】遠隔操作によって自動で食材の加熱・調理を行うとき、嚥下調整食の調理において、二次汚染を防ぐと共に、嚥下調整食・とろみを添える食事の調理を円滑に行うことができる。
【解決手段】複数の食器を各食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して個別に電磁誘導加熱し食器内に配置される食材の調理を行う調理機100であって、調理手段120が、熱を通すために食材の温度を一定の時間所定の高い温度以上に保たせた後、食材の温度を人が食べるのに適する所定の適温へ降下させ、食材が、調味料であるとろみ材を含み、とろみ材が、低温において粘度が高くなり、高温において粘度が低くなる性質を備え、所定の高い温度以上において、粘度が低くなる性質に基づき食材と混合され易くなり、所定の適温において、調理後の食材に粘度が高くなる性質に基づくとろみを付与することを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
板状体上の所定の位置に載置される複数の食器を前記板状体下かつ各前記食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して個別に電磁誘導加熱し前記各食器内に配置される食材の調理を行う調理機であって、
各前記電磁誘導コイルに流す電流の大きさを時系列情報として規定する前記食材の調理を行うための加熱制御規則情報を記憶する制御情報記憶手段と、
前記加熱制御規則情報に基づき、前記各電磁誘導コイルに電流を流すことによって前記各食器を電磁誘導加熱し、人手を介さずに前記食材の調理を行う調理手段と、を有し、
前記調理手段が、前記食器を介して前記食材を加熱し、前記食材に熱を通すために前記食材の温度を一定の時間所定の高い温度以上に保たせた後、前記食材の温度を人が食べるのに適する所定の適温へ降下させ、
前記食材が、食事にとろみを付けるための調味料であるとろみ材を含み、
前記とろみ材が、相対的に、低温において粘度が高くなり、高温において粘度が低くなる性質を備え、前記所定の高い温度以上において、粘度が低くなる性質に基づき前記とろみ材以外の前記食材と混合され易くなり、前記所定の適温において、調理後の前記とろみ材以外の食材に粘度が高くなる性質に基づくとろみを付与することを特徴とする調理機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記所定の適温において、前記調理後のとろみ材以外の食材に前記とろみ材が留まる程度に付着することを特徴とする請求項1に記載の調理機。
【請求項3】
前記所定の適温において、前記調理後のとろみ材以外の食材に前記とろみ材が、嚥下調整食として適度な粘度を付与することを特徴とする請求項1又は2に記載の調理機。
【請求項4】
前記所定の高い温度において、前記とろみ材の粘度が低くなる性質に基づいて、前記とろみ材が流動し、焦げが出難くなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の調理機。
【請求項5】
板状体上の所定の位置に載置される複数の食器を前記板状体下かつ各前記食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して個別に電磁誘導加熱し前記各食器内に配置される食材の調理を行い、各前記電磁誘導コイルに流す電流の大きさを時系列情報として規定する前記食材の調理を行うための加熱制御規則情報を記憶する制御情報記憶手段を有する調理機を使用する調理方法であって、
調理手段が、前記加熱制御規則情報に基づき、前記各電磁誘導コイルに電流を流すことによって前記各食器を電磁誘導加熱し、人手を介さずに前記食材の調理を行うステップを含み、
前記調理手段が、前記食器を介して前記食材を加熱し、前記食材に熱を通すために前記食材の温度を一定の時間所定の高い温度以上に保たせた後、前記食材の温度を人が食べるのに適する所定の適温へ降下させ、
前記食材が、食事にとろみを付けるための調味料であるとろみ材を含み、
前記とろみ材が、相対的に、低温において粘度が高くなり、高温において粘度が低くなる性質を備え、前記所定の高い温度以上において、粘度が低くなる性質に基づき前記とろみ材以外の前記食材と混合され易くなり、前記所定の適温において、調理後の前記とろみ材以外の食材に粘度が高くなる性質に基づくとろみを付与することを特徴とする調理方法。
【請求項6】
前記所定の適温において、前記調理後のとろみ材以外の食材に前記とろみ材が留まる程度に付着することを特徴とする請求項5に記載の調理方法。
【請求項7】
前記所定の適温において、前記調理後のとろみ材以外の食材に前記とろみ材が、嚥下調整食として適度な粘度を付与することを特徴とする請求項5又は6に記載の調理方法。
【請求項8】
前記所定の高い温度において、前記とろみ材の粘度が低くなる性質に基づいて、前記とろみ材が流動し、焦げが出難くなることを特徴とする請求項5乃至7の何れか一に記載の調理方法。
【請求項9】
コンピューターに、請求項5乃至8の何れか一に記載の方法を実行させるための調理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して食器を電磁誘導加熱し、食器内の食材を調理する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1で開示されるような遠隔調理システムの技術がある。特許文献1に開示される遠隔調理システム1は、調理制御装置100、1つ以上の調理機200を含み、ユーザー端末430と調理制御装置100、調理制御装置100と調理機200は相互に有線又は無線の通信ネットワーク420を介して接続される。調理機200は、食材340を加熱し食事の調理を行う装置であり、調理制御装置100は、調理機200で行われる調理の実行指示を行う装置である。調理機200は、地理的に離れた場所に位置する調理制御装置100から通知される制御指示に基づいて調理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6456982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、流動性の低い嚥下調整食の調理を行うにあたり、自動調理では焦げが生じるため、人手に頼らざるを得ず、それによって、調理される食事の二次汚染を引き起こす恐れがあるという問題点が有った。
【0005】
また、上記の従来技術では、とろみ付け用液状体を添える食事の調理を行うにあたり、自動調理では焦げが生じたり、食材ととろみ付け用液状体が混合し難いため、とろみのある食事の調理を首尾よく行うことができなかったりするという問題点が有った。
【0006】
そこで本発明では、上記問題点を鑑み、遠隔操作によって自動で食材の加熱・調理を行うとき、嚥下調整食の調理において、二次汚染を防ぐと共に、嚥下調整食・とろみを添える食事の調理を円滑に行うことができる調理機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示する調理機の一形態は、板状体上の所定の位置に載置される複数の食器を前記板状体下かつ各前記食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して個別に電磁誘導加熱し前記各食器内に配置される食材の調理を行う調理機であって、各前記電磁誘導コイルに流す電流の大きさを時系列情報として規定する前記食材の調理を行うための加熱制御規則情報を記憶する制御情報記憶手段と、前記加熱制御規則情報に基づき、前記各電磁誘導コイルに電流を流すことによって前記各食器を電磁誘導加熱し、人手を介さずに前記食材の調理を行う調理手段と、を有し、前記調理手段が、前記食器を介して前記食材を加熱し、前記食材に熱を通すために前記食材の温度を一定の時間所定の高い温度以上に保たせた後、前記食材の温度を人が食べるのに適する所定の適温へ降下させ、前記食材が、食事にとろみを付けるための調味料であるとろみ材を含み、前記とろみ材が、相対的に、低温において粘度が高くなり、高温において粘度が低くなる性質を備え、前記所定の高い温度以上において、粘度が低くなる性質に基づき前記とろみ材以外の前記食材と混合され易くなり、前記所定の適温において、調理後の前記とろみ材以外の食材に粘度が高くなる性質に基づくとろみを付与することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
開示する調理機は、遠隔操作によって自動で食材の加熱・調理を行うとき、嚥下調整食の調理において、二次汚染を防ぐと共に、嚥下調整食・とろみを添える食事の調理を円滑に行うことができる調理機を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る遠隔調理システムの概要を示す図である。
本実施の形態に係る板状体及び板状体上に載置される食器の一例を示す図である。
本実施の形態に係る板状体上面の一例を示す図である。
本実施の形態に係る調理機における板状体載置部位の透視図の一例である。
本実施の形態に係る調理機における電磁誘導加熱の原理を説明する図である。
本実施の形態に係る調理機の機能ブロック図である。
本実施の形態に係る制御情報記憶手段(加熱制御規則情報)の一例を示す図である。
本実施の形態に係る調理機のハードウエア構成例を示す図である。
本実施の形態に係る調理機による基本処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る調理機の動作原理)
(【0011】以降は省略されています)
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