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公開番号
2025014759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117571
出願日
2023-07-19
発明の名称
調理機器用アプリケーションプログラム
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F24C
15/00 20060101AFI20250123BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】 調理機器の無線通信部のファームウェアの更新をユーザに強く促すことができる調理機器用アプリケーションプログラムを提供する。
【解決手段】 携帯端末のアプリであって、調理機器の無線通信部は、携帯端末から更新用データを受信すると更新を行い、更新完了通知を携帯端末へ送信するよう構成され、携帯端末に、管理装置から更新用データを取得して更新実行指示の入力操作が行われたときに更新用データを調理機器へ送信する処理と、第1の入力操作が行われたときに第1のデータを表示させる第1の処理と、第2の入力操作が行われたときに携帯端末から第2のデータを調理機器へ送信させる第2の処理と、第3の入力操作が行われたときに調理機器から第3のデータを取得して表示させる第3の処理とを行わせ、更新用データを取得した後、更新完了通知を受信していない場合には、第2及び第3の処理のうち少なくともいずれか一方の処理を禁止する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
入力操作が行われるとともにデータを表示可能な操作表示器を有し、外部通信網を介して管理装置と通信が可能であり、調理機器に備えられた近距離無線通信を行うためのファームウェアが組み込まれた無線通信部と通信が可能である携帯端末にインストールされる調理機器用アプリケーションプログラムであって、
前記調理機器の前記無線通信部は、前記携帯端末から前記ファームウェアの更新用データを受信すると、前記ファームウェアの更新を行い、更新が完了すると更新完了通知を前記携帯端末へ送信するよう構成されており、
前記携帯端末に、
前記調理機器用アプリケーションプログラムが起動されたときに前記管理装置に前記無線通信部の前記ファームウェアの更新用データの有無を問合せ、前記管理装置に前記更新用データが有る場合に前記管理装置から前記更新用データを取得する処理と、
前記更新用データを取得したとき、及び取得した後の所定のタイミングでユーザに前記ファームウェアの更新の実行を促すとともにユーザによる更新実行指示の入力操作が可能な更新実行画面を前記操作表示器に表示させる処理と、
前記更新実行画面において前記更新実行指示の入力操作が行われたときに前記ファームウェアの更新用データを前記調理機器の前記無線通信部へ送信する処理と、
前記操作表示器に第1の入力操作が行われたときに前記管理装置から第1のデータを取得して前記第1のデータを前記操作表示器に表示させる第1の処理と、
前記操作表示器に第2の入力操作が行われたときに前記携帯端末から第2のデータを前記調理機器の前記無線通信部へ送信させる第2の処理と、
前記操作表示器に第3の入力操作が行われたときに前記調理機器から前記無線通信部を通じて第3のデータを取得して前記第3のデータを前記操作表示器に表示させる第3の処理と、
を行わせるとともに、
前記管理装置から前記更新用データを取得した後、前記調理機器の前記無線通信部から前記更新完了通知を受信していない場合には、前記第2の処理及び前記第3の処理のうち少なくともいずれか一方の処理を禁止する、
調理機器用アプリケーションプログラム。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記第1の処理は、前記操作表示器に複数のレシピを表示するための前記第1の入力操作が行われたときに、前記管理装置から前記複数のレシピのデータからなる前記第1のデータを取得して前記複数のレシピを前記操作表示器に表示させる処理であり、
前記第2の処理は、前記操作表示器に表示される前記複数のレシピの中から1つのレシピを選択して前記調理機器へ送信するための前記第2の入力操作が行われたときに、前記選択された1つのレシピに基づいて調理するための前記調理機器の動作を設定する動作設定データからなる前記第2のデータを前記調理機器の前記無線通信部へ送信させる処理であり、
前記第3の処理は、前記操作表示器に前記調理機器の動作状態を表示するための前記第3の入力操作が行われたときに、前記調理機器から前記無線通信部を通じて前記調理機器の動作状態を示すデータからなる前記第3のデータを取得して前記操作表示器に表示させる処理である、
請求項1に記載の調理機器用アプリケーションプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末にインストールされる調理機器用アプリケーションプログラムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、スマートフォン等の携帯端末と無線通信可能に構成されたコンロ等の調理機器がある。例えば、特許文献1には、スマートフォン等の携帯端末と調理機器とがBluetooth(登録商標)にて通信可能に構成されている。
【0003】
このようにユーザの携帯端末と調理機器とが近距離無線通信によって通信可能に構成されたシステムでは、携帯端末に専用のアプリケーションプログラムがインストールされている。このアプリケーションプログラムは、例えば、レシピ閲覧機能、レシピ転送機能および調理機器状態表示機能などを有する。レシピ閲覧機能によって、携帯端末は、インターネット等の外部通信網に接続された所定のサーバから複数の調理用レシピをダウンロードして表示することができる。さらに、携帯端末は、レシピ転送機能によって、複数の調理用レシピの中からユーザによって選択されたレシピに関する調理機器の動作設定データを調理機器へ送信することができる。調理機器では、点火操作が行われれば受信した動作設定データに基づいて燃焼動作できるように構成されている。また、携帯端末は、調理機器状態表示機能によって、調理機器からその動作状態を示すデータを取得し、表示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許7008002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなシステムにおいて、調理機器には、携帯端末と近距離無線通信を行うためのファームウェアが組み込まれた無線通信部が内蔵されている。このような無線通信部においては、例えばセキュリティの脆弱性を改善するために時々ファームウェアの更新が行われる。ファームウェアの更新が行われていない場合には、セキュリティが脆弱であり、悪意のある第三者等によって不都合が生じる虞がある。例えば、携帯端末から調理機器へ選択されたレシピに関する調理機器の動作設定データを送信したときに、動作設定データが改ざんされると、調理機器が意図しない動作をして正しく調理できない危険性が考えられる。通常、新しいファームウェアが存在することは携帯端末からユーザへ報知されるが、ファームウェアを更新するか否かはユーザの判断に委ねられる。
【0006】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、調理機器の無線通信部のファームウェアの更新用データが存在する場合に、ユーザにファームウェアの更新を強く促すことができる調理機器用アプリケーションプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係る調理機器用アプリケーションプログラムは、入力操作が行われるとともにデータを表示可能な操作表示器を有し、外部通信網を介して管理装置と通信が可能であり、調理機器に備えられた近距離無線通信を行うためのファームウェアが組み込まれた無線通信部と通信が可能である携帯端末にインストールされる調理機器用アプリケーションプログラムであって、前記調理機器の前記無線通信部は、前記携帯端末から前記ファームウェアの更新用データを受信すると、前記ファームウェアの更新を行い、更新が完了すると更新完了通知を前記携帯端末へ送信するよう構成されており、前記携帯端末に、前記調理機器用アプリケーションプログラムが起動されたときに前記管理装置に前記無線通信部の前記ファームウェアの更新用データの有無を問合せ、前記管理装置に前記更新用データが有る場合に前記管理装置から前記更新用データを取得する処理と、前記更新用データを取得したとき、及び取得した後の所定のタイミングでユーザに前記ファームウェアの更新の実行を促すとともにユーザによる更新実行指示の入力操作が可能な更新実行画面を前記操作表示器に表示させる処理と、前記更新実行画面において前記更新実行指示の入力操作が行われたときに前記ファームウェアの更新用データを前記調理機器の前記無線通信部へ送信する処理と、前記操作表示器に第1の入力操作が行われたときに前記管理装置から第1のデータを取得して前記第1のデータを前記操作表示器に表示させる第1の処理と、前記操作表示器に第2の入力操作が行われたときに前記携帯端末から第2のデータを前記調理機器の前記無線通信部へ送信させる第2の処理と、前記操作表示器に第3の入力操作が行われたときに前記調理機器から前記無線通信部を通じて第3のデータを取得して前記第3のデータを前記操作表示器に表示させる第3の処理と、を行わせるとともに、前記管理装置から前記更新用データを取得した後、前記調理機器の前記無線通信部から前記更新完了通知を受信していない場合には、前記第2の処理及び前記第3の処理のうち少なくともいずれか一方の処理を禁止する。
【0008】
この構成によれば、携帯端末が管理装置から調理機器の無線通信部のファームウェアの更新用データを取得した後、調理機器の無線通信部から更新完了通知を受信していない場合(すなわちファームウェアの更新が完了していない場合)には、第2の処理及び第3の処理のうち少なくともいずれか一方の処理を禁止することにより、ユーザに不便性を感じさせ、ユーザに対してファームウェアの更新を強く促すことができる。その結果、セキュリティに脆弱性のある状態のファームウェアを使用し続けることを防止できる。また、第2の処理及び第3の処理は、携帯端末と調理機器の無線通信部との通信が行われることによって実行されるので、携帯端末が調理機器の無線通信部のファームウェアの更新用データを取得した後、ファームウェアの更新が完了していない場合に、第2の処理及び第3の処理のうち少なくともいずれか一方の処理を禁止することにより、セキュリティに脆弱性のある状態でのファームウェアの使用を低減することができる。
【0009】
前記第1の処理は、前記操作表示器に複数のレシピを表示するための前記第1の入力操作が行われたときに、前記管理装置から前記複数のレシピのデータからなる前記第1のデータを取得して前記複数のレシピを前記操作表示器に表示させる処理であり、前記第2の処理は、前記操作表示器に表示される前記複数のレシピの中から1つのレシピを選択して前記調理機器へ送信するための前記第2の入力操作が行われたときに、前記選択された1つのレシピに基づいて調理するための前記調理機器の動作を設定する動作設定データからなる前記第2のデータを前記調理機器の前記無線通信部へ送信させる処理であり、前記第3の処理は、前記操作表示器に前記調理機器の動作状態を表示するための前記第3の入力操作が行われたときに、前記調理機器から前記無線通信部を通じて前記調理機器の動作状態を示すデータからなる前記第3のデータを取得して前記操作表示器に表示させる処理であってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、以上に説明した構成を有し、調理機器の無線通信部のファームウェアの更新用データが存在する場合に、ユーザにファームウェアの更新を強く促すことができる調理機器用アプリケーションプログラムを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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