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公開番号2025017471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120510
出願日2023-07-25
発明の名称空調ダクト
出願人株式会社ATJ
代理人個人
主分類F24F 13/02 20060101AFI20250130BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本発明は、空調機による所定温度の空気を建築物の室内空間に効率的に供給することができる空調ダクトを提供することを目的とする。
【解決手段】建築物の室内空間Rに配置され、可撓性のシート材により構成される空調ダクト1であって、空気の送風方向に沿って延びる態様で内側に配置される第1のダクト10と、空気の送風方向に沿って延びる態様で第1のダクト10の周囲の外側に配置される第2のダクトを備える。第1のダクト10は、空調機100からの所定温度の空気が流入する第1の流入口11と、第1のダクト10内の空気を室内空間Rに吐出する第1の吐出口12が設けられる。第2のダクト20は、空調機100からの所定温度の空気が流入する第2の流入口21と、第2のダクト20内の空気を室内空間Rに吐出する第2の吐出口22が設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の室内空間に配置され、可撓性のシート材により構成される空調ダクトであって、
空気の送風方向に沿って延びる態様で内側に配置される第1のダクトと、空気の送風方向に沿って延びる態様で前記第1のダクトの周囲の外側に配置される第2のダクトを備え、
前記第1のダクトは、空調機からの所定温度の空気が流入する第1の流入口と、前記第1のダクト内の空気を建築物の室内空間に吐出する第1の吐出口が設けられ、前記第1のダクト内を流れる空気によって筒状に膨らむものとなされ、
前記第2のダクトは、前記空調機からの所定温度の空気が流入する第2の流入口が設けられ、前記第2のダクト内を流れる空気によって筒状に膨らむものとなされていることを特徴とする空調ダクト。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記第1のダクトは、前記第1の吐出口が前記第2のダクトを径方向に貫通する態様で周面に設けられている請求項1に記載の空調ダクト。
【請求項3】
前記第2のダクトは、前記第2のダクト内の空気を建築物の室内空間に吐出する第2の吐出口が設けられている請求項1に記載の空調ダクト。
【請求項4】
前記第1のダクトおよび前記第2のダクトは、前記空調機に対して前記第2の吐出口が前記第1の吐出口よりも相対的に近い位置に設けられている請求項3に記載の空調ダクト。
【請求項5】
前記第1のダクトおよび/または第2のダクトは、前記空調機と反対側の先端部においてダクト内の空気を排出するための開閉可能なファスナ部が設けられている請求項1に記載の空調ダクト。
【請求項6】
前記第1のダクトおよび/または第2のダクトは、第1の流入口および/または第2の流入口の周縁部にワイヤ部材が設けられている請求項1に記載の空調ダクト。
【請求項7】
空気の送風方向に沿って第2のダクトの周囲の外側に配置される筒状の第3のダクトを備え、
前記第3のダクトは、建築物の室内空間の空気を吸引する吸引口と、該第3のダクト内の空気を前記空調機に排出する排出口とが設けられ、該第3のダクト内を流れる空気によって筒状に膨らむものとなされている請求項1に記載の空調ダクト。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載の空調ダクトと空調機から構成されることを特徴とする空調機セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の室内空間に配置され、可撓性のシート材により構成される空調ダクトに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、災害時や緊急時あるいはイベント時などにおいて、体育館、避難所、仮設テント、小屋などの建築物の室内空間に空調ダクトが設置されることがある。この空調ダクトは、可撓性のシート材により構成されており、空調機から吹き出された空気が基端部から流入し、ダクト内を流れたあと、ダクトの周面から吐出される。これによれば、室内空間における空調機の近傍位置のみならず、空調機から離れた位置などの各所に空気を供給することができる(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-148345号公報
特開平8-294339号公報
実開昭62-43231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の空調ダクトは、いずれも常温の空気を建築物の室内空間に単に供給するという送風目的であれば問題ないが、空調機から吹き出された冷気または暖気のような所定温度の空気を室内空間に供給する場合、所定温度の空気がダクト内を流れる過程において室内空間から吸熱したり、あるいは室内空間に放熱するため、特にダクトの先端部や中央部の周面から吐出されるときには室内空間と同じ温度あるいは近い温度になり、空調機による所定温度の空気を建築物の室内空間に効率的に供給することが難しいという問題があった。
【0005】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、空調機による所定温度の空気を建築物の室内空間に効率的に供給することができる空調ダクトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために、建築物の室内空間に配置され、可撓性のシート材により構成される空調ダクトであって、空気の送風方向に沿って延びる態様で内側に配置される第1のダクトと、空気の送風方向に沿って延びる態様で前記第1のダクトの周囲の外側に配置される第2のダクトを備え、前記第1のダクトは、空調機からの所定温度の空気が流入する第1の流入口と、前記第1のダクト内の空気を建築物の室内空間に吐出する第1の吐出口が設けられ、前記第1のダクト内を流れる空気によって筒状に膨らむものとなされ、前記第2のダクトは、前記空調機からの所定温度の空気が流入する第2の流入口が設けられ、前記第2のダクト内を流れる空気によって筒状に膨らむものとなされていることを特徴とする。
【0007】
これによれば、第1のダクト内の空気層は第2のダクト内の空気層により周囲を被覆されることにより断熱状態になるため、空調機から第1のダクトに流入した所定温度の空気は、所定温度を概ね維持しながら第1のダクト内を通過したあと、第1の吐出口から室内空間に吐出される。このため、空調機による所定温度の空気を建築物の室内空間に効率的に供給することができる。
【0008】
また、前記第1のダクトは、前記第1の吐出口が前記第2のダクトを径方向に貫通する態様で周面に設けられてもよい。これによれば、第1のダクト内の所定温度の空気を該第1のダクトの周面の一ないし複数の吐出口から建築物の室内空間に向けて径方向に吐出することができる。
【0009】
また、前記第2のダクトは、前記第2のダクト内の空気を建築物の室内空間に吐出する第2の吐出口が設けられてもよい。これによれば、第2のダクトに流入した空気も第2の吐出口から建築物の室内空間に吐出することができる。
【0010】
また、前記第1のダクトおよび前記第2のダクトは、前記空調機に対して前記第2の吐出口が前記第1の吐出口よりも相対的に近い位置に設けられてもよい。これによれば、第2のダクトに流入した所定温度の空気は、空調機から吹き出されたときの温度を概ね維持しながら第2の吐出口から吐出されるため、空調機による所定温度の空気を建築物の室内空間により一層効率的に供給することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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