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公開番号
2025005498
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105676
出願日
2023-06-28
発明の名称
給湯装置
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
F24H
9/02 20060101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】ケースに収容された電気部品が雨水によって被水しないように構成した給湯装置を提供すること。
【解決手段】排気筒を挿通させる開口部(12)及びこの開口部よりも下方に給気口を有するフロントパネル(11)を備えた箱状のケース内に、燃焼部とこの燃焼部の燃焼制御を行う制御部が収容され、燃焼部で発生させた燃焼熱を利用して上水を加熱して給湯する給湯装置において、フロントパネルの後面には、給気口からケース内への雨水の浸入を防ぐ防雨板(13)が装備されて、フロントパネルと防雨板の間に給気通路(14)が形成され、防雨板は、開口部から浸入する雨水を受け止めて給気通路へ流下させるために、開口部よりも下方の給気通路の出口に形成された雨水導入部(15)を有し、雨水導入部は、出口を形成する防雨板の上端部分をフロントパネルから離隔させて膨出状に形成された。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
排気筒を挿通させる開口部及びこの開口部よりも下方に給気口を有するフロントパネルを備えた箱状のケース内に、燃焼部とこの燃焼部の燃焼制御を行う制御部が収容され、前記燃焼部で発生させた燃焼熱を利用して上水を加熱して給湯する給湯装置において、
前記フロントパネルの後面には、前記給気口から前記ケース内への雨水の浸入を防ぐ防雨板が装備されて、前記フロントパネルと前記防雨板の間に給気通路が形成され、
前記防雨板は、前記開口部から浸入する雨水を受け止めて前記給気通路へ流下させるために、前記開口部よりも下方の前記給気通路の出口に形成された雨水導入部を有し、
前記雨水導入部は、前記出口を形成する前記防雨板の上端部分を前記フロントパネルから離隔させて膨出状に形成されたことを特徴とする給湯装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記雨水導入部は、前記開口部からの雨水を前記給気通路に誘導するために、前記上端部分から後方且つ斜め上方に向かって延びる第1誘導部を有することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
【請求項3】
前記雨水導入部は、前記防雨板の後面を伝って流下する雨水を前記給気通路に誘導するために、前記防雨板に形成された水平方向に延びるスリットと、このスリットの下縁部分を前記防雨板の後方且つ斜め上方に向かって延びるように起こして形成された第2誘導部を有することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記雨水導入部よりも下方に配設され、
前記防雨板は、前記制御部に対応する部分に前記制御部の冷却用空気を通す通気口を有すると共に、前記雨水導入部と前記通気口の間に、前記給気通路に導入された雨水を前記通気口の左右に遠ざけるように誘導する浸入防止部であって、前記防雨板を前記フロントパネルに向けて突出させて形成された浸入防止部を有することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、箱状のケース内に燃焼部とこの燃焼部の燃焼制御を行う制御部とが収容され、燃焼部で発生させた燃焼熱を利用して給湯する給湯装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば燃料ガスを燃焼部で燃焼させて燃焼熱を発生させ、この燃焼熱を利用して加熱した湯水を給湯する燃焼式の給湯装置が広く利用されている。給湯装置は、例えば特許文献1,2のように、箱状のケース内に、バーナと、バーナに燃焼用の空気を送る送風ファンと、バーナに供給する燃料を調整する燃料供給部と、燃焼熱を利用して上水を加熱する熱交換器と、燃焼部の燃焼制御を行う制御部等が収容されて形成されている。
【0003】
給湯装置は屋外に設置される場合が多いので、箱状のケースに収容された送風ファンや制御部のような被水による故障や誤作動の虞がある電気部品は、このケースよって降雨時に被水しないように保護されている。ケースは、例えばその内部の機器類のメンテナンスの際に開放できるように、着脱可能なフロントパネルを有する。フロントパネルには、ケース外から送風ファンに空気を供給するための複数の給気口が設けられている。
【0004】
降雨時にフロントパネルの給気口からケース内に導入される空気と一緒に雨水が浸入して、ケース内の電気部品が被水しないように、フロントパネルの後面には防雨板が装備されている。防雨板は、給気口から導入された空気の流動方向を変更させて、空気と共に入り込む雨水を受け止め、落下させる。また、防雨板は、フロントパネルとの間の給気通路に、給気口からの空気を上方に流動させてケース内に導く。これにより、給気口から入り込む雨水は、防雨板を超えてケース内に浸入することなくケース外に排水される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-329356号公報
特開2020-16382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
給湯装置は、熱交換器で熱交換されて温度が下がった燃焼排気を外部に排出するための排気筒を有する。この排気筒は、ケースのフロントパネルに設けられた開口部に挿通されている。排気筒は、高い位置から排出して給湯装置の前方にいる人に燃焼排気が当たり難くなるようにするために給湯装置の上段部に配設されている。それ故、フロントパネルの開口部は、給気通路の上端よりも上方のフロントパネルの上段部に形成されている。この開口部と排気筒との間には、組み立て誤差を許容するために隙間があるため、この開口部から雨水が防雨板を超えてケース内に浸入し、電気部品が被水する場合がある。
【0007】
一方、制御部は、燃焼熱の影響を受け難いケース下部に、防雨板に近接するように配設される。この制御部は通電状態で発熱するので、冷却用の空気が吸気通路から供給されるように、防雨板の制御部に対応する部分に通気口が設けられる。しかし、降雨時にはこの通気口を介して雨水が制御部に到達し、制御部が被水する虞がある。
【0008】
そこで、本発明は、ケースに収容された電気部品が雨水によって被水しないように構成された給湯装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明の給湯装置は、排気筒を挿通させる開口部及びこの開口部よりも下方に給気口を有するフロントパネルを備えた箱状のケース内に、燃焼部とこの燃焼部の燃焼制御を行う制御部が収容され、前記燃焼部で発生させた燃焼熱を利用して上水を加熱して給湯する給湯装置において、前記フロントパネルの後面には、前記給気口から前記ケース内への雨水の浸入を防ぐ防雨板が装備されて、前記フロントパネルと前記防雨板の間に給気通路が形成され、前記防雨板は、前記開口部から浸入する雨水を受け止めて前記給気通路へ流下させるために、前記開口部よりも下方の前記給気通路の出口に形成された雨水導入部を有し、前記雨水導入部は、前記出口を形成する前記防雨板の上端部分を前記フロントパネルから離隔させて膨出状に形成されたことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、箱状のケースに燃焼部と制御部が収容されて形成された給湯装置は、そのケースのフロントパネルに排気筒を挿通させるための開口部と、この開口部よりも下方に給気口を有する。そして、給気口からの雨水の浸入を防ぐ防雨板がフロントパネルの後面に装備されて、フロントパネルと防雨板の間に給気通路が形成されいる。その上、フロントパネルの開口部よりも下方の給気通路の出口を形成する防雨板の上端部分を、フロントパネルから離隔させることにより、膨出状の雨水導入部が形成されている。これにより、給気口からの雨水の浸入を防雨板で防ぐと共に、フロントパネルの開口部から浸入した雨水を、雨水導入部で受けて給気通路へ流下させることができる。従って、ケース内の電気部品が被水しないようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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