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公開番号2025058777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168917
出願日2023-09-28
発明の名称給湯暖房機
出願人株式会社パロマ
代理人個人
主分類F24H 9/20 20220101AFI20250402BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給湯回路と暖房回路とを備える給湯暖房機において、暖房端末からの信号を受ける端子の数を削減することができ、端子数を削減しても暖房端末の動作に問題が生じにくい技術を提供する。
【解決手段】給湯暖房機1において制御装置70は、第1端子101に第1要求信号の入力があり且つ第2端子102に第2要求信号の入力がない場合には、所定の第1温度を目標として熱媒循環路48に熱媒を循環させる。制御装置70は、第2端子102に第2要求信号の入力があり且つ第1端子101に第1要求信号の入力がない場合には、第1温度よりも低い第2温度を目標として熱媒循環路48に熱媒を循環させる。制御装置70は、第1端子101に第1要求信号の入力があり且つ第2端子102に第2要求信号の入力があった場合には、第1温度を目標として熱媒循環路48に熱媒を循環させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガスを燃焼させる第1バーナと、前記第1バーナで生じた排気によって加熱される第1熱交換器と、を備え、外部から供給される水を前記第1熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、
ガスを燃焼させる第2バーナと、前記第2バーナで生じた排気によって加熱される第2熱交換器と、前記第2熱交換器を通すように熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、を備え、前記第2熱交換器によって前記熱媒を加熱し、前記熱媒循環路を介して前記熱媒を複数の暖房端末へと供給する暖房回路と、
前記給湯回路及び前記暖房回路を制御する制御装置と、
を備えた給湯暖房機であって、
第1要求信号の入力を受ける第1端子と、
第2要求信号の入力を受ける第2端子と、
を有し、
前記第1端子は、当該第1端子に接続された第1信号線から前記第1要求信号の入力を受け、前記第1端子から前記第1信号線への信号の出力を行わない端子であり、
前記第2端子は、当該第2端子に接続された第2信号線から前記第2要求信号の入力を受け、前記第2端子から前記第2信号線への信号の出力を行わない端子であり、
前記複数の暖房端末のうちの2以上の前記暖房端末の各々に電気的に接続される各第1分岐線が前記第1信号線に電気的に接続され、
2以上の前記暖房端末の各々に電気的に接続される各第2分岐線が前記第2信号線に電気的に接続され、
前記制御装置は、
前記第1端子に前記第1要求信号の入力があり且つ前記第2端子に前記第2要求信号の入力がない場合には、所定の第1温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させ、
前記第2端子に前記第2要求信号の入力があり且つ前記第1端子に前記第1要求信号の入力がない場合には、前記第1温度よりも低い第2温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させ、
前記第1端子に前記第1要求信号の入力があり且つ前記第2端子に前記第2要求信号の入力があった場合には、前記第1温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させる
給湯暖房機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯暖房機に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給湯暖房機の一例が開示されている。特許文献1の給湯暖房機は、給湯加熱部と暖房加熱部と風呂加熱部とを備える。給湯加熱部は、給湯バーナと、給湯バーナの燃焼排気によって内部を通過する水を加熱する給湯熱交換器とを備える。暖房加熱部は、暖房バーナと、暖房バーナの燃焼排気によって内部を通過する湯水を加熱する暖房熱交換器とを備え、暖房熱交換器と暖房端末との間に暖房循環経路を形成する。風呂加熱部は、給湯加熱部と接続されて浴槽との間に風呂循環経路を形成し、浴槽への湯張りや浴槽内の湯水の追い焚きなどを実行可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-46858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
給湯暖房機では、ファンコンベクタや浴室乾燥暖房装置などの暖房端末が接続され得るが、複数の暖房端末を給湯暖房機に接続する場合には、一般的には、暖房端末の分だけ入力用の端子を確保しておく必要がある。例えば、第1の暖房端末と第2の暖房端末とが接続される構成のものでは、第1の暖房端末からの信号入力用に第1の暖房端末からの入力信号を受ける第1端子群を用意しておき、第2の暖房端末からの信号入力用に第2の暖房端末からの入力信号を受ける第2端子群を用意しておくようにする。このように構成すると、第1端子群に対して要求信号が入力された場合には、その要求信号に合わせた熱媒を暖房回路に循環させるように対応でき、第2端子群に対して要求信号が入力された場合には、その要求信号に合わせた熱媒を暖房回路に循環させるように対応できる。しかしながら、このように暖房端末毎に専用の端子群を設ける構成では、端子数が多くなり、基板や周辺回路の構成も大型化、複雑化しやすいという問題がある
【0005】
本開示の目的の一つは、給湯回路と暖房回路とを備える給湯暖房機において、暖房端末からの信号を受ける端子の数を削減することができ、端子数を削減しても暖房端末の動作に問題が生じにくい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つである給湯暖房機は、
ガスを燃焼させる第1バーナと、前記第1バーナで生じた排気によって加熱される第1熱交換器と、を備え、外部から供給される水を前記第1熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、
ガスを燃焼させる第2バーナと、前記第2バーナで生じた排気によって加熱される第2熱交換器と、前記第2熱交換器を通すように熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、を備え、前記第2熱交換器によって前記熱媒を加熱し、前記熱媒循環路を介して前記熱媒を複数の暖房端末へと供給する暖房回路と、
前記給湯回路及び前記暖房回路を制御する制御装置と、
を備えた給湯暖房機であって、
第1要求信号の入力を受ける第1端子と、
第2要求信号の入力を受ける第2端子と、
を有し、
前記第1端子は、当該第1端子に接続された第1信号線から前記第1要求信号の入力を受け、前記第1端子から前記第1信号線への信号の出力を行わない端子であり、
前記第2端子は、当該第2端子に接続された第2信号線から前記第2要求信号の入力を受け、前記第2端子から前記第2信号線への信号の出力を行わない端子であり、
前記複数の暖房端末のうちの2以上の前記暖房端末の各々に電気的に接続される各第1分岐線が前記第1信号線に電気的に接続され、
2以上の前記暖房端末の各々に電気的に接続される各第2分岐線が前記第2信号線に電気的に接続され、
前記制御装置は、
前記第1端子に前記第1要求信号の入力があり且つ前記第2端子に前記第2要求信号の入力がない場合には、所定の第1温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させ、
前記第2端子に前記第2要求信号の入力があり且つ前記第1端子に前記第1要求信号の入力がない場合には、前記第1温度よりも低い第2温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させ、
前記第1端子に前記第1要求信号の入力があり且つ前記第2端子に前記第2要求信号の入力があった場合には、前記第1温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術によれば、給湯回路と暖房回路とを備える給湯暖房機において、暖房端末からの信号を受ける端子の数を削減することができ、端子数を削減しても暖房端末の動作に問題が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る給湯暖房機の構成を概略的に例示する概略回路図である。
図2は、第1実施形態に係る給湯暖房機と暖房端末との間の電気的構成等を簡略的に例示する説明図である。
図3は、第1実施形態に係る給湯暖房機と暖房端末との間の接続構成を簡略的に例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の〔1〕の給湯暖房機は、本開示に含まれる特徴的技術の一例である。
【0010】
〔1〕ガスを燃焼させる第1バーナと、前記第1バーナで生じた排気によって加熱される第1熱交換器と、を備え、外部から供給される水を前記第1熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、
ガスを燃焼させる第2バーナと、前記第2バーナで生じた排気によって加熱される第2熱交換器と、前記第2熱交換器を通すように熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、を備え、前記第2熱交換器によって前記熱媒を加熱し、前記熱媒循環路を介して前記熱媒を複数の暖房端末へと供給する暖房回路と、
前記給湯回路及び前記暖房回路を制御する制御装置と、
を備えた給湯暖房機であって、
第1要求信号の入力を受ける第1端子と、
第2要求信号の入力を受ける第2端子と、
を有し、
前記第1端子は、当該第1端子に接続された第1信号線から前記第1要求信号の入力を受け、前記第1端子から前記第1信号線への信号の出力を行わない端子であり、
前記第2端子は、当該第2端子に接続された第2信号線から前記第2要求信号の入力を受け、前記第2端子から前記第2信号線への信号の出力を行わない端子であり、
前記複数の暖房端末のうちの2以上の前記暖房端末の各々に電気的に接続される各第1分岐線が前記第1信号線に電気的に接続され、
2以上の前記暖房端末の各々に電気的に接続される各第2分岐線が前記第2信号線に電気的に接続され、
前記制御装置は、
前記第1端子に前記第1要求信号の入力があり且つ前記第2端子に前記第2要求信号の入力がない場合には、所定の第1温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させ、
前記第2端子に前記第2要求信号の入力があり且つ前記第1端子に前記第1要求信号の入力がない場合には、前記第1温度よりも低い第2温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させ、
前記第1端子に前記第1要求信号の入力があり且つ前記第2端子に前記第2要求信号の入力があった場合には、前記第1温度を目標として前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させる
給湯暖房機。
(【0011】以降は省略されています)

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