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公開番号
2025006472
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107291
出願日
2023-06-29
発明の名称
風呂給湯装置
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
F24H
15/196 20220101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】高い入水圧力が作用する場合であっても、機能水生成装置を作動させる際に弁類に作用する圧力を制限可能にすること。
【解決手段】追焚循環通路(4)と、追焚循環通路(4)により浴槽水を循環させる循環ポンプ(5)と、浴槽水を加熱する加熱手段(15)と、追焚循環通路(4)に注湯する注湯通路(3)と、注湯通路(3)に備えられて給湯水の供給・遮断を行うための開閉弁(26)および給湯水の流量調整手段(24)および流量検知手段(25)と、注湯通路(3)から流路切換弁(29)にて分岐されるバイパス通路(30)と、バイパス通路(30)に上流側から順に介装された定流量弁(32)および機能水生成装置(31)とを備えた風呂給湯装置において、機能水生成装置(31)の非作動時に流量検知手段(25)により検出した流量Qが所定の基準値よりも多い場合は、流量調整手段(24)の開度を閉弁側に制限し、検出した流量Qが基準値よりも少ない場合は、流量調整手段(24)の開度を制限しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
浴槽に接続されて浴槽水を循環・加熱するように構成された追焚循環通路と、前記追焚循環通路に前記浴槽水を循環させるための循環ポンプと、前記浴槽水を加熱するための加熱手段と、前記追焚循環通路に給湯水を供給するための注湯通路と、前記注湯通路に備えられて給湯水の供給・遮断を行うための開閉弁および給湯水の流量調整手段および流量検知手段と、
前記注湯通路から分岐されてこの分岐部よりも下流側で前記注湯通路に接続されるバイパス通路と、前記バイパス通路に上流側から順に介装された定流量弁および機能水生成装置と、前記分岐部に介装された流路切換弁とを備えた風呂給湯装置において、
前記機能水生成装置の非作動時に前記流量検知手段により検出した流量が所定の基準値よりも多い場合は、前記流量調整手段の開度を閉弁側に制限し、前記検出した流量が前記基準値よりも少ない場合は、前記流量調整手段の開度を制限しないことを特徴とする風呂給湯装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記機能水生成装置の非作動時に前記流量検知手段による流量の検出は、前記注湯通路に供給される給湯水を加熱する加熱手段が非燃焼状態のときに実行されることを特徴とする請求項1に記載の風呂給湯装置。
【請求項3】
前記機能水生成装置で発生させる機能水を用いて前記追焚循環通路の配管内を除菌することを特徴とする請求項1に記載の風呂給湯装置。
【請求項4】
前記機能水を用いて前記追焚循環通路の配管内の除菌を実行する前に、水又は湯により前記追焚循環通路の配管内を洗浄することを特徴とする請求項3に記載の風呂給湯装置。
【請求項5】
前記流量調整手段の開度の制限は、前記追焚循環通路の配管内の洗浄と、前記追焚循環通路の配管内の除菌の間に実行されることを特徴とする請求項4に記載の風呂給湯装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、風呂給湯装置に関し、特に機能水生成装置を装備する場合に耐圧性の低い機器が水圧で悪影響を受けるのを防止するようにした風呂給湯装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
風呂装置は、浴槽と、この浴槽に接続されて浴槽に給湯したり、浴槽水を追焚きしたりする風呂給湯装置とを有する。風呂給湯装置は、浴槽水を循環・加熱するように構成された追焚循環通路と、前記追焚循環通路に前記浴槽水を循環させるための循環ポンプと、前記浴槽水を加熱するための加熱手段と、前記追焚循環通路に給湯水を供給するための注湯通路と、前記注湯通路に備えられて給湯水の供給・遮断を行うための開閉弁と、給湯水の流量を調整する流量調整手段および流量検知手段とを備えている。
【0003】
前記追焚循環通路の配管内を除菌するためのオゾン水等の機能水を発生させる機能水生成装置を前記注湯通路に介装する技術は公知である。
この場合、実施例の図2、図3に示すように、注湯通路3には、流量調整弁24、流量センサ25、注湯電磁弁26を設け、注湯通路3から流路切換弁29にて分岐したバイパス通路30を設け、このバイパス通路30に定流量弁32と機能水生成装置31と設ける。
【0004】
機能水生成装置で生成した機能水で循環ポンプ5を有する追焚循環通路4a,4bを除菌する際には、流路切換弁29でバイパス通路30を選択し、機能水生成装置31で生成した機能水を追焚循環通路4a,4bに供給する。機能水を生成しない場合は、流路切換弁29で注湯通路3を選択し、注湯通路3を介して注湯を行う。
【0005】
上記の機能水生成装置としては、次のものが公知である。
浴槽の浴槽水を循環可能な追焚循環通路を例えばオゾンガスで消毒する為に、追焚循環通路に微細気泡発生装置を介装し、この微細気泡発生装置にオゾンガスを供給するガス発生装置を設けて循環通路を除菌する液体除菌装置が公知である。
その他の機能水生成装置としては、次亜塩素酸水により風呂装置の配管内を消毒する機器や、銀イオン水により風呂装置の配管内を消毒する機器も公知である。
【0006】
特許文献1には、弁位置を調整することにより流量を可変とする流量調節弁と、給水の流量を検出する流量検出部を有し、その流量検出部が給水中に検出する検出流量に基づいて水圧を推定する水圧推定手段を有する給水装置が開示されている。
【0007】
特許文献2には、給湯流水量をギアモータの弁移動時間によって制御する水量制御弁を備えた給湯器において、ギアモータの弁移動時間と流水量の関係を各水圧ごとに予め設定しておき、燃焼定常運転中に流水量が設定量を越えて変動したとき、ギアモータを駆動して流水量をΔQだけ変化させ、この変化に要した時間から水量変動後の水圧を推定する水量制御弁の初期流水量設定方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第3277104号公報
特開平6-257855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図2に示すように、機能水を生成する場合、バイパス通路30には定流量弁32があるため、入水圧力によらず流量は一定となる。そのため、入水圧力が高い場合は流路切換弁 29や注湯電磁弁26や流量調整弁24に想定外の水圧が作用し、最悪の場合にはそれらの機器から漏水が発生する虞がある。定流量弁32により流量は一定となるため、流量センサ25の検出値により流量調整弁24を動かすことはできない。
【0010】
図3に示すように、機能水を生成しない場合、バイパス通路30に湯水が流れないため、流量センサ25の検出値に基づいて流量調整弁24を調整することができる。
本発明の目的は、高い入水圧力が作用する場合であっても、機能水生成装置を作動させる際に弁類に作用する圧力を制限可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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